【爆ゾーン】

Last-modified: 2022-05-27 (金) 21:23:45

トルネコ3

【異世界の迷宮】の66~70Fの俗称。出現モンスターは以下の通り。

名前HP攻撃防御EXP出現階層
【リビングハンマー】90443098066F~70F
【ばくだん岩】Lv5126232315066F~70F
【いしにんぎょう】100454580066F~70F
【ブラッドハンド】Lv32617215066F~70F
【だいまじん】Lv6135445156066F~70F
【タマゴロン】610310066F~70F
【メガザルロック】Lv75536219251F~75F
【グレイトホーン】Lv390443330060F~69F
【グレイトホーン】Lv5100543745070F~80F

隣接すればランダムで自爆するリビングハンマー、HPが20未満になれば確実に自爆する爆弾岩、この自爆パターンが異なる2種類の【爆弾系】モンスターが待ち構える。
さらに、高戦闘力のだいまじん・吸収光線で能力値を下げる石人形・アイテム盗みのブラッドハンドと、爆弾系以外にも危険極まりないモンスターがひしめく地獄の5階層である。
3度目の大部屋モンスターハウスが待ち構える階層でもあり、地獄以外の何物でもない。多くのプレイヤーが挫折を味わうことになるだろう。フロア巡回など自殺行為同然で、兎にも角にも【即降り】しかない。階段部屋をいち早く確保することが最優先だろう。
 
HPが100付近あるいはそれ以上のHPを持つモンスターが多く、単純な敵の戦闘力も【悪ゾーン】に匹敵するというのに、自爆やその他の特技まで加わるとなると、命がいくつあってもとても足りたものではない。
【レミーラの巻物】【レミーラの杖】を駆使し、一刻も早く階段を目指そう。階段部屋さえ確保できればその場で経験値稼ぎぐらいは可能だが、こちらの消耗が大きくなる前に降りることを検討しよう。
 
ここは【水がめ】の有無で難易度が変わってくる。爆弾系モンスターは水をかければ封印状態にできる上、爆ゾーンは水路フロアがよく出るため水の補給もしやすい。運良く2~3個の水がめがあれば、水切れはほとんど起こさないはず。
【人形よけの指輪】があれば石人形の吸収光線を防御可能、【ミニデーモンの指輪】もあればブラッドハンドのアイテム盗みを防げるので、多少は安全に進める。しかし、ミニデーモンの指輪は【ガーゴイルの店】【へんげの壺】からしか入手できないセミレアアイテムで、入手できる方が稀である。
【ドールクラッシャー】【ボンバーキラー】もなかなか使える。しかしドールクラッシャーが役立つのはこのゾーンまでなので、【デーモンバスター】【ウィンドスピアー】を差し置いて合成するものではない。
 
アイテムが欲しいのなら階段部屋で【ひきよせの巻物】という手もあるが、どこからモンスターが出てくるかわからない状況で【泥棒】状態になると目も当てられない。やめておいた方が無難。
もし使って「ドロボー!!」の掛け声が無いのに大量のアイテムを引き寄せた場合は、そのフロアにモンスターハウスがあるのが確定なので、出来るだけアイテムを回収して階段に逃げよう。
もちろん、モンスターハウスは開幕でない限り無視が無難。

モンスターごとの対処法

リビングハンマーは隣接するだけでランダムに自爆するため、凶悪極まりない。
見通しの悪い通路で出逢い頭にドーン!放り投げられドーン!殻が割れて即ドーン!【封印の杖】【水がめ】で爆発を封じたい。ただしこいつは通常攻撃も結構強いので、封印した場合は殴り倒されないように。
経験値は980とそこそこ貰えるが、自爆されると経験値が貰えないのでおいしくない。
 
爆弾岩は、HPが19以下になると確実に自爆する。
しかしリビングハンマーと異なり、与えるダメージさえ工夫すれば爆発を防ぐことができる。
HPが20~30の間になれば動きが停止する。武器を外して素手で殴ったり、矢などを用いてHP調整したい。
トルネコの場合は固まって動かなくなったら、そのまま放置すれば自爆に巻き込まれることはない。言うまでもなく、通路や部屋の出入り口付近など通行の邪魔になる場所で戦わないこと。
水がめさえあれば非常に安全に倒せる。封印してしまえば、爆弾岩のHPを気にすることなくそのまま殴り倒せば良いだけだからだ。これなら戦う場所に気を遣う必要もない。
 
いしにんぎょうは特技も危険だが、ステータス自体も高い。
ウィンドスピアーとドールクラッシャーが弱点なので、2発で倒せる攻撃力が欲しい。
一撃で倒すには「浮+人形印」の合計が3~4つ必要なので現実的ではない。人形よけの指輪があれば吸収光線を防げるため、【マヌーサの杖】と組み合わせて安全に狩ることが可能になる。
 
