【変な呪文】

Last-modified: 2022-11-30 (水) 21:55:29

概要

トルネコシリーズに登場するモンスター専用の魔法攻撃。
「変な呪文」を唱えることで、敵のHPに様々な影響を及ぼす。
使用者はトルネコ2、3で共通して【はねせんにん】【ハエまどう】
作品及び使用者によって、その効果が微妙に異なっているが、カテゴリが魔法という点は共通している。
 
元々は【風来のシレン】シリーズにおいてきり仙人系のモンスターが使用しているもので、効果もほぼ同じ。
ただし、あちらのものとは若干仕様が異なり、シレンではモンスターのレベル関係なく最初に使われるとHPが自然回復しなくなり、そこから重ね掛けされるごとに毎ターンHPが1ずつ減るようになる。
下位種では隣接時にしか発動してこないが、上位種になると距離に関係なく同部屋、あるいはフロアにいるだけで唱えてくるため、運が悪ければ毎ターンHPが5~10減らされるのを数十ターンという事例も珍しくない。
なお、少年ヤンガスでは【あやしいひかり】が事実上の後継特技として登場している。

トルネコ2

はねせんにん、ハエまどう共に効果時間は30~50ターン。
効果範囲は自分の正面で、はねせんにんの場合は、対象を自然回復無効状態にする。
ハエまどうの場合は、対象をHP減少状態にする。状況としては【満腹度】0のときに近い。
 
はねせんにんが使用するものは、ターン経過によってHPが回復しなくなるだけなので、さほど怖くはない。
また、あくまで自然に回復しなくなるというだけなので、HP回復用のアイテムなどがあればHPが減っていても回復は可能。
ハエまどうが使用するものは、行動ごとに1~2ポイントのHPが減少していくため、累積だとそこそこのダメージになる。
また、「戦闘後、HPが減っていたら足踏み」を心掛けていたりする人が、
誤ってこの状態で足踏みをしてしまうと瞬く間にHPが減少してしまうので、その点には少し注意が必要。
【回復の壺】を使うことで、HPの全快とともにこれらマイナス効果は解除可能。
 
なお、これらは魔法攻撃なので、【魔法の盾】の印の効果や、
戦士の盾の技の【まほうみきり】【マホターンうけ】
魔法使いの呪文の【マジックバリア】【マホカンタ】で防いだりすることができる。
また、盾の技にはこの特殊攻撃を防ぐためだけに用意された【ハエよけ】という技も存在する。
 
GBA版ではこれらの魔法の効果時間が10ターン前後と大幅に縮まっている。
そのため、ハエまどうの方の魔法による被害もかなり減ることになった。

トルネコ3

効果時間は行動10~15回分で、操作キャラクターが受けた場合はトルネコ2と同様の効果。
操作キャラクター以外が受けると、はねせんにんの場合は残りHPを1/2に、ハエまどうの場合は残りHPを1/4にする。
ちなみにこのHPを1/2にする効果も、元ネタの風来のシレン同様の効果である(敵に使用した場合、もしくはプレイヤーが変身してる場合)。
敵に一々状態異常を付加していると処理が重くなるからだろうか?
 
今作では操作キャラクターが受けた場合はさほど怖い効果ではなくなったが、
仲間モンスターにとっては痛い攻撃になった。
特に、ハエまどうの使用するものは食らうと一気に瀕死の状態に陥ってしまうため注意が必要。
ただし、これは仲間モンスターの側が使用した場合でも同様のことが言えるため、
HPの多い敵と相対する時にこの呪文があると、倒すのがとても楽になる。
 
今作では【魔封じの指輪】の効果で無効化することができる。
が、この指輪は入手難易度がえらく高いので、そうそう効果を実感する機会はないだろう。