初出はFF4(SFC版)。
英語表記は「Li'l Murderer」
そのまま「小さい殺し屋」くらいの意味である。
関連項目:【あまのじゃく】(FF4イージータイプでの仕様)
FF2(GBA版以降)
GBA版以降のFF2リメイク作のExダンジョン・謎の宮殿に出現。
能力的には本編ラスダンのパンデモニウムの敵と同じくらいである。
ゴブリンの最上位種。
FF4のオリジナルと同様に、稲妻(雷)属性が弱点である。ただし、オリジナルのように反撃はしてこないのでご安心を。
「稲妻Lv12」「岩石Lv9」を使用するが、あまり威力は高くはない。
また、一緒に出現する敵もそれほど強くはないため、コイツらで大いに鍛えておこう。
- とは言え、ラキアをやっと越えてきたパーティにとってはかなり強く感じる。
「稲妻」や「岩石」は純粋にHPを上げておかないとキツいだろうし、
物理攻撃力もラキアに出てきた連中より上。
このストーリーではザコ敵がそれまでの色違いとして
恐らくそれぞれ1種類ずつ登場しているものと思われるが、
ゴブリン系統がラストダンジョンになって初めて登場するというのは逆転の発想を感じる。
物理攻撃力は100もあり、このダンジョンのモンスターの中でもかなり高い方である。
リボン装備などで耐性を堅めていても、稲妻Lv12や岩石Lv9を大勢で現れて一斉にブッ放すために、
味方のHP次第では予断を許さない。
ちなみにこのリルマーダーのHPは1500もあり、
FF2ゴブリン種族の中では(他の連中が弱すぎるのに対して)コイツの強さは突出している。
ただし、FF2の魔物としては珍しく、防御力は非常に低い。同伴の魔物でさえ40~50超えているのに、こいつは4しかないため、HPが多くても、耐久面ではその強さが感じられない。所詮はゴブリン族ということなのだろうか。
稲妻Lv12は、耐性がないと700以上のダメージを受けることもある。
- つまり初期状態のスコット程度なら一発で倒されてしまう。
黒のローブをドロップしてくれるありがたいお方。
マハノンの町では、体防具はクソ重いナイトの鎧やミスリルアーマーしか売ってないのでなおさら。
- 他にもレア魔法なコンフュや魔道士の杖、フレアーの本といった有用なアイテムを落としてくれる。
- 因みに、ドロップテーブルはサンダーギガースと同じである。
まぁ、攻撃手段などを見ても、本編におけるサンダーギガースの立ち位置のモンスターだとわかるが。 - 問題はそれが集団で出現すること。このスペックで魔法攻撃の雨を浴びれば、1000以上のHPが冗談抜きに吹き飛ぶ。
- 因みに、ドロップテーブルはサンダーギガースと同じである。
FF4
ゴブリンの色違いモンスター。
ライブラを自分自身にかけ、雷が弱点であることをわざわざ教えてくれる。(トラップ)
だが、これを真に受けてサンダー系魔法をかけると行動パターンが変わり、
「ひっひっ ひっかかりおったな!このいかずちを ばいにしてかえしてやるわ!」と言いながら
自身にヘイストをかけてから全体サンダガ(魔力143)を連発してくる。
ちなみに、隠しダンジョンのモンスターを除いた雑魚の中では攻撃力が174と最も高い。
バーサクをかけてみるのも一興。
携帯版では、トードをかけると打撃一辺倒になってくる。
- こいつの「たたかう」は、攻撃回数13回×攻撃力174という化け物。
ベヒーモスやプリンプリンセスでさえ、攻撃回数12回×攻撃力154なのに。
雷魔法以外にも罠が増えた形である。 - 魔力はSFCの全モンスター中3位だが、トップのトーディウィッチと2位のレーシィが一切魔力依存の技を持たないため、実質SFCでの魔力最強はこいつであり、その圧倒的な魔力から繰り出されるサンダガを食らうと壊滅的な被害を受ける…が、受ける機会はおそらくないだろう。
攻略法は戦う連打。トルネド、デスも有効。
アスピルでMP400もリディアで回復できる。
雷属性の武器で攻撃すれば、反撃は受けない。
リルマーダー側にしてみれば、罠にかけるつもりが自ら墓穴を掘ってしまう結果となる。
