FF12
大灯台でのジャッジ・ガブラスのセリフ。
破魔石を「力があっても過去は変わらない」と拒否したアーシェに対し言ったセリフ。
「だが力なき者に未来はない。何者も守れはしない」
- 自分と同類の復讐者と見ていたアーシェが力を捨てたことで、ガブラスは非常に動揺している。
このセリフはハキハキとした口調ではなく、かなり振り絞るような感じで言っている。
この後、「ならば俺が守ろう」と言ったバッシュに対し逆上し斬りかかる。
- 祖国と家族を守れなかったばかりか、それらを見捨ててダルマスカに逃げておいて、
そのダルマスカすら守れなかったバッシュの発言であるから、ガブラスは逆上した。
少年時代に帝国に滅ぼされた祖国ランディスと家族を守れなかった過去を引きずっている。
このあとの戦闘では議論戦闘になる。
ガブラス「いいかバッシュ。王を殺した俺を討っても、貴様の名誉が戻ると思うな。
故郷と家族を捨てたあのとき、貴様は永久に消せん罪を犯したのだ!」
バッシュ「そうだ。俺の罪は消えん。
罪を背負った命なら、未来への希望を守る捨て石でかまわん!」
ガブラス「来るがいい偽善者ども。
綺麗ごとを並べようと、所詮貴様らも俺の同類。血に飢えた復讐者だ!」
ガブラスとラーサーは「力なき者」同士の関係になっている。
しかしラーサーは最終盤、兄ヴェインに対して「無力だとしても、あきらめはしません」と言い放ち剣を向ける。
「力なき者にも未来はある」ことをラーサーが身をもって示し、それがガブラスの「悪くない主だろう?」というセリフにも繋がっている。
関連項目:【だからこそ―あがくのだ!】
DFF
DFFでもしっかりガブラスのセリフとして流用されている。
まずイベント(コスモスの回想。多分11回目の闘争のあたり?)で「傍観者に未来はない。何者も守れはしない」と言っている。
ゴルベーザと彼、シャントットのセリフによってコスモスは大博打(?)に出ることに。
また、対ティーダのエンカウントボイスも「力なき者に未来はない」。
なぜ彼に対しこう言ったのかは不明。
- 「夢の世界の存在」か、「父親と比べて貧弱に見えた」など、いろいろ解釈できるかもしれないが、
真相はガブラスのみぞ知る。 - 全然関係ないがゴルベーザ→ティナのエンカウントボイスは「恐れる者に未来はない」結構似た言い回しである。
- 「どんな想いがあったとしても力がなければ未来を変えることはできない」という意味でとれば大概の主人公に当てはまりそうな台詞だが、
未来を変える(物語を動かす)ためにユウナレスカに立ち向かった多くのプレーヤーがオーバーデスされてしまったことをふまえているとしたら…などと深読みしてみるとちょっと面白い。
あくまで深読みだが。
皇帝「わたしはじごくのパワーをみにつけ(ry」
- 結局その力じゃ未来は手に入れられなかったけどな。
- それどころか目的が『世界征服』から『命ある者全てを破壊する』に変わってしまってたしな。
DDFF
今回は対バッツのエンカウントボイスが「力無き者に自由はない!」である。
今度はいったいどういう意味だろう?
- バッ「シュ」とバッ「ツ」。単純に名前が似た者繋がりのパロだったりして。
DDFFではこの戦いをレポートで見ることが出来る。
これを見る限りだと、このセリフはコスモスに言ったのではなく、
「傍観するだけでは何も変えられないから、変えるために俺は来た」と決意表明している感じがする。
なお、この時にシャントットとガブラスの間でものすごい舌戦が繰り広げられてて超面白い。
- ガブラスはガチガチの鎧、シャントットは低身長の軽装と見た目のギャップが凄まじい。
- あれ見たとき「これでシャントット様じゃなかったらガブラスが小さなか弱い女の子をいじめてるみたいに思うんだろーなー」とか思った。
原作では振り絞るように言っていたが、こちらではハッキリと言い切っている。
やはり心情の違いは大きいようだ。
DFFAC
ガブラスの勝利セリフのひとつに「力なき者は去るのだな」というセリフがある。
PSP版の「力なき者はおとなしく立ち去れ」が元なのだろうけど、
すべての結末が終わった後でもこのセリフを使っているとはよほどこの言い回しが気に入ってると見える。
FFRK
大灯台のジャッジ・ガブラス戦に登場するセリフ。
アーシェを連れて行くと戦闘開始時にこのセリフを含めた会話イベントが発生する。バッシュもいれば更にセリフが追加される。
また、「完全マバリア」使用前にもバッシュがいれば、
FF12の議論戦闘を再現したガブラス「いいかバッシュ~血に飢えた復讐者だ!」までの会話イベントが発生する。
パズル&ドラゴンズ
ジャッジ・ガブラスが「ファイナルファンタジー コラボ2」ダンジョンにFF12枠の敵として登場する。
先制で以下の台詞が発生。
「力なき者に未来はない」
「何者も守れはしない」
残HP50%以下になると以下の台詞が発生し完全マバリアを使用する。
「来るがいい偽善者ども!」
HPを0%にする(倒す)と以下の台詞が発生。
「貴様も復讐の義務から逃げるのか!」
- 携帯ゲームかつパズルゲームという限られた環境でありながらも、議論戦闘が上手く再現されている。
このコラボダンジョンには他のFFのボスキャラも出て来るが、断末魔などニヤリとできる要素が多い。