【うろこのたて】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:53:53

概要

DQ4以降に登場する盾。
後述の通り、性能・価格はDQ4~8を通じて常に守備力7、180Gと非常に安定。DQ6・7におけるかっこよさも4で共通。
【かわのたて】に毛の生えた程度の守備力だが、登場時期がそれなりに早く、コストパフォーマンスも良好であることが多い。
また、戦士系のみならず魔法使い系のキャラもこれは装備できることが多い。
一部のキャラはこれ以上強い盾を装備できないといった事情もあり、それなりに日の目をみる盾。
これ以降は【てつのたて】など、目に見えて強い、そして高い盾が現れるので、戦士キャラは節約して皮の盾を使うか、少しでも強化しておくかの選択を迫られる。
 
なお、現実にもスケイルアーマーといった「鱗」の名前を持つ防具は存在するが、これは生物の鱗ではなく、金属片を鱗状に貼り付けた様を指してのものである。
 
ドラクエの場合、作品や書籍によって「生物のうろこ」と「うろこ型の金属」が混在しており、設定が統一されていない。
一方の【うろこのよろい】は生物の鱗でほぼ統一されており、同じ「うろこの○○」なのに素材は全く別という場合もしばしば。
公式ガイドブックでは、「緑色の鱗状のパーツが多数重ね合わされているヒーターシールド」というデザインが一般的である。

DQ3(リメイク版)

守備力12で価格は600G。【勇者】【戦士】【僧侶】【賢者】【盗賊】【商人】【遊び人】が装備可。
【カザーブ】【アッサラーム】で鉄の盾のかわりに売られるようになり(守備力もFC版の鉄の盾と同じ)、鉄の盾は【イシス】に先送りになった。
鉄の盾を装備できない僧侶、盗賊、遊び人、賢者でも装備できる。
この作品のみ、なぜか【せいどうのたて】よりも強く、買えるタイミングも遅い。
コストパフォーマンスに優れ、装備者も多いので【まほうのたて】を買い揃えるまではお世話になるだろう。
 
時期的には必要ないが、【ジパング】のタンスの中にも入っている。
ただしタダで手に入る盾がこれ含めて4つしかないので、買い物禁止の【縛りプレイ】をしているなら最後まで使うことも。

DQ4

守備力7で180G。
前作の【せいどうのたて】に差し替わる形で初登場。
【アリーナ】【マーニャ】以外は全員装備可。
NPCの仲間キャラ【オーリン】【ホフマン】も装備している。
 
【バトランド】【イムル】【砂漠のバザー】【エンドール】【ハバリア】【ブランカ】で販売。
1章の、【湖の塔】の宝箱からも入手できるが、既にイムルで鉄の盾を買っている人には捨てられてることもしばしば。
ただし性能差はそこまで大きくないため、お金は【てつのよろい】に注ぎ込んで盾はこちらで間に合わせるのもあり。
 
4章ではこれが【ミネア】が装備できる最高の盾になる。
【ブライ】に至ってはこれを超える性能の盾が【はぐれメタルのたて】しか存在しない。カジノで稼いだか否かによって、ブライの守備力に大きな差が発生することになる。
 
敵では【メタルスコーピオン】がドロップする。

リメイク版

【アッテムト】の町の中でも拾えるようになった。
【コーミズ】で皮の盾が拾えることや、マーニャが装備できる盾は4章には存在しないこともあって、この章では盾自体を購入する必要が無くなったと言える。
 
また上位の鉄の盾が強化されてブレス耐性を得たため、そちらを買えるようになったなら思い切って買い換えた方がいいだろう。
1章のライアンも章ボスがブレス攻撃を行うので、節約のつもりで鉄の盾を買わずに鱗の盾を使うのはあまり推奨できない。
 
今回もブライにとっては準最強の盾。最強のはぐれメタルの盾が一品物と化したため、うろこの盾がブライの最終装備となる可能性はFC版よりも高い。
 
【トルネコ】鑑定させると、皮の盾に鱗を貼り付けたモノがコレであることがわかる。

DQ5

守備力7で180G。
装備可能者はワンランク下の【かわのたて】と完全に被っており、人間では【デボラ】以外全員装備可。
青銅の盾よりも弱く、非力な女性でも装備できる盾という立ち位置。
また、仲間モンスターでもラインナップが特殊なスライム系の【装備グループ】を除けば、盾の類が装備できるモンスターは全員がこれを装備可能。
 
【ビアンカ】【フローラ】、及び【ドラキー】の装備グループはこれより強い盾を一切装備できないため、最後まで装備しっぱなしである。
ビアンカの場合、幼年期に使っていた盾がそのまま最後の盾となってしまう。
また【まほうつかい】の装備グループは貴重品の【ダークシールド】【女の子】は終盤の【みかがみのたて】が手に入るまではうろこの盾に頼ることになる。
このため性能の低さの割には、大抵のプレイヤーが長きに渡ってお世話になる。
 
ちなみにデボラは【フラワーパラソル】が最強(かつ唯一)の盾となるが、うろこの盾との性能差はたった守備力1ポイント。
このため盾に関しては他の嫁候補二人との差はほとんど存在しない。
 