ブラッドハンドは「生物引きよせ・【潜ってかわす能力】・アイテム盗み・アイテム投げ・だいまじん召喚」とやりたい放題。そんな奴が3~5匹ほどの群れで発生するのでやってられない。
呼ばれるだいまじんも強いが、アイテム盗みからのアイテム投げで、壺を割られたり重要アイテムをロストしてしまうのが最も危険。
特に大部屋モンスターハウス突破に必要な【草の神の壺】【身代わりの杖】は全力で守る事。
プレイヤーを引き寄せられてしまった場合は、【すばやさのたね】を使う・【爆発の指輪】で確実に倒す・【ルーラ草】で逃げるなど、アイテムを惜しまないこと。壁際に群れがいる場合は【大砲の弾】が有効。ただし、盗まれたアイテムが床に落ちているとそれごと爆破してしまう。
HPは26と低めだが、レベルが低いと【魔法の石】一発では倒せない。ポポロはかなりレベルを上げないと、通常攻撃では一撃で倒せない。
 
だいまじんは特技こそないが、耐久力が恐ろしく高い。
HPと防御力は、あの【キラープラスター】(HP135/防52)に匹敵するほど。
【はぐれメタルの剣】【ドラゴンキラー】ありきでも相当硬く、4発以上かかる。
ドールクラッシャーの人形印があれば3発で倒すことも可能だが、ウィンドスピアーやデーモンバスター印の重要性が極めて高い異世界において、このゾーンまでに合成している人は少ないだろう。
単純な戦闘力ではこのゾーン屈指の怪物だが、所詮は強いだけで特殊能力は何もないので、アイテムを駆使すればいくらでも勝機はある。爆発の指輪で消し飛ばしてもいいし、【つうかの指輪】で水路から一方的に攻撃するのも有効。
 
メガザルロックも一応爆弾系モンスターではあるが、実際に爆発することはなく、HPも低いので単体では恐れる相手ではない。
ただし、だいまじんや石人形などの強敵をメガザルで蘇生させられると目も当てられないので、他の敵と一緒に出てきた時は真っ先に仕留めたい。
 
グレイトホーンは56Fからお馴染みになった恐怖の物投げ屋で、出現モンスターが凶悪なこの階層では、操作キャラや仲間を投げられて罠や【モンスターハウス】発動というのが怖い。
爆弾系モンスターや石人形を隣に投げられたり、それらのモンスターの隣に操作キャラや仲間モンスターが投げられて、即座に爆破や吸収光線されるのが非常に危険である。見かけたら倒しておきたい。
 
タマゴロンはHPが6しかないが、通常攻撃では1ダメージしか与えられない上に、攻撃を受けると殻が割れてランダムなモンスターを生み出す。
プレイヤーの攻撃で割った場合は生まれたモンスターに先制攻撃されるので、リビングハンマーや石人形が出てきて即自爆、即吸収光線なんてこともザラ。ならば攻撃せずに逃げようと思っても、タマゴロン本体が倍速なので、かなしばり状態にでもしないと逃げられない。
【やいばの盾】があれば、6回攻撃を反射することで殻を割ることなく確実に処理できるので、【爆発よけの盾】と一緒にここまでにメイン盾に合成しておきたい。【もろはの杖】【クオーターの杖】も有効。
GBA版ではやいばの盾の反射ダメージでも殻が割れるようになり、凶悪性が増した。しかしその場合は生まれたモンスターに先制されないので、普通に割って先制されるよりはこっちのほうがまだマシ。

ポポロ編では

【リビングハンマー】【ばくだんいわ】の爆発で次々と仲間が即死。これが普通。
これまで修羅場を生き残ってきた【メイジももんじゃ】【ハエまどう】、前のゾーンで仲間にしたばかりの【フライングデビル】も、何匹かは脱落、最悪全滅という憂き目に遭う可能性も覚悟しなければならない。
ポポロは爆発よけの盾も使えないので、爆発をくらったらHP1という危険と常に隣り合わせである。倍速のタマゴロンの奇襲攻撃もあるので、【回復の壺】は惜しまずに使おう。
 
ポポロ編爆ゾーンの何が嫌らしいかと言うと、ここまでに爆発対策となる仲間モンスターをほとんど用意できないこと。
【炎系(系統)】のモンスターは爆風を喰らっても即死しないのだが、65Fまでに仲間にできる炎系モンスターは、9F~13Fに出現する【スライムブレス】のみ。
スライムブレスはそこまでステータスが高くないので、爆ゾーンまで連れてくるのは困難。
PS2版のみ、【ひょうがまじん】はリビングハンマーの自爆をかわせるが、爆弾岩の爆発まではかわせない。
そのため、ほとんどの仲間モンスターは爆発による即死と隣り合わせになる。
炎系モンスターが多数出現する【ラットゾーン】【竜ゾーン】と攻略順が逆だったら、どれほど楽だったことか……。
 
仲間モンスターが爆死してしまっても、焦ったり気を落とさずに冷静に進むのが大事。
次のラットゾーンは仲間が少ない方が動きやすいし、竜ゾーンまで行けば優秀な【ドラゴメタル】【ようがんまじん】を勧誘できるので、そんなに落ち込む必要はない。
仲間を【かってにしてね】【放流】し、仲間を失うリスクを承知で、一刻でも早く階段を探すというのも手。
ポポロは仲間に【一時しのぎの杖】を振ることでも階段の位置を調べられる。
 
