【人形よけの指輪】

概要

【不思議のダンジョン】シリーズに登場する【指輪】の一種。
【どろにんぎょう】系・【ミステリードール】系・【キラーマシン】系といった、【人形系】モンスターの特殊能力を無効化する効果を持っている。
いずれも厄介な特殊能力を使うモンスターばかりで、最悪の場合は特殊能力が死に直結するので重宝する。

トルネコ1

買取価格は250G。
入手方法は、シナリオクリア後の【もっと不思議のダンジョン】で拾うのみとレアアイテム。
　
【泥人形】と【ミステリードール】の特殊効果の対策として使用する事になる指輪。
どろ人形のレベル1ダウン攻撃、ミステリードールのHP・力を吸収する特技はとても厄介だが、この指輪があればノーコストで両者の厄介な特殊能力を無効化できる。
ミステリードールは22F～29F・32F～99Fとダンジョンの深層まで延々と出現するので、【証明の巻物】や【さいごの巻物】の入手を目指す場合は、間違いなく必須アイテムになるだろう。
　
もちろん、【奇妙な箱】だけを持ち帰る通常攻略においても重要度は高い。
【とうぞくの指輪】や【ワナ抜けの指輪】と並ぶ、もっと不思議のダンジョンクリアに繋がるキーアイテム。
人形よけは上記の2つの指輪と比べると、出現率が標準的で入手しやすいのも嬉しい。
普段はとうぞくやワナ抜けを装備しておき、泥人形やミステリードールと遭遇した時だけ人形よけに付け替えるといった使い方でも良い。
　
ただし、泥人形が出始める16F以降に到達しないと、当然何の役にも立たず、宝の持ち腐れとなる。
入手したとしても15Fまでに死んでしまったら意味がないので、活かすには16Fまで辿り着けるプレイヤースキルが必要となる。
また、自力での識別が非常に難しいので、積極的に未識別状態の指輪を【インパスの巻物】で識別しないと簡単に判別できない。

トルネコ2

上述の人形系モンスターからの特殊攻撃を無効化する他、キラーマシン系からの2回【連続攻撃】を1回に減らせる様になった。【パペットマン】のレベル2ダウン攻撃も防御可能。
本作の【土偶戦士】はミステリードール系の色違いなので、こいつの吸収光線も防げる。
【ゴーレム】系や【うごくせきぞう】系も人形系だが、こいつらは特技を使ってこないのでこの指輪は意味がない。彼らには【ドールクラッシャー】が有効。
　
新登場の指輪として【透視の指輪】が存在するので前作より重要度が下がったものの、それでも指輪の中では便利な効果を持つ。
【試練の館】では21F以降【メタルハンター】・土偶戦士と延々付き合わされる事になるが、こちらで応戦する場合は透視の指輪の効果でモンスターの位置を計算して先制攻撃を防ぎ、隣接されたら【必中の剣】・【封の剣】＆【印の盾】の効果で確実に封印状態にしてしまおう。
　
入手方法は【不思議のダンジョン】か【もっと不思議のダンジョン】の【ガーゴイルの店】で購入するのみと、結構レアアイテム。
販売価格は20000G、買取価格は10000G。
不要になった場合は【ガーゴイルの店】で売却してしまうのも一考だが、再入手が結構面倒なので他のアイテムと相談して考えよう。
　
余談になるが、【きれいな指輪】はPS版が売20000G、買10000G。GBA版が売20000G、買5000G。
GBA版に限り、きれいの指輪より少し「高価」と言えるかも…。