敵では【ガスミンク】が1/16と割と高確率でドロップするが、やはりウロコ要素は皆無。大して高価でもないが、この時期は何かとお金が掛かるし、使い回しも効くのでありがたくいただいておこう。

DQ6

守備力7で180G。かっこよさ+4。
男キャラは全員装備可。時期的に利用するのは【主人公】【ハッサン】のみ。
一方で女性陣が装備できなくなったため、【バーバラ】【ミレーユ】は中盤以降まで盾枠を持て余すことになる。
【シエーナ】【マルシェ】)、夢の世界の【レイドック】【サンマリーノ】で販売。
 
シエーナの町で【とうぞくのかぎ】を買うと、町中で入手できる(SFC版のみ)。
ハッサンは初期装備で【かわのたて】を所持しており、さらに少し後の【川の抜け道】【せいどうのたて】も入手できるためうろこの盾を店で買う必要はほとんどない。
リメイク版ではマルシェでの無料入手はできなくなったので、【試練の塔】攻略に向けてこれか皮の盾を買っておきたい。
 
【アモール】【トルッカ】【てつのたて】が売っているのでここで用済みとなる。
男性キャラは後で加入するメンバーも含めて全員が青銅の盾以上の盾を装備可能で、これを残していても【ファーラット】(SFC版のみ)にあてがうぐらいしか使い道はなく、後でアモス邸のタンスにも入っているので序盤に入手したものはさっさと売却してしまおう。
【チャモロ】の生死はパーティの生死に直結するのでこれではなく青銅の盾を持ち越したほうがいい。
アモス本人の初期装備は【てつのたて】なので、こちらは予備だろうか。
 
敵では盾を持った【ビッグフェイス】【さまようへいたい】がともに1/64の確率でドロップする。前作に比べると狙うのは厳しい確率となっている。

DQ7

守備力7で180G。かっこよさ+4。
現在・過去の【エンゴウ】でのみ販売。
また、3DS版では過去エンゴウ地方のフィールド宝箱でも1つ手に入る。
 
【ガボ】【マリベル】以外の全員が装備できる。
引き続き女子供には装備できない盾のようだ(【アイラ】は女性だが戦士タイプでもっと重い物を持てる)。
時期的には【主人公】【キーファ】に買い与える事になるだろう。
 
性能の割に安価なので、次の青銅の盾を飛ばして鉄の盾が出てくるまで使い続けるのもいい。

DQ8

守備力7で180G。
全キャラ装備可能。どう考えてもこれより軽いであろう【おなべのふた】や皮の盾が人を選ぶというのに、不思議な話である。
【リーザス村】【ポルトリンク】【船着き場】で販売されている他、【リーザス像の塔】の宝箱にも入っている。
敵では【くびかりぞく】(1/64)、【エビラ】(1/256)、【ポグフィッシュ】(1/32)がレア枠でドロップする。
他の二種はともかく、なぜウロコ要素もなく防具も携えていないエビのモンスターがこんなもんをドロップするんだろう…?
エビが落とすならそれはウロコではなく殻の盾ではなかろうか。
 
購入可能になった時点では拾いものの皮の盾やおなべのふたで頑張っている頃だと思うので、リーザス村に着いたら人数分買ってやろう。
リーザス像の塔で拾えるものは【ゼシカ】にまわせばよい。
船着き場で【せいどうのたて】を錬金した後でも、一つは【ククール】の初期装備に、一つは【ヘビ皮のムチ】の材料にできるので売ったりしないように。
 
皮の盾+【竜のうろこ】の錬金でも作れるが、すさまじく無駄である。

DQ9

守備力は5で150G。盾ガード率は0%。【セントシュタイン城】【エラフィタ村】で販売。
 
また、うろこの盾1つと【べっこう】1つで錬金すると【こうらの盾】が、うろこの盾と【うろこのよろい】【へびのぬけがら】を1つずつで錬金すると【ハードスケイル】が手に入る。
前者は周辺にべっこうを落とす敵が出現する【ベクセリア】で普通に買えるので不要。
後者は抜け殻を得るためにそれなりに強い【ウィングスネーク】を狩る必要があるが、セントシュタイン周辺で材料が揃えられるため狙う価値はそれなりにある。
 
敵では【はにわナイト】が1/32の確率でドロップする。

DQ10オフライン

【出身村】にて180Gで購入することができる。
皮の盾より盾ガード率は高い(1%)が、守備力、みりょくはそれぞれ1で変わらないという性能。
オンライン版の名残で、ふしぎな鍛冶での作成はできない。

DQ10オンライン

レベル7より装備可能。
皮の盾共々防具鍛冶で生産できないので、金属が使われていないのかもしれない。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【主人公(DQ11)】【セーニャ】【シルビア】【グレイグ】が装備可能。
うち直しに必要な宝珠は3個。

