FF15
コルがレギス王と街を守れなかった事をノクトに詫びた後、続けてシドが口を開く。
- シド
- 守りようがなかったってのはわかってやってくれ
- ノクティス
- 別に わかってるし
- シド
- ただな、仲間は大事にしてやれよ
- ノクティス
- してるし
- シド
- いくら結果が変わんねえとしてもだ
抱えたもんを話してくれねえってのは―辛いもんだ
お供が護衛じゃねえってのはそういう意味なんだ
頼れよ ってな
レギスが抱えた自らの家系と息子の宿命を、誰にも明かさず死んでしまった事へのシドの感情と悔恨が籠もった言葉であり、以後辛い世界の現実を突きつけられていくノクト達への餞別の言葉でもある。
ノクトはシドの言葉を実感できておらずこの時は生返事をしていた。
だがこの言葉があったからこそ、後のこの言葉につながっていく。
レギスにしてみても、いずれ自分の家系が星の危機を救うため命を捧げるというのは言いづらい事でもあるし、シガイによって息子夫婦を殺されトラウマに苦しむ孫娘がいるシドには尚更話しづらかったのもあったのだろう。
だからこそ何の力になれなかったとしても、それを分かち合えたらと願っていたシドの思いが4人を支える絆となったのだろう。