【お告げのほこら】

DQ4

【ハバリア】～【アッテムト】間にある【ほこら】。
正しくは「海辺のお告げ所」（ゲーム中で地名が語られる）。FC版【公式ガイドブック】では「岬のお告げ所」となっているほか、作中では【せいなるほこら】とも表現される。
FC版では小さなほこらに【シスター】が1人おり、お告げを聞かせるだけ。
【ライアン】はここで探し求めている勇者の姿を教えてもらったらしい。
　
4章では【バルザック】の背後にいる存在などについて聞くことができる。
そしてお告げは以下のように締め括られる。

＊「あせっては　いけません。
　　あなたがたが　ぜつぼうに　うちひしがれた
　　そのときこそ
＊「あなたがたの　たびが　はじまるのです。

なにやら不穏を予感させるこの言葉は、後に待ち受ける不可避の運命を姉妹（とプレイヤー）に暗示しているのだろう。
　
5章で【キングレオ】を倒した後に会いに行くと、シスターは【エスターク】の名前を語る寸前で突然「うっ！」と言い残し死亡(消滅)してしまう。

都市伝説?

「昔FFDQ板で見た話」という前置きで語られているコピペで、FC版ではこのほこらのシスター（コピペの語り手は「巫女さん」と間違えている）が「あすを　いきられない……」という自身の死を予見しているかのようなセリフをしゃべる……というもの。
　
証拠と言わんばかりにこのセリフをしゃべっている映像（画像）も出回っているが、解析の結果「そんなセリフはない」という事が判明し、ただのデマと結論づけられた。
というのもこの手のコラージュは割と簡単に作れるし、そもそもスクショを取れるような余裕のある状況ならこのセリフの後どうなるのかも詳細に知られて然るべきなのだ。
にも拘らずコピペの中ではセリフが流れた途端におびえて電源を切ってしまっており、その後の流れは有揶無揶になっている。
そしてFFDQ版に彼が見た（聞いた）という話はない。
　
まあ解析による確証がある以上「実際にありそうな話」として創作されたネタなのは明白だろうが、FCソフトの独特の雰囲気も影響しているのかもしれない。

リメイク版

内部構造が異なるせいか「お告げのほこら」と改名。
内部が広くなり、【導かれし者たち】を意味する8つの炎（真ん中に勇者を意味するであろう大きな炎とそれを取り囲むような7つの小さな炎）が祀られている。
第四章だと「今は小さな光」とか言われるが、この時点ですでに炎はしっかりと燃えている。
せっかくならDQ6のダーマ神殿のように炎の勢いが変わる演出にしたらよかったのに……。
　
ちなみにFC版ではただ一方的にお告げを告げるだけだったが、第四章では

＊「占い師ミネアよ。
　　あなたには　すでに見えているでしょう。

と言うようになり、その後【仲間会話】をすると【ミネア】自身も

ミネア「そう　とっくに気づいてた。
　　今の　わたしたちじゃ
　　バルザックには……
ミネア「……ううん。
　　なんでもないの。
　　気にしないで　姉さん。

などと言うようになった。
ミネアにも予知能力があることがわかる演出を加えたということだろうが、その割にこの後【オーリン】に待ち受ける運命を全く予知できておらず、実際に会うまで生きていることすらも知らなかったので矛盾している。
FC版だとそもそも未来予知や人探しの類はできず、公式ガイドブックでも「自分達の運命はうつしだせない」と紹介されていたので特に矛盾はなかったのだが…。これに限らずリメイク作品で追加された仲間会話は本編シナリオの設定と噛み合っていない部分がしばしば見られる。
　
シスターはエスターク打倒前に話しかけるとFC版同様消されてしまうが、このイベントを起こさずに打倒後に話しかけると消えることは無くなり、新たなる脅威が生まれようとしていることを語る。
仲間会話での【トルネコ】の弁によれば、彼女は死んだのではなく文字通り「消えた」らしい。
ミネアは「闇の力によって消されたのでは」と推測するが、これが【サントハイム】の人々が消されたのと同じ原理なのかは不明。
　
そう何度も来る場所ではないので自力では気づきにくいだろうが、PS版では移民の出現場所にもなっている。
【ルーラ】に登録されないが、ハバリアからは歩いてすぐなので、ハバリアの宿屋＆教会をチェックしたついでに見にくるといい。
【ミステリドール】は夜にそれなりの確率で出現するが幸い【しりょうつかい】はこの範囲には出てこない。
【じごくのよろい】の痛恨+αで死人が出ることこそあるものの死霊使いと違い全滅を招くことはないので歩いても安心。
また内部マップは【謎の教会】にも流用されている。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。同パックで新登場したカード種、建物の1枚。
占い師（初期リーダーはミネア）専用のレア。

コスト1/耐久7
自分のターン開始時、耐久値-1しデッキの1番上のカードを見て、デッキの1番下に移動させることができる

デッキトップの確認と更新ができる。
コストの偶数/奇数を始めとしたデッキトップを参照する効果を使うときに併用すれば保険になるし、不要なカードを下に送ることで必要なカードの入手を早めることもできる。
状況やデッキに合わせて、的確に更新するかを選択しよう。