【導かれし者たち―終曲―】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:13:24

概要

【ドラゴンクエストの楽曲】の一つで、DQ4のエンディングテーマ。
 
構成=
Intro:2小節、A:14小節、B:4小節、C:10小節、D:8小節、E:12小節、F:4小節、
G:9小節、H:7小節、I:11小節
調=Intro~C:変ロ長調(B♭)、D:変イ長調(A♭)、E~I:変ロ長調
BPM=
Intro:64、A:84、B:95accel.、C:81、D:87、E:107→98、F:84、
G:120、H~I:76(NHK交響楽団)
拍子=
Intro:4/4、A:4/4→2/4→4/4→2/4→4/4、B~F:4/4、
G:3/4→2/4→3/4→1/4→5/8→4/4、H:4/4→2/4→4/4→2/4→4/4→2/4→4/4、I:4/4
 
オーケストラでは
Intro→A→B→C→D→E→C→D→F→Intro→A→G→H→I
の順に演奏されるが、
ゲームでは2回目のDの後にゲーム版でしか聞けないオリジナルパートが入るなどで曲が長くなっている。
Intro~Aまでの壮大な冒頭部、C~Dにかけて切ないメロディが歌う序盤、切ないメロディはそのままに壮大に曲が盛り上がる2回目のC~Dと、前半部は前作の【そして伝説へ】と特徴が似ている。キーも同じ。
そして伝説へと異なるのは、曲が長いこと、後半のテンポアップで変拍子になること、そしてそのテンポアップが最後まで続かず最後は静かに終わること。
Hの部分はAの旋律が3回繰り返されるが、全てにアクセントが付いている上に全てが不協和音で成り立っており、この曲のクライマックス。
Iでは3回の上行音型の後、ゆっくりと踏みしめるようなメロディ&低音が徐々に遠ざかっていき、消え入るように曲を終える。

DQ4

ラスボスを倒して天空城を出るとすぐ、この曲が始まるとともに天空城の外観が映し出され、
続いて導かれし者たちがそれぞれの故郷に帰る場面を経て、スタッフロールが流れて【The End】が出るまでずっと流れ続ける。
 
ゲーム版独自のアレンジとして、曲の途中に2回のメドレーが編入されており、1回目は【序曲】【戦士はひとり征く】【おてんば姫の行進】【武器商人トルネコ】【ジプシーの旅】のメドレー、2回目は【王宮のメヌエット】【勇者の故郷】+【馬車のマーチ】のメドレーである。
 
FC版では、
 
Intro→A→B→C→D→E→C→D→
メドレー前奏→序曲→戦士はひとり征く→おてんば姫の行進→武器商人トルネコ→ジプシーの旅→
C→D→E→C→D→
メドレー前奏→王宮のメヌエット→勇者の故郷+馬車のマーチ→
C→D→F→
Intro→A→B→C→D→E→C→D→F→
A→G→H→I
 
の順に演奏される。Aの部分は2回目以降繰り返しが省略される。
合計で9分44秒もの長さを誇る大作で、FC版の時点で、DQ11の真エンディング曲【過ぎ去りし時を求めて】(ゲーム版、9分43秒)とほぼ同じ。
 
なお、DQ5ではイベント曲と兼用の【結婚ワルツ】、DQ6・7・8では既存の曲のアレンジである【時の子守唄】【凱旋そしてエピローグ】【空と海と大地】と続いたため、
純粋にエンディング用に作曲された曲は、この曲からDQ9の【星空の守り人(曲名)】が出るまでしばらく途絶えることになった。

リメイク版

リメイク版では2つのメドレーの間にある「C→D→E→C→D」がカットされて、2つのメドレーが続けて演奏されるようになったが、『王宮のメヌエット』の前に【ピサロ(曲名)】が、F→Aの間にIntroが、それぞれ挿入された。
よって、
 
Intro→A→B→C→D→E→C→D→
メドレー前奏→序曲→戦士はひとり征く→おてんば姫の行進→武器商人トルネコ→ジプシーの旅→
メドレー前奏→ピサロ→王宮のメヌエット→勇者の故郷+馬車のマーチ→
C→D→F→Intro/
A→B→C→D→E→C→D→F→
Intro→A→G→H→I
 
の順に演奏される。また、Aの部分は全てにおいて繰り返しを省略せず、きちんと繰り返すようになった。
全体的にテンポが遅くなり、また繰り返しも省略されなくなったこともあり、曲の長さは11分22秒(PS版の場合)となった。
「リメイク版DQ4の導かれし者たち」は、現状では全ドラクエ音楽の中で最も長い曲である。
PS版ではスタッフロールに入る直前のIntro後(/の箇所)に曲が一旦切れ、CD-ROMの読み込みが行われる。

DQM3

スタッフロールで流れる。

バトルロード2

大魔王を倒した後に流れるスタッフロールで使用されている。

シアトリズム

難易度ふつう難しい激ムズ備考
総トリガー94143223通常
総トリガー85137256ファミコン版

解放チャレンジでDQ4のミュージックステージをすべて解放するとプレイできるようになるEMS
曲名は「導かれし者たち」になっている。
背景は他のEMSと同じく動画になっていて、一章から四章のイベントシーンが流れ、エクステンドムービーが丸々五章になっている。
また、通常版(オーケストラ版ベースのシンセサイザ音源)とは別にファミコン音源もDLC配信(2015年5月にセブンイレブンで先行配信、同年7月15日より一般配信)されている。
いずれのバージョンも各章テーマ曲メドレー部分を含む中間部分が削られているという短めの編曲になっている。

ヒーローズ2

本作のエンディングテーマ。シアトリズムDQ同様、中間部分は削られている。
ちなみにエンディングムービーの名前は「新たな伝説の始まり」。
【そして伝説へ】ではいけなかったのだろうか。
 

蒼天のソウラ

9巻で登場。マルチナ氷結呪文で戦う戦闘スタイル、「乙女の一人舞台(パティノワール デ ヴィエルジェ)」の演目を切り替えた際、ライセンの裏をかく為に使われた楽曲。
各章テーマ曲メドレー部分のみを舞う事で【戦士はひとり征く】だと誤認させる事を狙ったが、完全に読み切られてしまった。
ライセンが語るところによると
「これは戦いを終えた冒険者達の帰還を讃える詩!!」
「天空編終曲<導かれし者たち>の途中に、一章から五章までのメインフレーズを繋げた節がある!!そこだろう!!ハハッ!!あそこは盛り上がるからなあ!!!」
との事。
 

ユア・ストーリー

青年時代後半、【大神殿】リュカアルス【ゲマ】にとどめの攻撃を放つシーンで使われた。