全般
カーバンクルはラテン語のカルブンクルス(小さな炭火)に由来して、ガーネットやルビーなど赤く輝く宝石の呼び名になっている。
- ガーネットでも特に丸く磨き上げられたザクロ石(ガーネット)をこう呼ぶ。
護符に用いられる事もあり、身に着けていると怪我をしないのだとか。
2003年にインターネットとコンピュータの守護聖人になった聖イシドールス(560頃-636)が書いた本には、竜の脳には宝石が埋め込まれているが生きた状態で首を切り落とさないと宝石は固まらないという記述があり、またマルボード司教(1035-1123)が宝石について書いた本では、竜の額には赤く光る眼がありこれはカルブンクルスと呼ばれるとしている。
16世紀に南米で僧侶であるマルティン・デル・バルコ・センテネラが「燃える石炭のように輝く鏡を頭に乗せたような小動物」を目撃したと本に書き、このUMAもカーバンクルと呼ばれるようになった。
またしばしば額に宝石を持つ竜とも結びつけて考えられた。
カーバンクルの宝石は富と幸運をもたらすとされたが捕獲例はおろか暗闇の中に光る物を見た程度の目撃例しかなく、哺乳類なのか鳥類なのか竜なのかも定かとはされなかった。
英語表記だと「carbuncle」になるが、現代ではもっぱら「腫瘍」としての意味を指すようになっているため、可愛い動物キャラを期待して画像検索などをすると大量の気持ち悪い腫瘍の画像で画像検索欄が埋まる事になる。注意しよう。
FF3
FF5に登場した召喚獣が有名だが、実はFF3に既に登場している。
が、FF常連の召喚獣のような愛らしさなど微塵もなく、ひたすらにグロい。
というか、名前だけ一緒で全くの別物と思ってもいいかもしれない。
最初のダンジョンに登場する雑魚モンスター。大地属性に耐性あり。
「できもの」のことを英語でカーバンクルと言うから、そっちに引っ掛けたのかもしれない。
青くてブヨブヨした身体に目玉が一つ付いた外見をしている。
同じダンジョンに出現するアイファングと一緒に出てくると非常に不気味である。
- と書いたが、その後でコイツの色違いに「しょうにゅうせき」というのがいるのに気が付いた。
もしかしたらカーバンクルもぶよぶよしているのではなく石でできていて、身体の素材は宝石の原石であって、そのために宝石を意味する英語の「カーバンクル」という名前がついているのかもしれない、と考えてみた。- NTT出版の攻略本では「岩のかたまり」と書かれている。硬そうなのでよく5の大幅なモデルチェンジを思いついたものである。
- 防御力はゴブリン並みで固くはない。
FF5
(通常時)
Lv44、HP15000、MP10000、種族:魔獣。
攻撃力50、物理倍率10、素早さ50、魔力50(魔法倍率12)。
防御力50、回避力70、魔法防御50、魔法回避50。
弱点・吸収属性なし。無効化属性:地。
有効な状態異常:沈黙、暗闇、スロウ、ゾンビ、リフレク。
行動:対象は自分。
通常時:
- 1ターン:ブリザラ/ファイラ/サンダラ
2ターン:ブリザラ/ファイラ/サンダラ
3ターン:ブリザラ/ファイラ/サンダラ
4ターン:非リフレク時にモードチェンジ
モンスター自分自身のHPが10000未満である
- 1ターン:バイオ/ストップ/コンフュ
2ターン:バイオ/ストップ/コンフュ
3ターン:バイオ/ストップ/コンフュ
4ターン:非リフレク時にモードチェンジ
モンスター自分自身のHPが5000未満である
- 1ターン:ブレイク/デジョン/デス
2ターン:ブレイク/デジョン/デス
3ターン:ブレイク/デジョン/デス
4ターン:非リフレク時にモードチェンジ
盗み:通常枠リフレクトリング/レア枠巨人の薬。落とすアイテム:亀の甲羅(6.25%)。
ボス系耐性持ち。
常時リフレク。
獲得ABP:11。
(非リフレク時)
Lv1、HP15000(通常時と共有)、MP1000、種族:なし。
素早さ25、魔法倍率4。
防御力10、回避力10、魔法防御0、魔法回避0。
弱点属性:全属性。無効化・吸収属性なし。
有効な状態異常:即死、バーサク以外全て有効。
行動:
通常時
- 1ターン:自分にケアルラ
2ターン:通常時にモードチェンジ
盗み:通常枠リフレクトリング/レア枠巨人の薬。落とすアイテム:亀の甲羅(6.25%)。
ボス系耐性なし。
機種ごとのリフレクモード時の切り替えHPについて検証。
SFC版、GBA版は開幕「はりせんぼん」を5回撃ってもラ系魔法を使ったので「未満」。