あらかじめサイレスをかけて沈黙状態にしておくと、発動しないサンダガをひたすら唱え続ける。
無視して他の手段で攻撃、遠慮なく雷属性武器で攻撃、雷属性魔法で止めを刺す、
魔法を封じる、反撃サンダガをリフレクで跳ね返す、一撃必殺で仕留める。
サンドバッグの方法はお好みで。
- 忍術は黒魔法と同じ「魔法系行動」に分類されるため(雷属性であれば)反撃を受ける。
ちなみにアイテムで発動する魔法も「魔法系」扱い。
一方で召喚魔法はそれらとカテゴリの異なる「固有行動」なので反撃の対象外。- ちなみに武器による攻撃は「属性攻撃と看做されない」ので反撃の対象外。
余計なことをしなければ、HPが高いだけのただのザコ。
SFCではリディアのアスピルを、DSではアスピルに加え
ローザの祈りを延々と見せられるかわいそうなモンスター。ラスダンのオアシス。
- SFCなどでは、シルフでHPを吸い取って、使ったMPをアスピルで補給するといい。
- こいつは他のモンスターと登場せず、常に一体で出現する。
そのため、普段なら危険なコマンドや魔法を延々と連発できるのである。
MPタンクも目の前にいるわけだし、ありがたくベストコンディションにしておこう。
味方全員にリフレクをかけて、サンダーで攻撃すると
サンダガで反撃
↓
リフレクで跳ね返る
↓
リルマーダーに当たる
↓
サンダガで反撃
↓
ry
を死ぬまで繰り返す。
ドロップアイテムはゴブリンと同様で、ポーション、テント、銅の砂時計、そして召喚魔法ゴブリンを落とす。
- 常に1体でしか出現しない為、狙うには効率が悪い。
FF4(DS版)
バーサク・スロウ・ストップ以外の不利な状態異常を受け付けなくなっている。
然し、雷属性魔法へのカウンターにはヘイストをかけるだけで、一向にサンダガを使う様子がない(恐らくプログラムミス)。
同時に例の固有台詞も吐かなくなっている。
その為、雷属性魔法を使おうが使うまいがまるっきり無害な存在となり下がる。
因みに、今作では「らいじん」はカウンター対象にならなくなっている。
- 確認したかぎりDS版のリルマーダーはSFC版と同様に雷属性攻撃へのカウンター行動で固有メッセージとともにサンダガを使う。
特定の条件下でカウンター行動を行わないという可能性もあるが、おそらくはただの勘違いなのでは。 - ↑実機のDS版での検証では、上記のプログラムミスの指摘通りの結果が出た(ゼウスの怒り等の同効果のアイテムでも同様)。
後期出荷の製品やVC等だとプログラムミスが直されているという可能性もある。- こちらで確認したところでは、連続魔サンダー系×2をした時はヘイスト、ラムゥには期待どおりの反撃してくれた。
- 仮に想定通りの挙動どころか一連のカウンター行動を能動的に行ったとしても暗黒魔道士ほどの苦戦はしない。ダメージ自体は暗黒魔道士に匹敵するのだが、(騎士二人以外は)ラスダン中盤でようやく手に入る守りの指輪以外では暗黒魔道士に耐性の穴を突かれるのに対し基本軽装であるエッジ以外はラスダン突入前から自然と耐性を持っている雷一本では単体同士で比較しても劣っていると言える。最も差の小さいであろうダメージだけを比較してこの弱さなので、無害とは言えなくなるが初速の遅さもあって結局危険度は全体で見ても低いままだろう。
銅の砂時計の代わりに銀の砂時計を落とすようになっている(ドロップ率5%)。
また、召喚ゴブリンも他と同様に0.4%の確率で落とすようになった。
今回は宙に浮いた演出はない。
FF14
コルシア島のAモブ。デカく黄色いホブゴブリン。
ヒッヒッヒッと笑って、対象1人中心円範囲にホブサンダガをしてくる。
そのほかホブヘイスト・ホブサンダラ・ゴブリンパンチなどを使ってくる。ゴブリンパンチはMTに対して大ダメージのためキツい。
付近のモブハンター曰く、ホブゴブリンの中でも一際凶悪とのこと。
言葉巧みに人を騙して罠にかける…らしいのでどうやら人語を解すようだが、その知性をもってやることと言えば盗賊行為である。討伐依頼が出るのもむべなるかな。