概要
【不思議のダンジョン】シリーズに登場する「盾系アイテム」の一種。
一見何らかの模様が入っているだけの、見た目は【皮の盾】・【木の盾】・【わざふうじの盾】と双肩する茶色っぽい地味な盾だが、
実は登場する作品全てにおいて入手困難なかなりのレアアイテムとなっている。
トルネコ2
盾の強さは3。
販売価格は15000G、買取価格はPS版で6000G、GBA版で4500G。
入手方法はPS版は【不思議のダンジョン】80Fの【宝物部屋】の中に存在し、【カギ】さえあれば【封の剣】と同じ方法で入手できる。
GBA版は【奇跡の剣】と場所が替わり【もっと不思議のダンジョン】70Fの宝物部屋の中に存在し、「カギ」2つと【水路】を渡る手段が必要。
水路の中央に存在する島は歩行可能箇所が【地雷】だらけだが、盾は地雷の爆風で消滅しない位置に配置されているので安心して良い。
この宝物部屋に到達するまでに【爆発よけの盾】・【つうかの指輪】・【わなぬけの指輪】・【回復の壺】等のアイテムは準備しておきたい。
この盾だけでは何も効果を発揮しない普通の盾だが、この盾は対となる「封の剣」と一緒に装備した時にその真価を発揮する。
その効果とは「【トルネコ】の通常攻撃が命中したモンスターを、確実に『封印状態』にする」という極めて強力な特殊能力。
この盾を別の盾に【合成】しても、封の剣かその印の効果を合成した武器を装備していれば、封印状態にする効果はしっかり発揮される。
【戦士】の盾の技【まほうみきり】と【わざふうじ】を習得するのに必要な盾となる。
上述の盾の技は【ロトの盾】でも習得可能なので、持ち物に余裕がある場合は【合成の壺】を使用して合成しても問題無いが、
合成のベースにした盾に【魔法の盾】と【わざふうじの盾】の効果が既に合成してあると、上述の盾の技が習得できないので要注意。
まずはこの盾を一旦村へ持ち帰り、この盾を単体で持った状態で簡単なダンジョンへ潜入して、盾の技を習得してから他の盾に合成しよう。
勿論【合成屋】にて【ガイバーラ】に合成を依頼すれば、村で安全かつ確実な合成もできる。
但し強力な盾の【印】の効果故に多額の【ゴールド】を要求されるので、事前に【銀行屋】にて合成資金を持ち込む準備をしておこう。
トルネコ3
盾の強さは5、上限値は+99、印数は4、重さは150。
販売価格は15000G、買取価格は7500G。
基本的な盾の能力は前作のトルネコ2と全く同じとなっている。
【合成】のメインとして使用する盾としては控えめな部類だが、盾の強さが少し強くなった。
入手方法は【封印の洞くつ】80Fの宝物部屋の中に存在し、「カギ」1つと【大型地雷】を起動させずに越える手段が必要となる。
盾本体は【魔法の壺】の中に入っており、上述の大型地雷に囲まれた床に隣接して置かれている嫌らしい配置になっている。
扉の封印を解くと壁の中に埋もれていた【時限爆弾の巻物】が床に貼り付いてセットされるが、困った事に大型地雷のすぐ隣にセットされる。
誤って攻撃ボタンを押すと時限爆弾の巻物と大型地雷が誘爆して「魔法の壺」と一緒に壺の中の盾も紛失するので要注意。
【トルネコ】の場合は【ふはつの巻物】を読む事で「時限爆弾の巻物」は効力を失い「大型地雷」も壊れるので、簡単に入手できる。
【ポポロ】の場合は【巻物】を読めないので「時限爆弾の巻物」の処理も少々難しいが、【仲間モンスター】を利用した入手方法も存在する。
- 【炎系】の仲間モンスターを連れてきた状態で宝物部屋の中に進入したら【とにかくにげて】を命令する。
- その仲間モンスターが魔法の壺と隣接する大型地雷のマスの上に移動したら【場所替えの杖】を仲間モンスターに向かって振る。
