キャラクター/【シド・ランデル】

Last-modified: 2022-12-03 (土) 09:07:21

FFTA

FFTAのシド
ミュートの実父でありイヴァリースではロウを管理するジャッジマスターとして君臨。
序盤から登場するが、妻のレメディに先立たれて以降、
朝から酔っ払って息子のミュートに介抱されるという体たらく。
歴代シドの中でも例を見ないダメ人間。
 
そのあまりのダメっぷりを反映してか、
イヴァリースではミュートのこうありたいという願望が如実に現れた存在。


ダイスダーグっぽくも見えなくもない。
上記からすると駄目な人なんだが「イヴァリース」ではカッコいい大人である。
冒頭は、現実世界のことを忘れている。


冒頭では酒場の前に立っていたところに学校帰りの主人公達と鉢合わせ。
酔って足下がおぼつかない姿を見て、ミュート
「…ママが死んじゃってからずっとああなんだ。…かっこ悪いよね」と言われたりする。
 
イヴァリースではミュートの願望により、絶大な権力を誇るジャッジマスターに。
最初は元の世界の記憶が無く、真実をマーシュが語ろうとも聞き入れないが、
ある時クリスタルを破壊しようとしたマーシュを止めようとした弾みで二人ひずみの中に。
そこで過去の自分の幻影を見て、ついに真実を受け入れ、ジャッジを王宮から独立させる。
その後はマーシュ達に協力的(あくまでジャッジは中立の立場だが)になり、
イヴァリースを元の世界に戻す立役者となる。
元の世界に戻った後は酒を止めてしっかりと働いている模様。
恐らく↓の海外版のような立派な職ではないだろうが、
仕事仲間との会話を聞く限り、充実した生活を送っているようだ。
なお、結構なイケメンである。

  • ダメ人間→ジャッジマスターとカッコよく転身しそのまま続いたためか、結構人気がある。
    イヴァリースのシドでは一番とも言う人も居る。

バブズの正体を知っている様子。
またレドナの力が自身にしのぐ程になったため、
守り役として居たミュートの側から離れるのは必然だったようだ。


確かにオープニングで、朝から酒飲みで酔っ払っているダメ人間だが息子のミュートに対して暴力を振るっている様子もなさそうだし、元から妻と息子のことをかなり溺愛しているいい人だったと思われる。「ジョジョの奇妙な冒険 第一部」に出てくるディオの父親、ダリオ・ブランドーや「マギ」にでてくるカシムの父親なんかあいつら人間としてあり得ない超クズ野郎だからなあ。どう考えてもこのシドはそいつらよりはかなりマシだといえるはず。

  • 父親として「カッコ悪い」のはそれだけ立ち位置を揺るがすマイナスイメージである。ミュートに介抱してもらえるだけまだ父親として尊敬はされている。

ストーリー上ではドラクエ5のパパスみたいにダンディな紳士的でいい人で味方だが彼が直々にジャッジする戦いでは、たとえ彼の息子ミュートを助けようとするマーシュとその仲間達だろうがロウを破れば、何の躊躇もなく全く容赦なくしかも無言でプリズン送りにしてめっちゃ重いペナルティを与える。勿論マーシュなら即ゲームオーバー。
どんな緊急事態だろうが、ましてや自分の身内がピンチになってようが、そこは無駄に律儀に仕事と割り切る仕事人。
それを「仕事とロウに私情は厳禁」と思うか、それとも「自分の息子と息子を助けようとする息子の友達よりも仕事とロウを優先する空気読まんダメ親父」と思うかは人次第だ。

海外版

海外版ではイベントがかなり追加されている。
特にクリア後のイベントは多く、ジャッジ・マウという偽名を使ってナッツクランと同行する。


海外版では更に彼自身の設定が細かい。
大きな会社で働いていたが、レメディが亡くなった後は精細を欠き、
最高水準だった仕事を失ってしまう。
その後も失敗を繰り返す情けない父親として、ミュートを不安にさせていた。
エンディングでは昔、彼の下で働いていたビッグス
自分の会社の大きなプロジェクトのために協力して欲しいと頼まれている。

「飲んだくれのダメ親父」という設定だった筈が、「うだつの上がらない弱気なおっさん」に変えられている。
酔っ払っているような描写は一切省かれた。
海外では、飲酒&煙草のシーンに対する規制が非常に厳しい為だと思われる。