【超スーパーカー】

Last-modified: 2024-02-28 (水) 05:21:04

ビルダーズ2

【破壊天体シドー】で作ることが出来る【乗り物】
ストーリー中ではいくつかの段階に分けてビルドし、最初は銀色の金属が剥き出しの四輪車。最終的にパッケージなどに描かれたバッタのようなフロントデザインを持つマシンとなる。
これは虫(Bug)とバギー(Buggy)を引っ掛けている。
設計図で作った段階では【グリムン】から「こんなもん、走るわけねえぜ」と扱き下ろされるが、出来上がった素体をその場で更に改造してあっという間にクルマに仕上げてしまう。
 
直訳すると「とってもすごい、とってもすごいクルマ」という、前作の【超げきとつマシン】に引き続きこれまた身も蓋も無い、ある意味斬新な名称のクルマ。一度聞いたら忘れないその名前は、前作から続く「物作りは出来るが、ネーミングセンスは壊滅的」を表現するネーミングであり、命名に居合わせた魔物たちにさえ「ビルダーとしては一流だが、ネーミングセンスは五流以下」、「超とスーパーは意味が被ってるんじゃないか」と言わしめた程である。オマケに最初のうちは皆名前を言いよどむ。さすがに本人としても口に出すのが恥ずかしかったようだ。
名前もポジションも前作の超げきとつマシンを連想させるが、体当たりではダメージを与えられなくなっている。
その反面、敵を弾き飛ばして無傷で突き進み、加減速やジャンプなどの細かい操作ができるようになり、初期状態でも段差を乗り越えて走るなど、移動手段としての能力は格段に高い。
最終的には、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンのごとく空を飛び、潜水も可能でバリアやレーザー、キャノン砲で武装した、もはやクルマと呼ぶべきかも怪しい、オーバーテクノロジーの塊のごとき超スーパーなカーと化す。
 
搭乗者まるだしのオープンカースタイルにも関わらず、魔物からのダメージを無効にし、ライトを追加することで真っ暗闇での走行も可能になり、最終的には戦いの末に限界を迎え主人公に壊されることを望んだ【キラーG】に託された【マシンハートG】?と5つの【鉄のインゴット】を組み込んだことで空を飛び、レーザーを放つことも出来るようになる。レーザーを利用する場面としては結界を守る【メドーサボール】戦とラスボス戦くらいだろう。レーザーはなぜかピッチ角に関わらず常に水平に発射されるため、対地射撃は困難。ボタンは連打しなくても押しっぱなしで延々と三点射撃が可能。
 
拠点ワープが使えず、ブラックホールがそこらじゅうに浮かぶ破壊天体シドーの探索に欠かせない移動手段でもある。速度が足りないとブラックホールに吸いつけられてしまうことはあるが、それでも吸引力を上回る速度で突破できるため、ダメージ判定があるところまで吸い込まれることはない。とは言ってもそのまま止まってしまうと普通に吸引されて即死するので注意。
破壊天体シドーでは、拠点に戻ってくると自動的に箱舟の船首操縦席下のガレージに移動する。【デスルーラ】した場合も普通にガレージに戻ってくる。
また、クルマをワープ先に指定することも可能で、何処かに置き忘れてきてもすぐ取りに戻れる。
 
クリア後はクルマに乗ったまま【からっぽ島】に帰ってくる。【セルジ】からは機械音とタイヤの音がじじい臭いと言われるが、この発言から意思が消えてもなおキラーGの魂は生きているということを実感できるだろう。
からっぽ島ではブラックホールを気にすることなく大いに乗り回すことができる。とは言え、広い平地がほぼない初期状態の島では、もっぱら飛行モードでの運用となるだろう。思いっきり地上を走行したいなら島を一周できるサーキット的な物を作ってみるのも一興か。
飛行形態なら水中を航行することも可能なので、これまで縁遠かったであろう水中の散策にも便利。深みに行っても【キングマーマン】よりずっと早く移動できるため、逃げながらレーザーでハメてしまう事も可能である。もっとも、たまに息継ぎの為の浮上が必要だが。
破壊天体シドーではできなかったが、乗ったまま拠点ワープすればクルマごとワープ可能。
 
前作同様、操作は人によっては難しい。特にバック時にハンドル操作が反転する仕様は現実の車の運転に慣れた人ほど混乱する。
クルマで遠くの目的地に行く→目的を達成する→拠点に帰還してシナリオ進行の流れが多いので、目的達成後はわざと奈落に落ちて拠点にデスルーラする方が時間短縮できてしまう。
ラスボス戦では操作方法が変化し、それほど複雑な操作を要求されることはないのが幸いといえるか。
 
入り組んだ場所や段差になる場所に駐めておくと、乗った際に前方数個の【ブロック】やオブジェクトを壊してしまうことがある。
別に消滅はせずアイテム化して落ちるだけだが、せっかく作った建築物をうっかり傷つけてしまわないように注意したい。
 
