キャラクター/【こそドロ一匹オオカミ】

Last-modified: 2023-08-22 (火) 11:01:36

その名の通りオオカミの姿をしたこそドロ
FF5・6共に初登場時は牢屋に捕らえられているが、展開によって後に脱獄する


FF5での名前表記は「こそドロいっぴきおおかみ」、一人称は「おれ」(SFCの場合)。
FF6では場合によって名前表記が「こそドロいっぴきオオカミ」「こそどろ1ぴきオオカミ」、
一人称も「俺」または「おいら」と微妙に表記ゆれがある。

  • GBA版FF6では「こそドロ1匹オオカミ」「おいら」に統一された。

FF5

おれは、こそドロいっぴきおおかみ!
あんたのことをわすれないぜ! じゃッ!


ウォルス城の地下牢に捕らえられており、話しかけると、逃がすか放置しておくかの選択ができる。
逃がすと入手できなくなってしまうアイテムが数個あるので、ここは放置しておくのが良い。
逃がした所でゲームのヒントや進行とは特に関係のない置き手紙が読めるだけで、メリットは一切無い。
入手できなくなってしまったアイテムは宝箱回収率には影響しない。

  • 逃がした場合、彼に盗られるコテージの箱からは
    「こそドロいっぴきおおかみ さんじょう!!」と書かれたカードが見つかる。
  • ジャコールの洞窟電撃鞭も彼に盗まれるアイテムの1つ。

確かに牢屋に入れられている以上、冤罪でも無い限りロクでもない奴に間違いはないのだが…。
逃がした場合のプレイヤー側のメリットは一切なく、恩を仇で返してくれる。


助けた後、捕らえられていた牢屋に入るといきなり閉じ込められる。
リアルの時間でしばらく経過すると鉄格子が開くのだが、閉じ込められるのはわかっていてもどうやったら脱出できるかと毎度鉄格子に向かって動揺する。
初心者の館と同じくFF5はちょっぴり心臓に悪いネタの宝庫である。

大ハマリかと思ったぜ!


彼が盗むアイテムの宝箱からアイテムを入手すると「~を手に入れた!」と語尾に「!」が付く(普通の宝箱では「~を手に入れた」と語尾に「!」が付かない)。

  • 語尾に「!」がつくのはこれをふくめ宝箱回収率に影響しない宝箱共通である。また該当する宝箱は再訪すると閉じていて開けると「からっぽだ!」となる。木箱・樽も「からっぽだ!」と反応がある(普通の宝箱は開きっぱなし、木箱・樽は無反応)。
  • 「からっぽだ!」のメッセージはFF1の「たからばこのなかは からっぽ だっ!」を思い出させるかもしれない。

第一世界のアイテムを全部取った後で逃がしてやるとデメリットは回避される。
ゲーム進行により第三世界になるとウォルス城はに飲み込まれてしまうので、彼のファンは第二世界に行く前に逃がしてあげよう。

  • 第二世界に入る前に逃がすと、第三世界に突入した時にカーウェンの町の北東部分の樽に隠されているコテージが取れなくなる(第一世界の時は人がいて通れない所にある)。
    宝箱回収率には影響しないので問題はない。
  • サーゲイト城図書館1階右側の宝箱などがある小部屋の木箱のコテージも彼を逃がしていると盗られる。第二世界ではおじいさんがいるため取れない。
    • 時期的に、第三世界になってから盗んだのだろうか。
  • ウォルスを含めた次元の狭間に飲み込まれた場所は、エンディングでは元に戻ったことが示唆されている。
    なのでこそドロ一匹オオカミを逃がしていない場合も無事戻っていると考えられる。

ウォルス城で逃がしたら、すぐ後のカルナックでウェアウルフが出たとのイベントがあるので、彼を連想した人も多いはず。
彼は何者なのだろう? カルナック周辺の狼型モンスターのワイルドナックの亜種かと思ったが、ゲーム進行と共にウェアウルフの集落であるケルブの村なんぞが出てきた。

  • 遥か昔は第一・第二世界は一つだったので、世界が別たれる時に第一世界側に残ったウェアウルフの一族がいてもおかしくはない。
    その末裔がこそドロ一匹オオカミという可能性は充分考えられる。

「大盗賊」とか名乗らずに「こそ泥」を自称するあたり、なんとなく彼の人(?)柄がみえる。


隣の牢にも脱走希望の囚人がいるが、脱走させようとすると大はしゃぎして走り回った挙句壁にぶつかって伸びてしまう。逃がすことは出来ないがこれと言ったデメリットも特にない。

  • 「ラッキー、だー!!」ぐるぐるぐるぐる……ごつーん。
  • 彼らから離れた牢には爺さんが捕まっている。
    「優しい王さまでも悪いことはゆるしてもらえないよなぁ、とほほ」。

