【マウス】

Last-modified: 2023-06-16 (金) 22:16:28

DQ5(リメイク版)

仲間になった【おおねずみ】
【今更四天王】の中でも最弱と名高い、残念な仲間モンスター。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/21/321/64

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
PS2版マウスちゅちゅモカカメムラ
DS版

ネズミだからマウス。
しかし、一般的にはマウスは小型のネズミを指し、大型のネズミは「ラット」と呼称されることが多いので、「おお」ねずみの名前としてはなんか微妙である。
仲間としての実力は、小型のネズミ相応のものと言わざるを得ない。

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期15025355206200
最大30120957350802000481427

耐性

強度属性
無効マホトーン、マホトラ
強耐性(なし)
弱耐性(なし)
無耐性メラ、ギラ・炎、イオ、ヒャド・吹雪、バギ、デイン、ザキ・麻痺、ラリホー、メダパニ、マヌーサ、ルカニ、メガンテ・体当たり、毒、休み

解説

幼年時代に出現するモンスターだが、当然その段階ではモンスターを仲間にできない。
青年期前半には出現せず、仲間にできるのはなんと青年期後半の【ボブルの塔】周辺までお預けになる。
その加入時期のトロさから俗にいう【今更四天王】の一匹である。
ちなみに、今更四天王の中でも、加入時期が最も遅いのがこのモンスターである。
 
それでいて、初期ステータス・成長テーブルは序盤加入の【ドラゴンキッズ】のものをほぼそのまま流用している。
そのため、最大レベルまでに必要な経験値もドラゴンキッズと同じ。ちなみに今更仲間のガップリンは51819、おばけキャンドルは255774で最大レベルに達する。
序盤モンスターの経験値テーブルを使っているのでLv10あたりまでは簡単にレベルアップするが、パラメータはドラゴンキッズとほぼそっくりそのままなので全然強みにはなっていない。
一応流用元のドラゴンキッズと比較すると身の守りは最後にひと伸びして僅かに上になるが、耐性も特技も遥かに劣っている。
マホトーンとマホトラに完全耐性があるが、そもそも呪文も覚えなければMPも0なので全く意味がなく、実質的に全ての属性に対して無耐性である。
序盤からしっかり育ててきたドラゴンキッズが力不足になって引退するような時期にLv1で加入して、育ててもその性能がドラゴンキッズの劣化コピーということで、当然ながらお話にならない。
 
そして頑張って最大レベルまで上げたところで、【ミルドラース】第二形態の痛恨(215ダメージ)一発で轟沈する程度の最大HPしかない。
一応、ランダム成長が上振ればHPは最大で227まで伸びるので、一発はギリギリ耐えれるかもしれないが、いずれにせよ終盤で戦うには力不足なステータスである。
PS2版ではランダム成長が下振れて、レベル30での最大HPが200未満になる可能性もある。
 
特技に至っては、後半加入なのに【たいあたり】だの【ひのいき】だの冗談としか思えない劣悪なラインナップ。
イメージに合わないひのいきをドラゴンキッズから流用しているのがヒドい。流石に変えてもよかったのではないだろうか…。
一応状態異常がウリなのだろうが、今作にどくやマヒが通るボスは一体もいない。
同じ異常撒きにしても、ラリホーマが使えるためにエスターク戦に引っ張り出される【ガップリン】とは雲泥の差がある。
 
【装備グループ】【ドラキー】【ダンスニードル】と同じで、【序盤3強】に名を連ねる【ばくだんベビー】【おばけキノコ】も属しているグループ。
すなわち青年時代前半ならばそこそこ装備品が揃っているが、中盤以降は急激に減少してしまうグループである。
ボブルの塔周辺で初めて仲間にできるこいつに、有用な装備品などほぼ無い。
防具は通常入手できる物に限れば【ぎんのむねあて】【うろこのたて】【グレートヘルム】が最強装備となる。
スマホ版配信限定アイテムの【ドラゴンローブ】を除けば、耐性のある防具は一切装備できない。
なお、加入時期においては防具のラインナップがドラゴンキッズとほぼ同じで、盾を装備できないドラゴンキッズに対して、こちらは無耐性で守備力7のうろこの盾を装備できるだけなので優位性はほぼ無いに等しい。
あちらが装備できる【こおりのやいば】を装備できず、代わりに猛毒の追加効果がある【あくまのツメ】が最強武器なことに哀愁を感じる。そこまで猛毒にこだわりがあるのか。
【ほのおのブーメラン】も装備できるが、リメイク版ではバイキルトの仕様変更で価値が暴落したので、これを最終武器にしても到底活躍は見込めない。
 
褒められる点は仲間加入率程度で、それ以外は最大レベル・ステータス・耐性・特技・装備・加入時期と全てが欠陥しかないと言っても過言ではない。
その圧倒的な弱さは他の今更四天王程度では相手にならず、公式がわざとやってる強豪中の強豪相手でも余裕で張り合える。
正規プレイで仲間になったところで使い道なんぞあるハズもなく、大抵の場合は即預かり所行きとなるか、プレイヤーによっては加入を断られてさびしそうに去っていく
 
一応、正規プレイではないもののPS2版の【オープントレイ技】を使えば幼年時代から仲間にすることが可能で、上述の通りパラメータが序盤のエースであるドラゴンキッズと同等なのも相まって普通に強い。
こちらではドラゴンキッズよりも加入が早く、序盤加入ということで装備グループの特性も活かせる。
正規プレイとは比べ物にならないほど役に立つため、バグ技ありきながらようやくその真価が発揮できたと言える。
オープントレイ技でも微妙と言われる【おばけキャンドル】【ゴースト】よりは救いがあるかもしれない。
正規プレイやDS版以降では役立たずだが、どうしても使いたければ種や木の実を注ぎ込んで【ドーピング】してあげよう。
 
ちなみに、この装備グループは【けがわのマント】を装備することができる。
装備させたその姿を想像すると、実力の低さも含めてまさに【怪傑大ねずみ】のイメージになる。
【チウ】と名前をつけてあげたプレイヤーもいたかもしれない。