アイテム/【研究員の手記】

Last-modified: 2018-10-19 (金) 11:07:40

FF15

M.E.754年8月25日から、M.E.756年2月12日にかけて書かれた研究員の手記。
全部で11枚ある。


最初の1~5は「第1魔導兵生産基地」に入ってすぐの円形の部屋にあり、
古びた手紙と共に床に捨てられている。
次の6~11は、外にあり、研究所敷地内の小屋にある。
フロストバイトギヤ【フルカスタム】と共に置かれてあるはずだ。


これの内容は、とある新人研究員の希望と絶望が生々しく書かれており、順に読んでみると、
この研究員は元々ヴァーサタイルに憧れていたらしく、帝国を救った英雄と共に仕事ができる事を楽しみで仕方なかったらしく、最初(手記1)は文章からも希望に満ち溢れていた感がはっきりと表れていた。


就任してわずが二ヶ月(手記2)で機密性の高い仕事を任されるようになったが、さすがに早すぎる。亡くしても惜しくない人材、捨て駒にちょうどいい者に彼が選ばれてしまったのだろうか?


その次の日(手記3)に、あの悍ましい研究にショックを受けてしまい、たった一日で食欲減退や睡眠障害の症状が出る程に心がまいってしまっている。


その翌年(手記4)、皇帝がわざわざ雪山の研究所に拝謁するのを見て、再び希望に溢れた文章に戻り、研究に命を捧げる事を決意する。この研究員はかなりの忠臣のようだ。


その五ヶ月後(手記5)、第一のプラスモディウムの漏出が起こる。


また次の日(手記6)、昨日の騒動のせいで試験体を23体ダメにする。上には実験で使用したという事にしたらしいが、彼は本当の報告をすることを決意する。この選択が間違いだった事を彼は最期まで知る事はない。


その四日後(手記7)、ヴァーサタイル長官に本当の事を話す。ヴァーサタイルは彼を叱責するどころか、逆に忠誠心を称賛した。多分だが、この時点で彼に完全に目をつけたのだろう。「隠し事も出来ないバカ正直で、無駄に忠誠心ばかり高い」という打ってつけの「部品」を。


三ヶ月後(手記8)、プラスモディウムの漏出が頻繁に起こるようになり、研究員にも被害が及ぶようになってきた。彼はこの時点で精神的に限界が近づいているらしく、最初の頃の熱意は何処へやら、この研究所を抜けたいとまで思うようになる。


一ヶ月後(手記9)、ヴァーサタイルが意図的にプラスモディウムの漏出を行っているという噂を耳にする。しかし、彼はこの噂を信じようとせず、忘れようとする。


その一ヶ月後(手記10)、研究所内が完全にシガイだらけになる。彼自身も、すでに記憶が曖昧になるほど病状が深刻化しており、しかもここから動けず何日も家に帰っていない状態らしい。


その一か月後(手記11)、すでに人の書く文章ではなくなっていた…。

     オレたちは×××ひとつ×××
インソムニアを襲撃する×××究極の×××になる
     ありがとう さようなら

多分だが「オレたちはひとつ」「インソムニア襲撃」という言葉からダイヤウェポンの体の一部にされてしまったようである…。