FFシリーズに登場するあまたの召喚獣の中でおそらく1、2を争うほどマイナーな存在。
古代ローマの伝説では、頭部に吸盤を持つ怪力の小魚。現在の英語(remora)では「コバンザメ」を意味する。
漫画「チョコチョコボンボン」でも召喚猫「マネッキー」に召喚されてバッツ達に襲い掛かるが、あっさりボコの餌食になってしまう…。
→モンスター/【レモラ】
→モンスター/【レモラーズ】
→乗り物/【CB56レモラ戦闘機】
→特技/【レモラボム】
FF5
レベル1召喚魔法。
「まとわりつき」で敵単体に麻痺の効果を与える。消費MPたったの2、それでいて基本命中率100%。
- 命中率は128%でなければ非必中で、最終的な成功率は敵とのレベル差や魔法回避率に影響される。
ウォルスの町と蜃気楼の町で250ギルで買える。
ウォルスが無に消えた後は蜃気楼の町で買えるが、第一世界で買い逃すとかなり後回しになる。
大勢の小魚が敵1体に集合しまとわりつくその演出はなんとも地味だが、基礎命中率100%の麻痺というあなどれない効果を持つ。
上記の古代ローマの伝説のレモラの語源は、ラテン語で遅延・障害を意味するRemorariから来ているので、効果内容もそれに準えているものと考えられる。
- 状態異常魔法全般に言えることだが、低レベルのダメージ魔法が敵のHPが上がると力不足になる一方で状態異常魔法は敵の性質を知れば役に立つ。
レベル2までの召喚魔法の中では最後まで広範囲で使いどころのある魔法。
ビブロスに効く。ストップやスリプルが効かないので意外な足止め手段となる。
ビブロスはカウンターがやっかいなのでそれを封じられるが、デスクローの方が手っ取り早い。
タイタンにも有効、ファイナルアタックのアースシェイカー封じとして使える。
- 制限プレイもそのレギュレーション次第だが、マヒというと鞭による打撃が一般的であるものの、追加効果の発生率は50%しかない。
低燃費・高命中なので確実性を求めるなら断然レモラ。
唯一の「確定発動」かつ「ダメージなし」の麻痺技のため、ストップ(愛の歌)やスリプルが効かないが、麻痺が有効な敵からぬすむ際に有用。
ジュラエイビスから飛竜の槍を盗む際や、特に第一世界で強敵ハイドラからキラーボウを盗むときはレモラの出番。
レベル差や魔法回避を無視できないのが多少痛い。鞭の方はその辺は関係ないため、高レベルや高魔法回避率の敵(ラスボスとか)相手だと鞭の方が確率が高くなる場合もある。
一般的でない理由はNTT出版の誤植によるところがかなり大きい。
完全攻略編に『時空魔法「スロウ」と同様の効果』と書かれている。
- 冒険ガイドブックでは「少しの間動きを止める」という正しい記述を確認。
FF5(iOS/Android版)
旧スマホ版は演出が変更されており、大きなレモラが小魚を吐きだす。
FF11
かつてはワールドの1つとしてRemoraが存在していたが、2010年に行われたサーバー統合により統合された。
その3年後、釣りで手に入れる魚として登場した。
FF12RW
ランクI、近接タイプで雷属性の召喚獣。
魚ではなくFF12の飛空艇に準じたようだ。
水弱点。『雷のチョップ』で攻撃する。
ちっこいFFXII「レモラ」が二足歩行する感じ。
と説明された「ライディーン」と言う没召喚獣案が存在する。
FFB
雷弱点のレア幻獣。取り巻きはサハギンプリンス。
FF5デザインだが3匹で1セット×3(要するに9匹)で「レモラ」一体である。
「エルニーニョ」を使ってくる。
4周目のレア幻獣。誰がこいつが抜擢されるなんて予想しただろうか。
仕様上当然だが高レベルのこいつのHPは7桁を超える。
ものすごい大出世である。
メビウスFF
航海を妨げる海獣で、とりつかれると巨艦でも動けません。
召喚のみで入手できる水属性のモンク系アビリティカード。アビリティは「水の衝撃?」。
イラストレーターは津田次郎。