彼のいる牢屋にのみツボがあるため、何かあるのではと期待して調べるために助けてしまうプレイヤーが多数だろう。
しかしツボには何も入っておらず、調べないと気が済まないゲーマー魂を利用したある意味でのトラップである。

FF5(GBA版)

GBA版の漢字表示設定では「俺はこそドロ、1匹狼!」と思い切り漢字になっている。
微妙に印象が異なる。

  • 漢字表記もさることながら、読点が入っているところも印象を変えていると思う。

FF5(iOS/Android版)

旧スマホ版では、逃がしてもタイクーン、カーウェン、サーゲイトのコテージは盗まれない。

FF5(ピクセルリマスター版)

逃がすとタイクーンなどのコテージを盗まれる仕様に戻った。


ver1.0.7から、こそドロ1匹オオカミに盗まれる可能性のある宝箱やアイテムについても世界地図の拠点情報にカウントされるようになった。
盗まれてしまった場合も該当の宝箱などを調べることでカウントされる。いずれの場合もゲーム内の宝箱回収率や実績入手には影響しない。

FF6

俺はこそドロいっぴきオオカミ!


最初はフィガロ城の牢屋に閉じ込められているが、その後脱走したのかナルシェで盗みを働いている。

おいらは、こそどろ1ぴきオオカミ!
お宝はちょうだいしたぜ!!

追いかけるとモーグリ族のモグを人質にして崖の上へ逃げる。
しかしモグが暴れたため一緒に崖から落ちそうになる。
ここでモグを助けるとモグが仲間になり、オオカミの方へ行くと盗まれた「金の髪飾り」を奪い取れる(二者択一)。
どちらにせよその後オオカミは自分から崖の下へ飛び降りて逃げてしまう。

  • ここでモグを助けなくても崩壊後に仲間にすることは可能。
    ただし水のハーモニーを習得できる地形は崩壊前にしか存在しない。

1匹オオカミがフィガロを脱走するタイミングはベクタクリア後から。
つまり飛空艇バグでベクタをスキップする(飛空艇バグに加えてもう一捻り必要)とフィガロの牢屋に狼が残り続け、
崩壊後に地中から潜入する際に狼に道を阻まれ牢屋に閉じ込められるため進行不能となる。
上記FF5のとは違い本当に「大ハマリ」。

  • 低歩数では壁となったが、現在は技術が進みドアタイマーでこのオオカミを消す方法が発見された。

崩壊後に初めてナルシェに来るとコイツに似たオオカミがやってきて、宝が何もないと思っているせいか、

コソドロ「おや? あんたどっかで?
まあ、いいか… この町にはもう何も
残っちゃあいねーよ。
モーグリが1ぴきいるだけだ…
家にはカギがかかっているし…
トレジャーハンターでもないかぎり
あのカギはあかないぜ…
ちっ!

などと悪態をついて出ていく。ひょっとしたらこのオオカミはコイツか!?

  • 「おや? あんたどっかで?」というセリフがあるので可能性は高いはず。

トレジャーハンターのロックでも開けられない金の髪飾りの宝箱の鍵を開けられるのにナルシェの家の扉の鍵を開けられないという謎のオオカミでもある。

  • 待て、トレジャーハンターには開けられて、泥棒には開けられない…つまりナルシェの家の鍵はどれも秘境に有るような特殊な鍵なんだ。
  • 単純に一匹オオカミは宝箱の鍵、ロックは家の扉の鍵を開ける方が得意だったという可能性?
    • 家の鍵を開けるのが得意って、ロックやっぱりド○ボウやん…
  • 宝箱の鍵は別にコイツの技術でこじ開けたのではなく、合鍵をどこかから盗んできたんじゃないのか?

FF6(GBA版)

GBA版では「こそドロ1ぴきオオカミ」。漢字表示の場合でも「匹」が変わる程度。
また、フィガロ城牢屋での台詞の一人称が「おいらこそドロ1匹オオカミ!」に修正されている。
ナルシェイベントや崩壊後のナルシェに登場する方も「こそドロ」(ひらがな+カタカナ)表記で統一されたようだ。


今回は崩壊後でも水のハーモニーを習得できる機会がある。
そのためモグを見捨てた際のデメリットがだいぶ少なくなった。

FF14

FF14のギャグパート事件屋クエストにて実に23年ぶりに登場。表記は「こそドロ一匹オオカミ」。
神出鬼没の人狼族の盗賊で、おなじみの「こそドロ一匹オオカミ、参上!」の犯行声明文を残したりする。
クガネの町の暗部を知っており、ヨウジンボウとソボロ助広を盗み合っていた。
地味に例の2択も存在する(ただし、どちらを選んでもセリフが少し変わるだけで、結果は同じだが……)。
FF6とは異なり、かなり深いキャラ設定がなされており、同クエスト中では、メインキャラの1人といえる程出番が多い。