【ケムンクルス】

Last-modified: 2023-04-28 (金) 06:26:41

概要

DQ8に登場するモンスター。
真っ赤な一つ目をした白い毛玉の魔物が、靴に入っているという姿をした魔物。
モンスター大図鑑では「毛玉の魔物が地獄のブーツにとりついた姿」とされていたが、3DS版の公式ガイドブックでは【スキッパー】と同じく「ブーツ型のモンスターに入った毛玉の魔物」とされている。
 
名前の由来は「毛むくじゃら」+「ホムンクルス」だろう。
ホムンクルス(Homunculus)は、ヨーロッパの【錬金術】によって生み出される人造人間で、元々はラテン語で「小人」の意。
某ダークファンタジーコミック兼アニメのボスキャラとしても複数の個体が登場している。ホムンクルスと言えばあちらの方を思い浮かべる人が多いかもしれない。
蒸留器の中に人間の精液やハーブ等を混ぜ入れ、人工的に生成して行くことで誕生すると言われている。
モンスター大図鑑の設定に由るなら、毛玉の魔物がとりついたことで生まれた、ブーツ由来のホムンクルスといったところだろうか。
また、生まれながらにしてあらゆる知識を身に着けているという伝承に則ってか、高度な呪文を使いこなす。
 
色違いにはスキッパー、【ナイトウォーカー】が、亜種に【サンタクルス】がいる。

DQ8

系統最上位種として隠しダンジョンである【竜神の道】(1F)に出る。
それだけあり、かなりの難敵で、【マホトーン】【マホカンタ】【おどりふうじ】でこちらの攻めを牽制する。
それ以外にも攻撃には【イオナズン】、回避率は25%(1の【かげのきし】と同等)と全く隙がない。
おまけに物理攻撃力もクリア前最高である【ギガンテス】とほぼ同等にある。
とは言え、これでも竜神の道の中では最弱クラス。
コイツに苦戦するようでは、この先とても突破できないだろう。
 
倒しにくいが動きを止められることはないので、他の敵と出たら後回しにして、踊り・呪文以外の攻撃手段を準備しておこう。
【ヒャド系】に弱いので【こおりのやいば】を使うと効果的。
手っ取り早く倒したいなら、素早さの高い【ゼシカ】【ふしぎなタンバリン】を使わせて【ジゴスパーク】【ギガブレイク】などを叩き込むといい。
但し、【バギ系】には完全耐性があるので、【グランドクロス】ではダメ。
また、ある程度強くなれば【おどかす】が効く。
おどりふうじは【判断力】による優先順位の関係で普段ほとんど使ってこない。
こちらから誘発するための行動も【ペスカトレ】(耐性により無効)や【ヤンガス】【ステテコダンス】など限られるので、目にする機会は極端に少ない。
 
落とすアイテムは通常枠が【月のめぐみ】(1/32)、レア枠が豪華にも【しあわせのくつ】(1/256)。
【はぐれメタル】と違って基本的に逃げないので、【ぬすっと刈り】で盗む事も可能。
尤も、眠りなどで足止めができない上に、回避率の高さにも阻まれるのは難儀ではあるが。

3DS版

こいつ自身の扱いは何も変わっていないのだが、踊りのエキスパートである【ゲルダ】を連れていると事情が違ってくる。
前述の通り、敵に対して効果のある踊りを使うことでおどりふうじを引き出せるのだが、ゲルダは【扇スキル】でその条件を満たす特技を数多く使うことができる。
一方、ゲルダは【踊り封じ状態】に対し高い耐性を持つため、そうそうめったなことでは封じられない。
しかもこいつはなまじ高い判断力を持つため、こちらの踊り要員が全員踊り封じ状態になるまで執拗にラストダンスを踊ってくる。
つまり戦闘開始時に【波紋演舞】なり【おうぎのまい】なり使えば、2ターンに1回くらいの割合で一手分潰すことが可能になるのだ。
戦闘が格段に有利になるというほどではないが、ようやく一矢報いることができるようになった。
また、こおりのやいばがモンスターからのドロップで量産が可能になったことにより、複数持っていれば弱点を突いて氷漬けにしてやることもできる。