DQ5(リメイク版)
PS2、DS版DQ5における仲間になった【ゴースト】。
Lvは99まで上がり、強力な呪文も覚えるので、【今更四天王】の中では成長の見込みはあるのだが……。
仲間になる確率
一匹目 | 二匹目 | 三匹目 |
---|---|---|
1/2 | 1/64 |
仲間になったときの名前
一匹目 | 二匹目 | 三匹目 | 四匹目 | |
---|---|---|---|---|
PS2版 | ドロン | バケル | れいれい | ハルさん |
DS版 |
ドロン(ドロンと現れる)、バケル(お化けだけに)、れいれい(霊)と幽霊らしいネーミングが名を連ねる。
覚える呪文・特技
ステータス
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 1 | 16 | 7 | 9 | 15 | 10 | 10 | 0 | 0 |
途中 | 20 | 60 | 70 | 40 | 25 | 31 | 84 | 43 | 40135 |
40 | 105 | 95 | 72 | 43 | 57 | 209 | 68 | 675887 | |
最大 | 99 | 210 | 200 | 150 | 70 | 90 | 500 | 110 | 7975987 |
耐性
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | ザキ・麻痺、マホトーン、マホトラ |
強耐性 | (なし) |
弱耐性 | ラリホー、マヌーサ |
無耐性 | メラ、ギラ・炎、イオ、ヒャド・吹雪、バギ、デイン、 メダパニ、ルカニ、メガンテ・体当たり、毒、休み |
解説
SFC版では仲間にならず、PS2版以降のリメイクにあたり新たに追加された仲間モンスターの一種。【ジージョの家】周辺で仲間にすることが可能。
ゴーストには幼年時代の【レヌール城】内部でも出会えるのだが、その時点ではモンスターを仲間にすることができないためお預け。
リメイク版ではジージョの家周辺にこいつを含むレヌール城のメンバーが出現するようになったが、青年期後半にならないと来られない。
そんなわけでついたあだ名が【今更四天王】。
ゴーストのイメージ通りに【なめまわし】、【ラリホー】、【メダパニ】を覚えてくれる他には呪文は【メラ系】を全て覚えるが、ギラ系はギラしか覚えない。
リメイク版追加仲間モンスターではよくあることだが、強力な特技を覚えるのが物凄く遅い。
メガザルもメラゾーマも習得のタイミングはかなり遅く、しかも苦労して覚えさせたとしても終盤以降の打撃偏重に押されて役立たず。
メラゾーマのLv65も大概だが、メラミもLv30と今更なタイミングで覚える。今更四天王の鑑。
ちなみに、今更友達の【おばけキャンドル】は約1/6の経験値でメラミを習得する。
また、なぜか【しのびあし】を覚える。確かに足音を立てずに移動するのは得意そうではあるが、そもそも足ないじゃんこいつ……。
とはいえ、貴重なしのびあしを覚えることは素直に評価してもいいだろう(他に覚えるのは【サンチョ】のみ)。
ただしこれはPS2版ではなぜかダンジョンで無効化されるので、探索要員として期待するならDS版以降となる。
【くちぶえ】や【とうぞくのはな】なども覚えるサンチョを差し置いて、こいつを使うかと言われると微妙。
初期ステータスはなぜか敵のときよりも一回り弱く、実は力以外は【ドラキー】と全く同じであり、成長テーブルもほぼそのまま流用している。
ステータスの特徴はドラキーと同じで、すばやさ以外は全体的に低く、レベルを40まで上げてもHP200程度にしかならない。
青年時代後半にもなると、強力な仲間モンスターが揃ってきて、さらに【男の子】と【女の子】まで加わってスタメン枠の争いは熾烈を極める。そんな時期にこの性能では、どんなに愛を注いでも起用は厳しすぎる。
【装備グループ】は【まほうつかい】や【エンプーサ】と同じで、武器は杖系の物を主流とし、一部の鞭も扱うこともできるが、そもそも力の低い彼の打撃に期待するのは間違い。
かと言って呪文の方は、加入直後は今更メラやギラしか使えないので話にならず、結局は貧弱な力でムチを振り回すことになる。
基本的には補助呪文がウリになるがMPも低く、魔法使い系の装備グループゆえに【しあわせのぼうし】も装備できないのがつらい。
SFC版では【やまびこのぼうし】を装備できたグループなので、これがリメイク版でも残っていれば山彦メラゾーマで強力なアタッカーになれたかもしれないが……。
耐性面では、【スライム】やドラキーと同じく敵の時に全く呪文が使えないため、マホトーン、マホトラ系への完全耐性を持つのが強みだが、青年時代後半にそんなことしてくる敵はほとんどいないので関係ない。マホトラとか関係なく普通にしていてMPが足りない。
