【フォーン王】

DQ6

【フォーン城】の主。
後述のカガミ姫には「フォーン」と呼ばれており、【グレイス王】と同じく襲名制と思われる。
英語版ではLudwigという名前が付けられた。
　
呪いによって鏡の中に何千年と閉じ込められているフォーン城名物「カガミ姫」こと【イリカ】。
フォーン王はイリカに恋をし、彼女が見世物にされていることを憂いて一般人の見物を禁止。
鏡が安置された地下の一室に（国民が不安になるほど）通い詰め、イリカに寄り添い励ます日々を送っていた。
その一方で呪いを解く方法が分からず苦悩していたが、主人公一行の来訪により状況は一気に進展。
【ラーのかがみ】によって、おとぎ話の魔法使い【ミラルゴ】の実在を突き止め、その退治を依頼。
結果、晴れてイリカの呪いは解かれ、二人はめでたく結婚。
感謝の印として、主人公一行に【すいもんのカギ】を譲ってくれる。
　
イリカ曰く「本来の婚約者の生まれ変わり」らしいので、そう考えれば結ばれるのも必然だろう。
ミラルゴのしつこい求婚に屈しなかった姫と、生まれ変わってようやく積年の愛を掴みとった王。
最後に愛は勝つのである。
　
だが、【国王】のくせにグラフィックが【ランド】と同じタンクトップ姿だったり、イリカを愛するあまり国政を疎かにしたり、おとぎ話をマジになって解釈したり、ゲームがバグってしまったかと思わせるような謎の文字の呪文を唱えたりと、ツッコミどころの多い、ある意味DQらしいキャラでもある。
ミラルゴが実在していたから良かったものの、もしそうでなければ相当に痛いヤツになるところだった。
そしてミラルゴに呪いを解くよう説得させるのではなく、即刻撃滅を依頼してくるあたりもなかなか思い切りが良い。
ミラルゴが死んでも継続する呪いだったらどうするつもりだったんだろうか…。
　
そんな彼だが、リメイク版では晴れて専用グラが用意された（といっても、夢の世界の【レイドック王】の色違いだが）。