セリフ/【今までのわたしを覚えていてね……】

Last-modified: 2021-06-12 (土) 17:54:55

FF9

立ち直ったガーネットが、断髪しようとする直前に言ったセリフ。
ダガーを手に持った状態での発言だったために
自殺するのではないか、と勘違いした人もいたらしい。
何で死ななきゃならないんだよ、と心の中で彼女を止めようとした者も多かろう。

  • だったら「今までありがとう」だろw
     
    しかし彼女は髪の毛と共に、過去の自分と決別したのであった。

このイベント前に、ショートになったガーネットをネタバレで見ていたので「…もしかしてこれかな?」とすぐにわかった。
しかし、ネタバレしてない人にはちょっと心臓に悪かったことだろう…。


このイベントを境に、戦闘中のコマンドミスが治る。
また、メニュー画面の顔グラフィックも断髪後のものに新しく変わる。
物憂げな顔だった断髪前とは異なる優しい笑顔は、彼女の成長を感じさせてくれる。


Disc2ラストムービーの、城をバックに振り返ったときのどこか悲しげで無理をしたような表情。
そして髪を切った直後の何かが吹っ切れたような柔らかな表情。
性格的に弱過ぎと散々文句を言ってきた私はこの一件で考えを改める事になった。

  • 変わってみせるから、今までの自分は忘れてくれ。ではないところに好感を抱いた。

DDFF発売記念の 「Historical Compendium」のFF9にも掲載。


Disc2のラストの方は、母君との突然の別れを引き摺ったまま、アレクサンドリア城から真っ直ぐに伸びる剣のモニュメントを眺め気丈さを感じさせる横顔が映り、振り向き返って張り詰めたままの表情を見せる。
Disc3の断髪シーンは切った髪が風に流れて煽られていき、上空を漂った先で欠けた剣のモニュメントを映し出す。直前にジタンが言った「アレクサンドリアが君を必要とする時は必ず来る 君がアレクサンドリアを必要とした時に必ず!」の台詞を表すように、刃先が短くなったモニュメントを民が修復している様子がそこにはあった。Disc2ラストと同じアングルで横顔が映るが、今度は覚悟を決めたような強さが表情に灯り、振り向き返った時には温かい気持ちが宿った顔立ちをジタンに見せる。
FF9のムービーはどれも2000年当時の技術とは思えないようなクオリティだが、このシーンは飛び抜けていると思う。
映像面の美しさは当然のことながら、髪の長さと城の剣のモニュメントの長さがシンクロしていて、2つのムービーでヒロインの顔付きが対照的になってるのが何とも粋で素晴らしい。
長かった剣は様々なアクシデントに見舞われ折れて短剣のように短くなる。それを民が修復していく。この一連の背景の流れは本編の彼女の心境と重なり、実際EDになる頃には短かった髪が修復完了した剣のモニュメントのように元の長さになっている。
FF9ファンの中に、ヒロインの偽名を決めるイベントでデフォルトで表示される通り「ダガー」を推す層が根強く存在するが、その理由は王位を継ぐ名を捨て偽名を名乗って振る舞う決意の要因になったジタンのダガーを使い髪を切ったことに加え、断髪の瞬間に至るまでの一連の流れの感慨深さに集約されているからであろう。

DFFOO

共闘セリフ3に収録されている。
撃破後の別れ際の挨拶、又は死亡フラグが立った時などに使える。