-+1+2+3
守備力78910
盾ガード率5%

【デルカコスタ地方】(キャンプ)、【荒野のほこら】【ホムラの里】【ホムスビ山地】(キャンプ)、【ダーハラ湿原】(キャンプ)にて180Gで売っている。
【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【うろこで作ろう】に記載。
必要な素材は、【どうのこうせき】x1+【小さなうろこ】x1。
 
レシピ入手時点での主人公の最強装備が片手剣の【せいどうのつるぎ】であり、同レシピで作れる【うろこのよろい】を作ってもまだこれを作るだけの素材は残っていると思うので、ひとまずの装備として作る人は多いだろう。
よほど手順を間違えなければ最序盤の鍛冶でも+補正値は付くので、後に強い両手剣に切り替えるまでは十分に役に立つ。
また片手剣勇者でも【ダーハルーネの町】【てつの盾】を買うか、あるいは【ゴールドトレイ】を作るまで愛用することになる。
 
ちなみに序盤から同じく盾を必要とするセーニャの場合、加入時にはほぼ同じスペックの【シルバートレイ】が1つ手に入っているため、特にこだわりがなければ改めてこれを作る必要はなく、もちろん店で買う理由もない。
その一方でダーハルーネの町に向かう道中のダーハラ湿原で再び市販されているが、この時は盾装備ができるシルビアが加入した直後。
ムチ装備なら別だが、元々持ってたうろこの盾を売ってしまった、あるいは小さなうろこを切らしている場合は、そのまま店買いして買い与えてもいいだろう。
上記のようにダーハルーネの町のゴールドトレイが手に入るまでの短い期間だが、ダーハラ湿原を抜けて即売りした場合でも実質90Gの出費しかしないため、強敵の多いダーハラ湿原内をより安全に進むための必要経費と割り切れば十分安い。

トルネコシリーズ

本編に準じて守備力はそれほど高くないが、力を下げる毒を防ぐ能力がある。
なおこちらでは金属で作られた鱗なのか、普通に錆びる。
トルネコ3以降はリストラされたが、少年ヤンガスでは【こうらの盾】が毒を防ぐ能力を受け継いでいる。
 
【風来のシレン】シリーズにも逆輸入され、『風来のシレン2』などに登場している。
『アスカ見参』ではあらゆる力の低下を防げるようになり、トルネコシリーズ以上に活躍する人気盾となっている。

トルネコ1

【おばけキノコ】の毒攻撃でちからが下がらなくなる。
説明を見ると「おばけキノコの毒をはねかえすぞ。」と書かれているが、跳ね返して反対におばけキノコを状態異常にしてやる……なんて効果はなく、あくまでも防ぐだけ。
DQ3以前の本編作品で毒の息が外れた場合に「どくをはねかえした!」というメッセージが出るのとコンセプトは同じだろう。
 
おばけキノコが出現する4階~12階では、装備していると安心できる一品。
おばけキノコを一撃で倒せるようになったらあまり必要ないが、攻撃ミス→特技使用という可能性もあるので、心配な人は事前に装備しておくといい。
 
【毒けしの指輪】と違って、防ぐのは【おばけキノコ】の毒だけなので注意。
【毒矢】【ミステリードール】等の毒は防いでくれないので、もっと守備力が高い盾を持っているなら、キノコの登場する12階を過ぎたら捨ててしまっても良い。
 
ちなみに、トルネコ1のゲーム中のドット絵ではメタルキングの盾に似た外見で、とても鱗状には見えない。

トルネコ2

キノコの毒のほか、【毒矢】の毒も防ぐようになり、重要度が増した。
しかしストーリー前半では、【おばけキノコ】の出現ダンジョン(【墓場のダンジョン】【迷いの森】)とコレを拾えるダンジョン(【火吹き山】【トロ遺跡】)が噛み合っていないため、不思議のダンジョン解禁までだとこれの効果を実感できる機会は少ない。
後半では守備力の高い盾に合成するのが普通なので、この盾自体の出番は少ないだろう。
ただ、他の盾に合成して能力を使える機会が増えたと考えれば、前作より活躍できる存在になったと言える。
 
注意点として、【ミステリードール】系の力の最大値を下げる攻撃や、【毒草】【くさったパン】などによる力の低下は防げない。
とはいえ普通に冒険をしていれば不意に毒矢の罠を踏むことがある一方で、ミステリードール系の技は元々防ぎにくいものであるし、トルネコ1とは違ってくさったパンを食べる機会が減り、毒草のちから減少値も少ない今作ではこれらの点はそこまで問題になることはない。
そしてダンジョン深層では、ちからと行動速度を同時に下げる毒攻撃をしてくる【マージマタンゴ】や、遠くから毒矢を撃ってくる【どくやずきん】がいるので、【不思議のダンジョン】終盤や【試練の館】でもその能力は役に立つ。
また、【どくよけ】はコレかロトの盾でしか習得できないので、一つは倉庫に確保しておくと良いかもしれない。

ヒーローズ1

守備力は8で、【アクト】【メーア】【テリー】の全員が装備可能。
【キャプテンシールド】【剣士の盾】からは防御力が3ポイントしか上がらないので買うかどうかは微妙なところ。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.202
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格28,000G