FFT
「やめて、パブロ! 私急いでいるの。
あなたもいそがしいんじゃなくって?」
「おおお、シモ~~ヌ、君の言うとおりさ……
だけど、その…… なんて言うかなぁ、
もし僕のこの作品が出版されたら……」
「言わないで、パブロ、わかってるわ。
だけどもう少し考えさせて。
私、今日はもう行かなくちゃいけないの」
「おお、シモ~~ヌ ウヴァテュ~
ジュテ~~~~~~~~~~~~ム
ケスコンヴァフェールドゥマ~~ン」
小説家を目指しつつも冒頭しか書くことのできないパブロと、
『下手なおとぎ話』と言いながら聞き続けるウイユヴェールの間に、くり返されるやりとり。
エンディングの一つでは
ウイユヴェールに殺されたパブロが、この台詞と共に息絶えていく。
- ウイユヴェールが死ぬ時にそのセリフを回想したのと混同してないか?
パブロはそんな風に死んだことはないと思うんだが
原文はフランス語。
ウ ヴァ テュ?ジュ テイム、クェス クォン ヴァ フェイル デゥマン?
"Où vas-tu? Je t'aime. Qu'est-ce qu'on va faire demain?"
どこへ行くの?(どこへ行こうとも)愛しているよ。明日は、何をしようか?
- 『パブロを始末する』。
上記の通り後に断末魔として使われるのだが、元々記文からの発語が難しいフランス語しか書かれていないだけに、
初見ですでに「何を言ってるんだこいつ?」と思ってしまう人も多い。
- ウヴァーテュ~。
- 響きが何か淫靡だから、卑猥なことでも行ってるんじゃないかと思ってた。
ロマサガ2の「うるわしのアバロン」に通ずるものがある。