- 印の盾(魔法の壺)を入手した後は【バシルーラの杖】・【一時しのぎの杖】を【水晶】に向かって振るか【ルーラ草】を飲んで脱出する。
この他に【石】系のアイテムを利用して大型地雷自体を破壊する事でも簡単に入手できるが、持っていない場合は慎重に行動しよう。
「とびつきの杖」の効果だけですぐに入手できるのも事実だが、時にはモンスター・アイテム等の特性を活用した応用を効かせた小技も必要。
これは【モンスターハウス】を攻略する際にも同様の事が言える。
上述の方法以外にも、実はもう一つ隠された入手方法が存在する。
それはストーリーの最序盤で【ロサ】を仲間にし、ダンジョン内で【たからの地図】の説明を一度で良いので必ず見ておく。
内部システム上で「たからの地図の説明を見た」事のフラグを立たせた状態を維持してシナリオ本編をそのままクリアし、
シナリオクリア後に【プチットの村】へ行き、その村の南東に存在する木の根元を調べると、この盾を1つだけ入手できる。
場所を知っていても「たからの地図」の説明を見ていないと入手できない。また「たからの地図」を間違って読まない様に気を付けよう。
なお、一旦ロサを仲間にして「たからの地図」の説明だけ見て、その後に【バリナボの村】の【ガムラン】の屋敷の元に戻り、
帯同する仲間を【イネス】に切り替えて冒険をそのまま続行してもOK。
「印の盾」はまだ入手しやすいが対となる「封の剣」が【異世界の迷宮】の深層の宝物部屋でしか入手できない理由で地上に持ち帰れず、
双方の印の効果およびその特殊能力を目視できたプレイヤーは非常に少ないだろう。
少年ヤンガス
盾の強さは4、上限値は+30、印数は10。
販売価格は15000G、買取価格は7500G。
入手方法はシナリオクリア前の【盗賊王の迷宮】以降のダンジョンで拾って入手でき、また【ガーゴイルの店】でも時々販売されている。
相対的なレアリティはこれまでの作品と比較すると少々落ち着いたものの、それでも盾としての利用価値は相変わらず減衰していない。
今作では「封の剣」が存在しないので特殊能力を持たない普通の盾だが、なんと印数が驚愕の「10」を誇る素晴らしい盾に変貌した。
これまでの「封印の【印】を担う盾」では無く「【印】の数が多い盾」といった意味合いに変わっている。
この盾の早期登場でこれまでのシナリオのダンジョンでメインの盾として頑張ってきた【鉄の盾】の存在意義を完全に奪ってしまっている。
「鉄の盾」自身は上限値が+20なので印の盾に直接【合成】すると、より印数が多く上限値もすっぽり収まる強い盾がすぐに完成する。
【インヘーラー】討伐の前に【ポッタルランド】の【鍛冶屋】の【ブラミ】の元へ訪れて、この行動を取ったプレイヤーは非常に多いだろう。
シナリオクリア前の盗賊王の迷宮では【真紅の盾】・【はぐれメタルの盾】・【メタルキングの盾】と並んでメインの盾の候補の1つとなる。
またシナリオクリア後も【盗賊王の大宮殿】・【竜骨の宝物庫】・【魔導の宝物庫】等を筆頭に冒険自体が長丁場となるダンジョンでは、
「真紅の盾」・【ふぶきの盾】・【みかがみの盾】・【大おやぶんの盾】と並んで合成および強化のメインの盾の候補の1つとしても挙がる。
トルネコシリーズには無かった別のメリットを新しく手に入れた事で、十分に存在意義とその強い特性を遺憾無く発揮する盾となった。
上述の通り価格帯も高額なので、持ち物や【保存の壷】の容量に余裕がある場合は「換金用アイテム」として回収しても良いだろう。
その他【倉庫】整理の際に、余った他の特殊能力付きの盾を一纏めにする際のベースの盾としても優秀なので、是非とも収集しよう。