設定/【ファルシ】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 01:08:12

ファルシとは、ファブラ・ノヴァ・クリスタリスにおいて、神あるいはそれに準ずる存在が、
目的に合わせて作り、使命を与えた存在のこと。
クリスタルとも強い関連性を持っており、「行動するクリスタル」のような位置にある模様。
ファルシが自らの出生を模倣して「使命を与えた存在」は「ルシ」と呼ばれている。

  • 神話によるとブーニベルゼが不可視世界を探すためにパルスエトロリンゼの3体のファルシを作った。
    それぞれがさらに目的のために部下となるファルシを作っている。ファブラ・ノヴァ・クリスタリスの設定のゲーム内で言われる神々とは最初の三体に近い上位のファルシのことらしい。
  • あと作品内の関係を見るに、リンゼ系列とパルス系列のファルシの仲が良いと言えない。
    FF13では互いにルシを造りだして戦争していたし、零式では一応協定が結ばれていたが互いのやり方が相容れない。

大枠の共通項として、ファルシは不可視のもの(人間の心など)を理解することはできず、それを扱いこなすことはできない。それは至高神たるブーニベルゼとてそうで心を持った生命体を創造しようと試みたが、狂暴な失敗作しかできなかった。
例外的に不可視世界に住まうエトロはある程度扱えるようだが、FF13シリーズでの結果を見る限り、とても制御できておらず誤算ばかりおこしている。

  • 心が理解できないことに加え、生まれながらに果たすべき使命とそれを遂行するための力を持つファルシたちにとって、なんの使命もなく生まれた脆弱な人間のことを死に向かって無意味に人生を浪費しているようにしか見えないようで、それを滑稽に思い揶揄するような描写がおおい。

FF13

FF13に登場する人智を超えた存在で、コクーンを築いたり、グラン=パルスを開拓している。
フェニックスやタイタンなどが属し、歴代のFFでいう幻獣や召喚獣のようなもの。
決して「肉詰め」のことではない。

  • それは「ファルス」だw
    • どちらも正解。ちなみにフランス語。
    • フランス語で肉詰めはファルス(farce)。
      更に日本でこれを指すファルシ(farci)は和製仏語。よってフランス語ではない。
      なお、FF13に登場するファルシのスペルは「fal'Cie」であってどちらとも関係ない。
  • 「ルシファー」のもじり?

コクーンやパルスに多数存在する「人智を超えた存在」
強大な力を持ち、人間をルシに変え、使命を科すよう仕向ける。
また、ファルシ自身も使命を持っており、コクーンのファルシは大都市であるコクーンの維持、
パルスのファルシは未開の地であるグラン=パルスの開拓を主な使命としている。
またコクーンのファルシとグラン=パルスのファルシは対立関係にあり、互いに滅ぼし合おうとしている。


その正体は、太古の昔に神々が創造したとされる機械。
ある神が自分の欠片からファルシを作り出し、またある神は消え去った神の名残から
人間を作り出したとされている。つまり、人間とファルシは兄弟にあたる。
しばらくした後、神はこの世界から去ってしまい、人間とファルシは孤児となってしまった。

その後、一部のファルシは天空にコクーンを建造し、
人間をそこに住まわせ、コクーンの人々に感謝される存在となり、
グラン=パルスに残ったファルシは人間を導き、パルスを拓いていったとされている。


エデンクジャタカーバンクルフェニックスなど、歴代シリーズに登場した召喚獣の名前を冠する個体が多い。
ただしバルトアンデルス等のように、そうでないものもいる。

  • 従来でいう幻獣に近い存在だが、見ての通り機械仕掛けの存在である。
  • 主人公たちの召喚獣もみな機械仕掛けなので幻獣や召喚獣に当たる立ち位置なのだろう。

Wikipediaによるとコクーンには大小合わせて八百万のファルシがいるらしい。
日本の八百万の神のように、様々な自然現象の全てにファルシが関わっている。
作品中で出ている以外にも、例えば風を生み出すファルシなどもいるのだろう。