【おおめだま】がいる場合は、【ここでまってて】で仲間を部屋に待機させた方が被害が少なく済む。リビングハンマーも混乱している間は爆発しないので、生存率が上がる。
しかし、爆弾岩の爆発を防ぐのはオーメンがいても厳しい。仲間は気の利いたHP調整をしてくれないので、待機させた仲間が爆弾岩と戦闘になると高確率で爆発してしまう。
メイジももんじゃや【メイジキメラ】が特技で封印してくれれば爆弾岩は安全に倒せるので、彼らが仲間にいたらオーメンを守る形の配置で待機させよう。逆にハエまどうはクオーターの特技で爆弾岩を爆発させてしまうので相性が悪い。
 
大事な仲間は【いっしょにいてね】でポポロの護衛をさせておこう。【ムーンサルト】でタマゴロンを一撃粉砕できるフライングデビルか、厄介な敵の能力を封印できるメイジももんじゃがオススメ。
護衛と言っても、リビングハンマーや爆弾岩の相手を任せると爆死してしまうので、仲間に任せる場合は先に水がめで封印すること。
石人形の吸収光線は、仲間がくらうと「HPが1になる or 攻撃力が1ランク下がる」効果の二択になる。HP1効果が出てしまうと非常に危険なので、石人形もポポロがアイテムを使って対処した方が安全。【ホイミの杖】などを確保できているならまだいいが、仲間モンスターのHPを回復させるアイテムがない時は全力で対処すること。
 
また、【いしにんぎょう】は異世界限定種の1体でもある。持ち帰り目的のポポロなら当然狙っていくべきなのだが、巡回しながら狩るのはリスクが高すぎるので、階段部屋を確保した後、足踏みで流れてくるのを待つ方がいい。
石人形は仲間にすると強いが、HP1化の吸収光線を爆弾岩に使うと即爆発されるので、仲間になった途端に退場することも少なくない。初めて仲間にできたら【リレミトの巻物】で持ち帰ってもいいだろう。
 
60F~69Fはワナの種類に偏りがあり、【弱化のワナ】【封印のワナ】の出現率が高い傾向にある。
ゾーン名とは裏腹に【地雷】【大型地雷】の出現率が特別高いわけではない……のだが、いずれも危険なワナなことに変わりはないので、即降りとはいえワナチェックは怠らない方がいい。
弱化のワナはポポロにとって無害なのが救いか。

70階

70Fは大部屋【モンスターハウス】
ブラッドハンドの引き寄せにより、階段まで辿り着くのはこれまでのモンハウ以上に困難。
 
確実なのは、ブラッドハンド含め全ての敵を無力化できる【草の神の壺】【まどわし草】の組み合わせ。
【めつぶし草】も有効だが、同士討ちでタマゴロンから出てきた敵はめつぶし状態ではない点に注意。
【かなしばりのたね】はブラッドハンドには無効なので、ブラッドハンドの機嫌に左右されやすい。
【火炎草】を入れるのも比較的有効、ブラッドハンドが全滅する。火炎草→かなしばりなら完全に無力化できるが容量を2つ減らすことになるので慎重に。
 
【身代わりの杖】でも引き寄せを防げる(身代わりがいる間は引き寄せを使わなくなる)が、リビングハンマーの自爆や石人形の吸収光線絡みで身代わりが即死する可能性があるので、階段を降りるまでは迅速に行動すること。【まものしばりの巻物】などと併用すると良い。
【白紙の巻物】がある場合は、【変身の巻物】にして【シャドー】に変身しよう。40ターン以内に階段に逃げ切れば成功。【ダイバクハツの巻物】はブラッドハンドが爆発しないので注意。
 
ポポロなら【おおめだま】の混乱も有効だが、おおめだまがブラッドハンドに引き寄せられると、混乱連発している間にブラッドハンドにじわじわとなぶり殺される危険性があるので、やや安定感に欠ける。
ちなみに草神+まどわし草で制圧した後、まどわし状態の石人形を【万能の杖】で回復したり(まどわし状態のままだと仲間にならない)、【分裂の杖】で増やすことで、効率良く石人形を狩れる。
 
敵を全滅させた後も、ブラッドハンドが新規発生すると面倒なことになりがちで、安心してアイテム回収ができない。20Fや40Fと異なり、敵を全滅させるメリットは殆ど皆無。即降りが推奨される。
草神+まどわし草等で、敵が生きたまま無力化しているならアイテム回収は可能。フロアにモンスターが20匹以上いる場合は敵が新規発生しないので、敵を倒して減らさない限り新しい敵が湧くこともない。
 
70階さえ突破すれば一息つける……わけもなく、ここを超えれば【ラットゾーン】に入る。
トルネコにとっては深層で唯一の休憩所と言えなくもないが、ポポロにとっては【浮遊ゾーン】に次ぐ【裏切り】の名所である。