通常、アイテム化ができないので1台のクルマを複数の島で使い回すことはできないが、ビルダーのしょのせっけいずの項目からクルマの設計図を再入手、設置し完成させればクルマを何台でも作ることが可能である。新たに作ったクルマは作った時点から飛行可能。
これを利用すれば、からっぽ島だけでなくモンゾーラオッカムルムーンブルクツリルの各島にも配置可能となっている。
ちなみに、屋根のついていないオープンカーであるため、ムーンブルク島の吹雪地帯を走っているとみるみるHPが減ってしまう。
ワープ先に指定できるのを利用して、好きな場所に置ける【みちびきの玉】代わりに使う事もできる。複数台作った場合もそのすべてにワープ可能になる。
使い捨てにはなるが、【そざい島】でも作成可能で、【かいたく島】にも設置可能。かいたく島には島内へのワープ地点が無いので、作成はほぼ必須と言える。
ただし、一度作成したクルマを削除する手段がないので、無計画な乱造は控えたい。超げきとつマシンと異なりアイテム化は出来ないので、置き場所を考える必要はある。
ちなみに、家具として設置した時はビビッドの【ムード】を持つ。
破壊天体シドーでは主人公だけで組み上げる流れだったが、各島拠点の中で設計図を使えば住人達も通常の設計図同様に製作を手伝ってくれる。ただし、【部屋レシピ】【カタマリ】と違い、初製作時のボーナス【ビルダーハート】は生まれない。
 
なお、【勇者のはた】を使って仲間キャラクターを集めておくと全員が乗り込もうとするが、ある程度以上の人数を引き連れた状態だと搭乗人員の限界を越え、残りは地上に置き去りとなる。空飛ぶクルマを走って追いかける姿はなかなか楽しいものがある。また、座席が3席しかないのに10人以上乗り込んだクルマの方もなかなか壮観である。
 
破壊天体シドーでは、大柄な【ごろつき】【アデン】【アークデーモン】)も乗せることになる。
あのアデンの巨体を乗せて「ぴょ~ん」とジャンプできるのだから結構な出力と頑丈さを誇っているのが伺える。
見た目にはいかにも窮屈そうだが、アデン曰く「良い乗り心地」とのこと。
 
前述の通り通常はアイテム化ができないが、完成済みのクルマの1段上にもう1台クルマを造ると、1台目のクルマが2台目のクルマに埋まりアイテム化する。名称はパワーアップの段階ごとにそれぞれ「超スーパーカー」「超スーパーカー改」「超スーパーカーMAX」。
破壊天体シドーではクルマの設計図は1枚しか入手できないが、バグによって設計図を増殖させることにより2台目以降のクルマを造れるようになり、同じ方法で強化前のクルマもアイテム化することができる。アイテム化したクルマも再び設置すればきちんとクルマとして機能するようになり、やはり通常の方法では撤去できなくなる。
 
また、この方法を応用することで、【ババンゴの実】【ペロの石像】などのハンマーもグローブも受け付けない様々なオブジェクトを撤去することが可能。アイテム化するかどうかはオブジェクトによる。
ただし、下手にオブジェクトを消滅させてしまうと最悪ゲームを進められなくなる可能性があるので、くれぐれもセーブはしないように。

ライバルズ

英雄【ビルド】のレベル3ヒーロースキル「破壊と創造」で出すことができる。

コスト6/耐久値2
自分のターン終了時耐久値-1し
正面にいるランダムな
敵ユニット1体に4ダメージ
さらにカードを1枚引き
味方リーダーのテンション+1

コストは重いものの、敵除去+ドロー+テンションアップと至れり尽くせりの効果。
【ジゴック】【アデン】で耐久値を増やしてやると非常に強力。
普通は車の前にユニットは置かれないため、除去できるユニットは1体だけだが、テンションスキルや【塔】から出てくる【ピサロナイト】など、置く場所を指定できないユニットを上手く巻き込んで2体轢けると気持ちがいい。
また、車のある列に相手はユニットを置きたくないため、ウォールを張るのを躊躇わせる効果もあるなどの効果もある。
さらに、出した時のBGMは原作でハーゴン城に乗り込む際に流れていた【敢然と立ち向かう】であり、ビルド君の切り札にふさわしい演出がなされている。
 
実装当初は5ダメージを与える効果であり、また何回再設置してもコストは6のままであった。
そのため、英雄ビルドを採用したリーダー同士の対戦だと、お互いに「スーパーカーで敵ユニットを除去しつつ、リソースを補充する」ループが発生するため、試合が長引き、「車ゲー」「車道バース」などと揶揄される状態であった。ビルド自体がどのデッキでも使える汎用的な性能だったのもあり、環境自体も基本的にビルド一色というレベルであった。
そのため、現在ではダメージが4に抑えられ、再設置するためには8コスト払わなくてはならないような調整がなされ、使用率も落ち着いている。