また、攻撃呪文・特技には滅法弱い点もスライム・ドラキーと同様。
一方で、オバケだからなのかザキ、麻痺系にも完全耐性を持っている点については、スライム・ドラキーに大きく勝るポイント(あちらは無耐性)。
加入可能時期直後は、【シャドーサタン】の【ザキ】や【エリミネーター】の【みなごろし】が怖い時期なのでその点ではありがたい。HPが低すぎて普通の打撃で殴り殺されるとか言わない。
通常プレイにおける戦闘での活路はメダパニになるだろう。
習得レベルは15と比較的早く、加入後わずか13353ポイントの経験値で早々に覚えてくれる。
それなりに高い素早さから繰り出すメダパニは強力で、耐性面で同じメダパニ使いのスライムに勝るので、MP回復アイテムを潤沢に準備すればその一点で頑張れるかもしれない。
ただ、加入後にある程度腰を据えてレベルを上げなければ、素早さも並み以下で到底スタメンには耐えられないが…。
なお、ライバルは加入時期が近く習得特技がほぼ上位互換で、同時期のパラメータの点でも負けている【ミニデーモン】。おまけに装備まで似通っている。
メダパニは【おどるほうせき】や【ミステリドール】など使い手が割と多く、メダパニ1本だけで行くのは厳しい。
一応は加入率の高さで優位に立てるが、ミニデーモンが首尾よく仲間になっていた場合はゴーストにお呼びがかかることはまずないだろう。
以上のように、通常プレイでは全くといっていいほど使えないので、今更四天王の一角として名を連ねているものの、最終的にLv99まで成長し、根気良く育てれば一応メガザルやメラゾーマを覚えてくれる。
最後まで育てれば、各種ステータスはスライムに勝るとも劣らない高さになるのだが、ドラキーと同じく突出したものがなく、攻撃特技もメラゾーマ1本では、嫁の下位互換と言われても仕方がないレベル。
一応、デボラを嫁にした場合は人間キャラにメラゾーマの使い手がいないのだが、それでも覚えるレベルがあまりにも遅いことを考えると使いにくい。そしてそもそもMPが低い。
これなら多少仲間にしにくくても【メッサーラ】を仲間に加えた方がいいだろう。
唯一攻撃力だけは【ビアンカ】・【フローラ】に勝っている(【デボラ】には僅かに劣る)が、最強武器が【グリンガムのムチ】止まりのため【はかいのてっきゅう】を使える仲間には敵わず、結局ドラキーと同じくLv99まで上がるわりに中途半端な性能という評価に落ち着く。
ただ、あくまでコイツの欠陥は「仲間になるのが遅すぎる&戦力として完成するのが遅すぎる」「終盤は打撃偏重なのに呪文主体」という点が大きく、最終形態まで育て上げた時の戦闘力自体は決して低くはない。
特技・ステータス・耐性自体はそれなりなものにはなってくれるため、育て上げれば「今更四天王」の中では比較的まともに運用はできる方である。
ライバルの方が使い勝手が良く早期に仲間になるからこそ「今更四天王」の評価は覆らないのだが…。
ちなみにモンスター大図鑑には「仲間になれば頼もしい」と推奨されている。
SFC版DQ5の公式ガイドブックでの【モンスターじいさん】の解説にも言えるが、この手の公式書籍の記述とプレイヤーの実感は乖離していることがしばしばある。
オープントレイ技を使用した場合
【オープントレイ技】を用いればレヌール城をクリアするまでの間に仲間にすることが可能。
スライムやドラキーと同時期から一緒に加入させられるので、じっくり育てることができる。
……といっても他の今更四天王と異なりパラメータは(大器でもないのに)晩成型であるため、わざわざこいつを使うくらいなら他三名を仲間にした方がいいのだが。
中盤までエースになれる【おおねずみ】や【ガップリン】は元より、この2名よりやや落ちるという評価の【おばけキャンドル】も初期能力の高さと装備の豊富さの分だけドロンよりは戦えるのでよほどマシである。
他者との比較を抜きにしても、ドロンはよりによってHPの成長率が非常に低い(LVカンスト間際でようやくスライムやドラキーに追い付く)上に【みずのはごろも】入手までロクな防具がないので、耐性の無さも補えずとにかく死にやすいのが痛い。
攻撃面では【モーニングスター】が買えればそれなりにマシになるのだが……。
バトルスキャナー
2016年9月1日~闇の覇者・竜王編終了までにアプリで配信されている「戦斧竜の地図」に登場するゴースト。
技はゴーストと同じだが、ステータスはHP:263、ちから:137、すばやさ:166、かしこさ:76、みのまもり:103とゴーストより少し高い。
これから本作を始めるプレイヤーは入手したほうがいいだろう。