キャラクター/【シンラ君】

Last-modified: 2024-03-16 (土) 01:36:39

【関連項目】
【FFX-2⇒FFVII説】

FF10-2

アルベド族の子供でカモメ団の情報担当。11歳。
スフィアの分析や人物・魔物のデータベース作成などの作業を行っている。
分からないことを聞かれると、「僕まだ子供だし」で逃げる。(いつも)
常にガスマスクを被っていたり、インターナショナルでは魔物コロシアムの大会で物凄い姿で登場したりと色々と謎が尽きないキャラである。

  • ~だしというのが口癖。天才少年で少々生意気だが年相応の純真な行動をすることもある。
  • 異界突入前にはその年相応の純真な様子が見受けられる。それをユウナが抱きしめて慰めているのだが…
    アニキ「私は子供になりたい」

ルカで開かれるスフィアブレイク大会では決勝戦の相手となる。
勝たないとギャンブラーがゲットできないため対戦は避けて通れない。
(なお後のストーリーレベルで再挑戦は可能)
ミニゲームが苦手、スフィアブレイクのルールが良く分からないというプレイヤーの前に立ちはだかる。


ゲーム冒頭でユウナには「アルベド族の天才少年!」と説明されているが、本当に少年なのかどうかは不明。
そもそも性別について言及されているのはこのシーンのみで、本人も常にマスク着用、そして声変わりをしていない中性的な声なのでなんともいえない。
だがクリーチャークリエイトにおけるスキンクの魔物人生において、女性にキスをされないと人間に戻れない旨を語るスキンクにマスク越しでキスをし、もしかしたら元に戻ったかもしれないとも思われるナレーションが入ることもあり、女の子説もささやかれている。
それ以外では砲機兵13型の魔物人生にて、シンラ君を分析しようとしたところ、性別を解析しようとした際に謎のジャミングが発生して故障してしまったことから、意味深さを余計に助長させている。

  • これはおそらく、彼の正体が例のアレなので、それを解析しようとしたために何らかの作用で妨害されてしまったと考えられる。

キャラモデル自体は、FF10に登場するモブキャラの流用。
キャラの混同を避けるためか、前作の飛空艇を始めとして各地にいたシンラ君と同じビジュアルのアルベド族の子供は今作には出演せず、この見た目の子供はシンラ君一人となっている。


「FINAL FANTASY X-2 ULTIMANIA Ω」の開発者インタビューで、「後に『星の研究』をするためカモメ団を脱退した後、異界の奥より画期的なエネルギー源である『魔晄エネルギー』を発見し、その後、アルベド族のリンの協力を受けて宇宙船を開発し、他の惑星へ旅立ってその星で神羅カンパニーを築いた。『ファイナルファンタジーVII』に登場する神羅カンパニーの始祖となった」という裏設定が存在することを明かしている。
ゲーム中でも、ある条件を満たすとシンラ君本人から「異界のデータ」といって繋がるような説明をする。

  • また、プレジデント神羅やルーファウスはシンラ君の子孫であることも語っている。
  • 未だにこれを公式設定だと信じ込んでいる人が少なくないように思える。
  • あくまで「脚本の考えている設定」であって、公式で「10-2世界=7世界」というわけではないので、注意。
  • 惑星が違うという時点で別世界みたいなものだし、仮にこの設定が公式だとしても大して影響はないように思うんだが。
  • 仮に真実だとしたら、ライフストリームの本質を理解できていないことになる。
  • 「他の惑星へ旅立って」と明記されている時点で、10と7は別世界。単にシンラ君が祖先であると言うだけの話。
  • 「思想を受け継いだ」と考えるべき。
    全ての「他の惑星(世界)」に『魔晄エネルギー』があるとも限らないのだから。
    別シリーズには「星の意思が、星の有する全ての力を統括し、他者に利用させない」ものすらある。
  • FF7Rではプレジデント神羅ブースに展示されている神羅製作所時代の写真にシンラ君に似た格好の人物が写っている。
    FF7側でシンラ君とのつながりを匂わせたのはこれが初めて。
  • 別惑星だから異世界。法則も成り立ちも全然違うけどOKなんて笑い話を強行するつもりなんだろうか。
    • アルティマニアから続くジョークみたいな話をプレイヤーが重く受け止めすぎなだけではないだろうか。

なぜか上記スタッフの発言について出展が誤解されたまま拡散されているようだが、
実際は「アルティマニアΩ」ではなくて「アルティマニア」掲載のインタビュー。

語弊や勘違いが混ざったまま拡散されすぎな印象を受けるので、実際のやりとりをそっくり引用してみる。

インタビュアー:今回のストーリーのなかでは、「つながっている」というのがひとつのキーワードになってますよね。
渡辺:個人的に「つながる」っていう言葉が好きなんで、うまく対応させたようなところがあるんですけど。
野島:ゲームのなかで、漠然としたことが、いろいろつながるようにしてますね。
インタビュアー:たとえばシンラ君って、名前から連想させるとおり、やっぱり『VII』につながっているんですか?「卒業ミッションだし」ってセリフや、『リン探偵』でのリンの「すでに同志がいる」ってセリフがすごく意味シンなんですけど。)
野島:じつはそうです。カモメ団をやめたシンラ君が、リンによる莫大な資金援助を受けて、異界でヴェグナガンが使っていた魔晄エネルギーを引っ張り出してくる。
でも彼一代ではとても、そのエネルギーを利用するためのシステムは完成しなくて、遠い星に行けるようになった未来に、別の星で神羅カンパニーができる、とか……。
今回の話から1000年ぐらいたってのことなんでしょうけど。
インタビュアー:――そのあとに『VII』の物語がある?
野島:僕の中ではそんな感じとでも言いましょうか。登場人物を考えるときに、すでにそうしたイメージを抱いていましたね。
シンラ君はあんないい子なのに、子孫にはプレジデントみたいなのが生まれてしまうのか、とか(笑)
渡辺:『VII』って言えば、シンラ君のエピソードを見たスタッフのひとりが、アンダーベベルにはじめてきたときのカメラワークを「どこかで見たような感じにしておいた」って言ってましたね。
鳥山:たしかに、あの見せかたは『VII』のオープニングのミッドガルっぽいよね。

『X-2』作中のテーマに関するこぼれ話をファンサービスで引っ張りすぎなだけと考えるくらいがちょうどいいんじゃないだろうか。