- 解析では「以下」表記。→参考(外部リンク)
旧スマホ版、ピクセルリマスター版ver1.0.8では同様の行動でコンフュを使ったので「以下」。
エクスデス城の10Fの落とし穴地帯の先で戦える幻獣。
勝利すると召喚獣「カーバンクル」を取得し、パーティー全員にリフレクをかける召喚魔法「ルビーの光」が使用可能になる。
通常では常時リフレク状態で、魔法の反射攻撃を仕掛けてくる。
最初はLv3の黒魔法だが、HP10000以下でバイオ、ストップ、コンフュを、
5000以下ではブレイク、デジョン、デスを使うようになる。
3回攻撃するたびにモードチェンジし、ケアルラを使った後通常に戻る。
モードチェンジ時には全属性が弱点となるうえにリフレクが解除され、ブレイクやデスクローが確実に効くので、この隙を狙えば倒すのは簡単。
ガ系or魔法剣バイオの一撃死効果で1発ザックリ斬ってしまってもよい。
通常時は攻撃面・防御面ともに優秀なので、攻撃せずにモードチェンジを待ったほうが良いだろう。
モードチェンジの前後で一つずつリフレクトリングを盗める。
- モードチェンジは、メリュジーヌのバリアチェンジやツインタニアのギガフレアチャージと同様に、入れ替わりによる処理がされている。
モードチェンジの前後で1つずつリフレクトリングを盗めるのも、入れ替わりによるもの。 - 永久リフレクでステータスも高い強個体と、ケアルラですら150しか回復しない虚弱もやしの2体が存在するので、ケアルラがパーティー側に反射されることはない。
リフレクが切れた瞬間に回復していると見せかける、見事なアイデアである。
一見して攻撃モードの時は厄介なように見えるが、実は攻撃モードの時もサイレスが有効。
したがって、魔法剣サイレスで斬り続ければコイツは何もできない。
- 別モンスターと入れ替わる処理なので、通常時に魔法剣を使うだけでは非リフレク時のケアルラを封じることはできない。
回復モード中は魔法回避率が0。この時なら普通に白魔法を使っても大丈夫。
通常時は回避率が70%とかなり高いので、確実に魔法を封じたいのなら「ねらう」や「みだれうち」を併用する必要があるだろう。
- 狩人に魔法剣を付けて「狙う」を使えば解決だが、乱れ撃ちは時期的に習得していない場合が多いはず。
次善策としては短剣なら回避率が半減するため、魔法剣士が剣で斬るよりは期待できる。魔法剣士を使う場合も短剣で攻撃しよう。
通常時は種族が魔獣なのでビーストキラーで防御力無視のクリティカルを与えられる。
鞭の特性で回避率の割に他の武器よりは命中しやすい。
弱体化した時はクリティカルは出ないが麻痺が発生するので、相性の良い武器である。
NTT出版・完全攻略編の必勝法には『カトブレパスを使い続ければそのうち倒せる』とある。
まあ間違いではないが、おそらく回復モードの事を全く認識せず書いたものだろう。
召喚獣として召喚すると緑色の小動物っぽい可愛らしい姿だが、
この対戦時にはそれが成長したような大きな獣の姿。
実は結構好戦的な性格を思わせる台詞といい、こっちの方が本来の姿なのかも。
戦闘時
召喚時
対戦時の見た目がストⅡのブランカっぽく見える。
TVCMでもさらっと出てチョコボを襲っていたが、64ページに印象を取られてる。
かなりラフな口調で喋り意外とカッコいい。
「俺より強ければ仲間になってやるよ。さぁて…力を試させてもらうぜ!」
しかし実際のゲーム中では
「おれより強ければ
仲間になってやるよ…
さあて… 力をためさせてもらう
ぜ!!」
と表示されている。こうした改行は続くFF6のバルガスの台詞「たわごとなど、ききたくないわ!」などでも見られる。
- 「ぜ!!」の部分を皮切りに襲いかかってくるニュアンスだと思う。改ページで強調した例(PS版以降)。
- 「ぜ!の部分を皮切りに襲い掛かってくるニュアンス」なら、アポカリョープスの「そうか」「ならば、ここで死ぬんだな!」のように改ページしていると思う。
- FF6の方はバルガス以外のセリフでも改行ポイントがおかしい文章が散見されている。
1行で表示できる文字数の限界という事情もあるにせよ、改行の扱いがあまりに拙い。
FF5の方ではこういった話はほかに特に聞かないのでおそらくは強調するつもりでの改行だったと思われる。
改ページの方がニュアンスが伝わりやすいというのはたしかにその通りだけど。
- FF6の方はバルガス以外のセリフでも改行ポイントがおかしい文章が散見されている。