トルネコ3

販売価格は10000G、買取価格は5000G、印数は2、重さは20。
入手方法はシナリオクリア前では【遺跡の大空洞　北】・【山脈の尾根】で入手できる。
シナリオクリア後では【封印の洞くつ】・【異世界の迷宮】で入手できる。
【不思議の宝物庫】では【発掘】するかガーゴイルの店で購入するか、どちらかの方法で入手できる。
　
どろにんぎょう・ミステリドール系・キラーマシン系・【さそりかまきり】系に対して効果がある。
【どぐう戦士】は【キラープラスター】の色違いモンスターになり、この系統は見た目に反して人形系ではないので、彼らの特技は防げない。
パペットマンは本作でも引き続き人形系ではあるものの、特技がワナ作りに変更され、プレイヤーに対して使う特技ではないので、防げなくなった。
　
一方で、何故か人形系ではない【さそりかまきり】系の連続攻撃も無効にする。
どうやらこの系統の連続攻撃はキラーマシン系と同じ処理が行われる仕様らしく、それらも【公式ガイドブック】に解説されており、のちにGBA版が販売された際においても特に修正されていない。
ただし、さそりかまきり系のもう一つの特技である「草や巻物を切り刻む」特殊攻撃はこの指輪の効果で無効化できないので注意。
　
遺跡の大空洞　北で拾えた場合は、キラーマシン対策として活躍する。
ポポロ編に入った後も、【密林の墓場】の【キラーマンティス】の攻撃も1回に抑えられるので持っておくと心強い。【邪悪な風穴】の【メダパニシックル】にも有効なので、持っているなら是非活用したいところ。
前作ほどではないが、売値が5000Gとかなり高価なので、金策にも役立つ点が嬉しい。
　
ミステリドール系が登場する異世界の迷宮で入手できた場合は、なかなかの活躍を見せる。
【ゲーツゾーン】に出てくるミステリドール、【爆ゾーン】に出てくる【いしにんぎょう】の特技をノーコストで防げるのはこの指輪のみ。
異世界の迷宮では、ちからや最大HPを上昇させる手段が少ないと言うのに、それらを減少させられては後半戦が過酷になってしまう。
ミステリドールは防御力が低いので、ウィンドスピアーを合成していれば一撃で倒すことも可能だが、それでも通路の不意打ちで特技を喰らう可能性はある。
石人形をポポロで仲間にする際にも、この指輪を装備していれば、ステータスダウンのリスクを回避しつつ安全に狩れるようになる。
今作では指輪の合成ができるようになったので、ポポロの場合は【ハラモチの指輪】や【混乱よけの指輪】等と一緒に【合成の壺】で合成するのも手だが、トルネコの場合は武器と盾の合成を優先すべきなので、よほど合成の壺が余っているのでもない限り単独で持ち歩くのが良い。　
　
……と、シナリオ編や異世界の迷宮ではそれなりの活躍を見込めるが、封印の洞窟や不思議の宝物庫ではあまり使い所が無い。
というのも、この指輪が真価を発揮するミステリドール系は、異世界の迷宮と【まぼろしの洞くつ】にしか出現しない。今作の持ち込み可能ダンジョンには、ミステリドール系が一切出現しないのだ。
　
封印の洞窟には、さそりかまきり系とキラーマシン系も一切出てこないので、【どろにんぎょう】の対策にしかならない。
泥人形は必ず眠っている状態で出現し、隣接するまで目を覚まさない関係上、交戦を回避するのは容易。
泥人形はHPが低く、武器が強ければ一撃で倒すことも可能なので、交戦しても特技を滅多に喰らわない。
人形系特効の能力がある【ドールクラッシャー】を合成済みなら尚更である。
　
不思議の宝物庫には、3回連続攻撃を繰り出す【メタルハンター】が出現するが、こいつは35F～40Fという中盤に出現する敵であり、攻撃力自体はさほど高くない。
こいつの3回攻撃に苦戦するような装備では、51F以降の【攻撃・特殊】軍団とまともに戦うことは不可能。
メタルハンターに人形よけの指輪なしで立ち向かえるほどの防御力がないと、深層には到底進めないのだ。
ポポロのレベルが低い内は、連続攻撃をするモンスターを勧誘する際に装備しても良いが、トルネコの場合は盾を強化してしまえばあまり活躍の場が無い。
無意味ではないが、これらのダンジョンでは率先してメインの指輪に合成する価値は低いだろう。