地名・地形/【コンコルディア王国】

Last-modified: 2019-01-22 (火) 01:40:33

FF零式

オリエンスに存在する4国家の内の一つで、国民は蒼龍クリスタルの力で竜やモンスター達と心を通わせることが可能で、彼らの力を国民生活に役立てたり、軍事力として使用している。
最高責任者はアンドリア女王


国家の重要なポジションは全て女性が占めている国家。
本来なら国王の地位も女性が引き継ぐものであるが、物語中盤、王国初の男性国王蒼龍王の誕生により、コンコルディア王国もオリエンスの争いに大きく関わることとなる。


コンコルディア王国の人間は、大人であっても小柄な体格をしている。
成人しても130cm前後にしかならず、外見も若々しいままだという。

  • 蒼龍兵など竜に騎乗している者もいるので、そのために小柄なのかもしれない。
  • 背が高いと空が近くてクラクラしない?と言ってる子もいる。
  • 国民全員が屈強な肉体を持つロリカ同盟と比べると、その差は2倍近い。
    170cmの人間からすれば3m程の巨人と戦うようなものである。正直これは怖い。
    勿論肉体面で劣る分をモンスターや竜などでカバーするため、仮に正面激突することになっても不利ではないだろう。
  • 他国の兵士との体格差を補うため、蒼龍兵はリーチの長い槍を好んで用いる。
  • 全く老けないというわけではないらしく、老人は子供の体格に皺だらけの顔面となる。ちょっと不釣り合いで怖い。
    また平均寿命ではオリエンスで一番長寿らしい。

近代的な朱雀や白虎と比べると古代日本や中国を思わせる衣装や装備である。
シラチャ(実在のタイの地名)という名称が出てくるあたり、東南アジアや中国を意識してると思われる。

蒼龍の街はどこも高所に築かれた木造の街で、飛行するモンスターと交流しやすい涼やかな構造になっている。
石造りの朱雀の街や、現代風の白虎の街に比べてかなりファンタジック。
戦闘時に飛行するモンスターのブレイクサイトを突くとそのまま落下していくことから、特に落下防止網などはない様子。
強風の日は道を歩くのが怖そうである。

(スペイン語系のファーストネーム)・(日本語系のセカンドネーム)・(ミドルネーム)・(英語系の氏)という長い人名も特徴的。


軍の階級および編成は現実の軍隊とほとんど近い朱雀や白虎と比べて非常に独特。
特佐、平将、上将が制圧戦において確認できる。
編成は100体ほどのドラゴンを中核にして兵士やモンスターで混成された諸隊が100個ほど。
それら部隊を指揮監督する五星近衛兵団より成り立っている。
諸隊の兵員は人間だけなら旅団に相当する規模。

  • ちなみに部隊名は第一中隊、第2師団という形ではなく衝天隊、撃兵隊といった幕末維新期に多く見られる諸隊を彷彿させるネーミングになっている。

地形的には非常に緑が多い国である。雨が降り続いていたりジャングルだったりと豊かなのか逆にヤバいのかわかりづらいが、少なくとも朱雀並みに暮らしは快適だろう。
間に朱雀が無ければ白虎に激しく攻められていたであろう国。

  • 朱雀の候補生が「蒼龍は蒸し暑い」と言っていたあたり、熱帯気候なのかも知れない。

国家としての源流は、鴎歴197年にルシ・トコヤミの設立したライローキ地方の青龍王国。
青龍人たちは青龍クリスタルを通じてモンスターを操る術を知り、
強力なモンスター部隊を有していたが、まとまりに欠けるという大きな欠点があった。
223年に朱雀との戦争に敗れた青龍人たちは、更に大きな力を得る為竜を操る力を授かる。
しかし、更なる力を得ようと竜を食べるというとんでもない暴挙に出た為、青龍クリスタルは急速に弱体化。
252年、それに代わる形で新たに生まれた蒼龍クリスタルが青龍クリスタルを封印。
凶暴化した青龍人もセイシュウ・イチョウ・ルリハの3人のルシによって、ローシャナ近くの「ナラク」に封印。
その後の271年にルシ・アカガネが国家を樹立し、その2年後ルシ・シロタエによって王都をマハマユリに制定。
正式にコンコルディア王国を建国した。オリエンス4カ国の中では最も若い国である。
国家の要職に女性が多いのも、男性中心の青龍王国の失敗と「聖女」と讃えられたアカガネが国家をまとめ上げた事に由来する。


龍騎兵になるためには、蒼龍語が分からないとなれないらしい。


国名はドイツ連邦共和国、バイエルン州バンベルク市にあるコンコルディア城に由来するのだろうか。こじつけだが、バイエルンの州旗も青(と白)、1918年に君主制が廃止されるまでは王国だった。

  • コンコルディアはラテン語で「平和」を意味しているとどこかで聞いた。
    アンドリア女王が穏健派なのもあり、この説は有力そうな気がする。
  • 正確に言うと「平和」ではなく「調和」だが確かに平和と言えなくもない。
    (パクス、の方が有名だが)。調和と言う意味であり、ローマ神話における調和の女神の名前でもある。
    コンコルディア城の由来も多分そうだが、一番有名なのは多分パリにある「コンコルド広場」だろう。
    元々は「ルイ15世広場」と呼ばれていたが革命で「革命広場」と名前を変え、ギロチンが設置され
    数多くの人々がここで処刑された。
    革命後その反省と融和のため「コンコルド広場」、つまり調和広場と改名された過去を持つ。
    ゲーム内でも「青龍王国」と言う過去の過ちから学んだからこそこのような国名を選んだのではないかと思われる。

「蒼龍」という名は、四神の一つ「青龍」の別名から来ている。
青龍王国から新たな国を制定したという設定もあるゆえに、こちらの呼び名を採用したのだろう。
ちなみに別名としての蒼龍という呼称はあまり有名ではなく、名称としてはむしろ大日本帝国海軍の軍艦に用いられている航空母艦「蒼龍」が、現在においては知名度が高いと思われる。

  • なお、ロマサガ3では四聖獣が属性となっているが、表記は「蒼龍」である。
    ここら辺のオマージュを含めた可能性もある。