- 「ぜ!の部分を皮切りに襲い掛かってくるニュアンス」なら、アポカリョープスの「そうか」「ならば、ここで死ぬんだな!」のように改ページしていると思う。
防御力が高く、モードチェンジ時以外はロクなダメージを与えられない。
三回行動するとモードチェンジするのだが、実はHP減少で使用魔法のパターンが変わる際に行動回数が数え直しになるケースがある模様。
即死させるなら余計なことをせず回復しながら待ってるとよい。
- 見た目ではモードチェンジしているかどうかがわからないので、一発で倒すならケアルラを使った直後を狙うとよい。
- そのケアルラの回復量は150程度と微々たるものだったりする。
三回目の攻撃後にたたかうを選択するなどしてカーソルをカーバンクルに合わせておけば、モードチェンジのタイミングでカーソルがコマンド欄に自動で戻されるため視認可能。
たたかうのターゲット選択中ならばゲームシステム「ウェイト」でもできる。
- モードチェンジでカーソルが戻るのはSFC版の仕様であり、GBA版以降は戻らない。
FF5(GBA版以降)
GBA版・スマホ版ではゲーム全般の仕様として、モンスターの入れ替え時にカーソルを合わせていても自動で戻されない。
不自然な改行は修正され、「俺」「試させて」の部分が漢字になっている。
- 「俺より強ければ
仲間になってやるよ…
さあて…
力を試させてもらうぜ!!」
FF11
クエスト「神在月」で戦う。
カーバンクルのHPをある程度減らすと、カーバンクルが消えて召喚獣が現れ、それを倒すとカーバンクルが再び現れ、またHPを減らすと今度は別の召喚獣が…といった感じの変則的な戦闘となる。
最後はカーバンクルが5体同時に現れ、究極履行「シアリングライト(光属性大ダメージ)」を一斉に放ってくる。
上記のクエストでは、召喚士への道を冒険者に開き、
また召喚士取得時無条件で契約を交わしてくれたカーバンクルが、何ゆえ人間に味方したのかが明らかになる。
FF14
万魔殿パンデモニウム:煉獄編1のボスとして、FF5ボス版が「プロトカーバンクル」名義で登場。
第1ラウンドでは狭い檻の中での戦闘となるが、第2ラウンドでは派手なアクションと共に檻を破壊し、毒沼に築かれた足場での戦いとなる。
見た目通りの狂暴かつ貪欲な性格で常に飢えているが、ルビーの光で反射壁を生成して攻撃を反射させるなどのトリッキーな戦法も得意とする。
- 零式版ではいきなり第2ラウンドからの戦闘となり、新たに「満腹度」ゲージが出現。
適切なタイミングで餌となるモンスターをわざと出現させ、食べさせる必要がある。
タベモ、ノ、タベモノ…ヨコセェエ…!
光の4戦士
闇の氾濫後に世界樹で登場するモンスター。ラタトスクの色違いで青緑色。
使う技はあまり変わらず、サイレス・プロテス・ケアル・きのひじゅつ。
光属性になっているが、弱点の火は変わっていない。
落とすものもハイポーションと風の短剣と変わっていない。
ポケ○ンのチリ○ンにそっくり。
余談であるが使い手のコジロウは時忘れでシド担当している。
- 配色的にカーバンクルでなくラタトスクの方が似てる。
ちなみに飛行なのでクエイク系は利かない。
普通にやっていると氾濫後、世界樹に昇る理由が無いので遭わない可能性の方が高い。
やりこみにもモンスター図鑑とか無いし。
- サファイアが出やすいので集めに来て遭遇する人は結構多い。
- クリアだけなら行かなくてもいい場所だが試練の塔にも出るんだが…。
FFL
雑魚モンスターとして登場。序章・暁の章の北の洞窟に出現する。
岩の塊に一つ目という可愛げのない姿。ある意味原点回帰?
- FF3のデザインそのままである。
WOFF
ムー系として登場。亜種にカーバンクルトパーズ(DLC)がいる。
魔法攻撃力と魔法防御が高い、Mサイズのミラージュ。
エクスナイン城で敵として登場するが、闇属性に弱くHPが低いのであまり強くない。
倒すとカーバンクルの記憶が手に入り、闘技場で戦えるようになる。
シェルが使え、またルビーのひかり・ルビーのかがやき?・リフレク貫通を覚える。
従来の獣型ではあるものの、ルビーの球?がひたいの上で浮いているという独特のデザイン。
勝利ポーズでその球を抱きかかえる様も見られる。
Mサイズなのでノセノセ時に上にSサイズが乗るけど、浮いている球の上に乗るので、バランスが気になる。
クリスタル・ガーディアンズ
HPが高く、魔法無効のボスモンスター。W1最後のWaveに出る。
奪うクリスタルの数は普通だし、他の幻獣に比べては弱い。