設定/【アルベド語】

Last-modified: 2024-04-11 (木) 19:44:18

FF10・FF10-2

アルベド族の言語。
あの「ひんたぼ語」を思い起こさせる意味不明っぷりだが、実は母音が元の文字と同じという特徴がある。
ゲーム中役者が普通にアルベド語を喋るので最初はびっくりするが、
それでもそれなりに喋れているのはこの特徴があるからである。
これが完全に文字をランダムに置換された言葉だったらまともに喋れるものではないだろう。

  • 「み」は「イ」に変換されるため、「みゃ」「みゅ」「みょ」は「イャ」「イュ」「イョ」となり、かなり発音しにくい。
    同様に、「ぴ」は「ペ」(カタカナ)になるため、「ぴゃ」「ぴゅ」「ぴょ」は「ペャ」「ペュ」「ペョ」と発音不能の文字となる。
    なお、発音できそうにないのはこれだけで、他の文字は普通に発音できるようになっている。
  • 「ゆ」「を」「ぴ」は「ヲ」「ム」「ペ」に変換される。
    この3つのみ共通語と段が異なる。
    「ゆ」「を」は拗音にはならないので、「ぴ」と違い発音不能になることは無い。
    • 「ぺ」も「ポ」に変換されるので段が違う。「ぺらぺら」は「ポナポナ」になる。
  • 未翻訳のアルベド語は「アオイロノカタカナ」で、翻訳された文字は「あかいろのひらがな」で表示される。
    一部の言葉は共通語と同じ読み方となり、翻訳状況に関係なく「アカイロノカタカナ」で表示される。
    • アルティマニアでこれを逆に利用し、笑える台詞を作り出している。
    • 共通語と変わらないのは主に人名・地名といった固有名詞に多い。

アルベド語辞書を手に入れることで巻に応じた字幕の文字が対応する仮名に変換される。
最終的には全てのアルベド語が日本語通りに変換されて意味が理解できるようになる。
なお、序盤でリュックがティーダを殴るときに言う「ゾレン」は「ごめん」である。

  • 漏れ無く辞書を集めていた場合、ホームぐらいで多少の穴はあるものの、
    会話の全容は理解できるという程度になる。

世のプレイヤーには、アルベド語を暗記して普通に喋れる人もいるらしい…

  • 上述のように一部を除けば母音は元のままなので、慣れるとある程度は解読できるようになってくる。
    それでも、言葉として使えるようになるには相当の勉強量が必要だろうが。
  • 翻訳ツールを設置している攻略サイトも多い。攻略一辺倒ではないネタサイトには大抵設けられている。
    一時、世の中高生が暗号感覚でメールなどに用い、nhkで特集されたこともある。ゲームファンの間で用いられただけで、特に流行ってないのに「大流行!」と銘打たれた。nhkの悪い癖である。

FF10では他のセーブデータからアルベド語辞書をコンバートすることができる。
初回プレイでは序盤は知識無し&辞書無しで意味不明だが、ちゃんと辞書を集めたデータを持っていれば、
コンバートすることで序盤からリュックたちが何を言っているのか理解して話を進めることができる。
もちろん、辞書を集めていても当のティーダは訳が分からないままなのだが。

  • ザナルカンドから飛ばされたのが海の遺跡である意図は
    自分の故郷からいきなり荒廃した地と知らない言語を操る集団に取り残されたティーダの孤独感の引き立てと、2週目以降でアルベド側の本意を理解できる楽しみを求めたものだと思われる。

序盤で訪れる海の遺跡にあるアルベド語のヒントを読むと、
この時点でアルベド語を知らないティーダは「なんですかねぇ 意味がわかりませんねぇ」と不満を漏らすが、
同じエリアにあるアルベド語合成スフィアで全ての辞書を入手しても同じ反応をする。


アルベド語辞書は見落としやすい&入手期間限定なものが結構あるため、
何の情報もなしでプレイすると完全に翻訳しきれずちょっとモヤモヤする。

  • 10-2の場合は砂漠にごっそり埋まっているため発掘を繰り返すことで1週目でもコンプ可能だったりする

ちなみにアルベドというのはみかんについてる白いすじのこと

  • 天体における太陽光などの入射光と反射光の比のことや、錬金術での白化といった意味もある。
    前者については、ティーダの由来が太陽であろうことも合わせると面白いかも。

スタッフが何を考えて作ったのかは不明だが、言語体系がしっかりしているのは流石なのだろうか……こういう言語って適当かつ意味不明に作ってる印象がなんとなくある

  • 文法などは変えず既存言語から音だけを変換するタイプの人造言語は、比較的楽な部類なのでやっている創作物は時折ある。
    FF10発売一年前の2000年に放送していた『仮面ライダークウガ』のグロンギ語は、ほぼアルベド語と同発想の変換方式。
    (助詞か否かで変換が異なったり、こっちの10進数に対してグロンギ族は9進数を用いているなど多少捻りも加えている)
    同じく2000年発売の『テイルズオブエターニア』にもメルニクス語というものがある。これは英訳の後、アルファベットを音変換する方式。

アルベド族にスピラの標準語を話せるのがいる(レン、リュック、シド、ギップル、ダチなど)ように普通の人間でもアルベド語を喋れるのがいる(パイン、コンプしたティーダなど)

  • バラライとヌージは不明(ギップルに教えてもらっていて喋れる可能性はある)
  • 作中で披露されることはないが、もその経緯からアルベド語が堪能であると思われる。
  • リンの旅行公司で働くのはスピラの標準語で話せることが条件らしい。ゲーム終盤では店員にアルベド語を教わろうとする人も増えたようだ。

10-2のユウナは翻訳の有無関わらずアルベド語をある程度理解している模様。リュックにでも習ったのだろうか?

  • エクスペリメント関連の出来事から理解は出来ても喋ることは出来ないようだ
    • 愛しの彼は理解も喋ることもマスター出来る
  • アニキは(絶対に叶わない片想いをしている相手である)ユウナと会話したいから練習してある程度標準語を喋れるようになっているが、咄嗟の時にはアルベド語が出る

物語上アルベド語は、アルベド族と他の種族の分断の象徴といえる存在である。
言葉が通じないということは、相互の理解が困難で、争いを話し合いで解決できないということである。
両方の言語を話せる者には、種族の差を乗り越えて融和を進めようとする者が多い。
ティーダがアルベド語を覚えるのも、アルベド族への理解を進めようとする行為だといえるだろう。

DDFF

モグネットの質問で「アルベド語でお願いします」と答えると、本当に(律儀に?)アルベド語で答える。
実に全く解読不能であった。ちなみに差出人はモグズラム。

  • 内容は、セシルとカインがミストドラゴンを倒す方法として正しいものを選べというもの。

TFF

ティーダのコレカのパスワードの一つに、「シュフニョルアンニョフ」がある。
アルベド語からスピラ語に変換すると、「にゅうりょくかんりょう」。

FFRK

レコードダンジョンのFF10シナリオでも登場するが辞書が手に入らないため翻訳されることは無い。
デシはアルベド語を理解してるかは不明(反応を見る限りしていないようにも見えるが、敢えてしていない振りをしている可能性もある)

  • 記憶を旅しているため理解していてもなにもおかしいことはない
    • ゲーム的には戦闘のみだが、おそらくは各種イベントを『原作キャラからは見えないし触れることも出来ない傍観者』の立場で追体験していると思われる
  • ウララはおそらく理解していないと思われる(デシとは違い記憶の旅には出ていないため)