【ひるのていおう】

Last-modified: 2023-12-17 (日) 01:32:01

DQ11 (3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】の一つである、呪われし姫君の祭壇の【トロデーン城】にて登場。外見は【デビルウィザード】と同じ。
トロデーンをずっと昼にしていた犯人だが、その手段はというと冒険の書汚しの黒幕から取得した【ラナルータ】を、夜に変わる瞬間に逐一使用するという地味且つ強引な力業。黒幕は昼が続く限り世界を彼のものにするという約束をしたらしいが、もう少し別の方法はなかったのだろうか。
本人はこれを律儀に不眠不休で行っていたのか、あるいは昼の明るさだと眠れない体質なのか寝不足になっているようで、主人公達が話しかけたときはうたた寝をしていた。
話しかけると、「おもてへ出ろ!」と言って戦いを挑んで来て、城門前で戦闘になる。しかし、こいつのいるところは城の4階であり、そこからパーティといっしょに長々としたルートで城を降りてきてると思うとかなりシュール。
撃破後は己の野望が潰えた事を悔やみつつも、終わりのない激務から解放され再び眠れる事に安堵して息を引き取った。
 
戦闘では【メラゾーマ】【マヒャド】【マホトーン】を使ってくる。
マホトーンこそ回復呪文使いにかかると厄介だが、他は単純な呪文攻撃で大した脅威にはならない。ただしなかなかの確率で暴走する点は注意。
おまけにタイミング的に先に戦う事になるであろう【ニセおにいちゃん】よりもHPが遥かに少なく、そちらを倒せたのなら全然苦労しないはず。
上で寝不足になっていると表記したが、こいつは全モンスター中でも珍しい眠りへの完全耐性持ちである。
しかし、それ以外の補助や状態異常は即死以外はおおむね効きやすいので搦め手には困らない。呪文を封じることもできるが、打撃攻撃は意外と強いので注意。
 
自身の最大の特徴であるラナルータも使ってくるが、そのときは「しかし せんとうちゅうは 効果がなかった!」というメッセージが表れ、実際に何も起こらない(つまり【無駄行動】)。
この戦闘は昼間に行われているのだが、ひるのていおうが昼夜逆転で夜に変えようとする理由は不明。時間を支配することで【時を奪う】のように戦況を有利にする狙いだろうか。また、ラナルータは発動すれば自身に強制移動の効果も得られるため、逃げようとした可能性も考えられる。戦闘中に暗くなってきたから唱えたのか、単なるヤケクソか……など、考えれば考えるほど滑稽である。
ちなみに戦闘中にラナルータを使う敵は過去にも存在していた。
更に余談だが小説版ドラクエ5ではドラきちがラナルータを戦闘中に使って、敵の視界を奪う活躍を見せている。
 
名前は【よるのていおう】のパロディであろう。
今作によるのていおう系統は出てこないし、外見も全然似ていないが。