【トラッド】

Last-modified: 2022-04-05 (火) 21:03:28

DQ7

【からくり兵】の襲撃を受けている過去【フォロッド城】の兵士長。元々は傭兵の出。
英語版での名前はPS版ではTrad、3DS版ではGoodwinding。
弟に【ゼボット】がいる。
 
個々の戦闘力でも物量でも勝る【からくり兵】を相手に、ジリ貧に追い詰められていくフォロッド兵。
彼の弟ゼボットが優れたからくり技師であることを知っているのは兵たちの中にもおり、度々協力を仰ぐことを進言したのだが、トラッドはそれを聞き入れようとはしなかった。
 
頑なにゼボットに協力を仰ぐのを突っぱねたのにはもちろんわけがあり、ゼボットが人間嫌いであること、またそうなった理由をよく知っていたからだ。
ゼボットには昔恋人の【エリー】がいたが、当時エリーのお付きの兵だったトラッドと狩りに出かけた際に落馬して死んでしまい、それが原因でゼボットは世を儚んで人との関わりを絶ってしまった。
そのためトラッドは、ゼボットに頼んでも協力を得られる見込みが無いことを知っていたのだ。
 
だが、それでもからくり兵はやってくる。
とうとう【フォーリッシュ】が陥落してしまったことを受け、もはや形振り構っている場合ではないと悟ったトラッドは、配下の兵の独断でゼボットの所にお使いに行っていた【主人公】らを引き連れ、自らゼボットに協力を依頼しに行く。
 
事件が解決した後の彼は王様からの褒美を断っている。
後に彼は「エリーを助けられなかった償いのため国の者すべてを守る兵士長になったが、ゼボットの心を救えなかった」、「私は何をしていたのだろう…」と、兵士長を辞めることになる。
現代では彼の子孫として【アルマン】が登場する。
剣の腕も子孫に受け継がれているようで、辞職後も子供をしっかりと育てたようだ。

余談

前述の通り、ゼボットに協力を依頼しに行く際に一時的に主人公たちに同行するのだが、トラッドは戦闘には参加してくれない。
そしてその直後に起こるフォロッド城への襲撃イベント時にも、何故かゼボットの所に留まっていたため、やはり戦闘には参加していない。
 
【からくり兵団拠点】への突入時には流石に戦っていたが、彼が戦っていたのはエリーの妨害電波を最も近い位置で受けていたからくり兵であった。
そして肝心の【マシンマスター】【デスマシーン】とは一切戦う機会はなく、主人公たちがそれらを倒した後、遅いタイミングで現れている。
 
もっとも、戦いに参加しない【NPC】など珍しくもなく、ドラクエにおける兵士は基本的に無力である。