  • オートクリップの「聖府のファルシ」欄に“低級の固体も含めると八百万”と書かれている。
  • 道祖ファルシやギル洗いファルシ、お稽古事ファルシ等々いる訳だな。トイレのファルシとか妖精的な輩も。
    貧乏ファルシなんかがいたら絶対会いたくない。
  • 臭い消しのファルシは居無いようだ
  • 食糧もファルシが作りだしている模様。

コクーンのファルシはバルトアンデルスの指示の下、神再臨の供物とするために人間を養殖し、
パルスのファルシは大地を開拓していなくなった神を捜している、とされている。

  • つまり、過程が違うだけでコクーンのファルシもパルスのファルシも求めている結果は同じなのである。そのすれ違いにライトニング達が巻き込まれていくことがⅩⅢシリーズのストーリーの骨格であり、色々とはた迷惑な存在であると言える。

ファルシの中で言葉を発するのはバルトアンデルス・オーファン・タイタンのみ。
そのためか、タイタンが喋った時に、「喋った!?」と驚いている。


ゲーム中に出てくるファルシ一覧
 

  • コクーン
  • リンゼ神が生み出したファルシ。リンゼの影響により、無意識の内に不可視世界の門を捜し求めている。
    人工的な文明に関係するものが多い。
  • グラン=パルス
  • パルス神が生み出したファルシ。上記と同じく不可視世界の門を探しており、それが開拓行為と勘違いされている。また、門の探求以上にコクーンを脅威とみなしており、ルシをつかって戦に供えている。
    全体的に自然に関係する物が多い。
    • タイタン
      淘汰による生態系調整を担い、生物の進化の促進を行なう。
    • ダハーカ
      下界の監視。
    • アニマ
      ライトニング一行をルシにした物語の発端。ヲルバ郷の守護神的存在。
      ルシを魔獣ラグナロクとして差し向けてコクーンの破壊を目論む。
    • ビスマルク
      スーリヤ湖を守護している。水による侵食を利用して土地を開拓。
    • アトモス
      領土を拡大するべく地下を掘り続けている。乗り込むことも可能。

例の風評被害の一端を担う単語。
作中では単語の登場は早いものの、オートクリップにてその情報を初めて確認できるようになるまで
若干時間がかかり、加えて「超常の存在」としか書かれておらず具体的には不明であった。
 
サッズが目撃した際の「あれがファルシ……」という台詞と共に初登場したパルスのファルシの外見は、
なんとも形容しがたい空飛ぶ巨大な要塞か兵器か、それとも建造物かとも見て取れる独特なものだった。
内部に侵入し、本体たるファルシ=アニマを前にしてようやく「自律稼働する機械である」とわかる。
 
超常の存在にしておきたいから機械という言葉を使いたくないんだろうが……
物語を理解するうえで重要な単語なんだから、さっさとそう教えてよ!と言いたくなる。

  • じらされるほど面白いってモンでしょ
  • じらされたうえにその内容も理解し難いもの、というのは少し問題ではあるが…

FF13-2

13-2では新たにファルシ=フェンリル、そしてなんとエデンを基に
建造した人造のファルシ、デミ・ファルシ=アダムが登場している。
一方、コクーンのファルシはオーファンを失って皆休眠に入り、パルスのファルシはコクーンが無力化したことで放置プレイに走った。

  • 上ではタイタンが最強と考えられていたが、ついに対抗馬となるファルシ=フェンリルが登場した。
    また日食・月食などの機能からフェンリルはパルス側の存在であると考えられる。

熱戦!頭脳ファイトの設問から、コクーンのファルシとしてリヴァイアサンがいたことが判明した。
水の浄化を行っていたらしい。
ちなみに上のほうに記載されている「肉詰め」も頭脳ファイトにてしっかりネタにされている。

LRFF13

今作においてファルシはいまだ休眠中であるが、唯一稼働しているファルシとしてファルシ=パンデモニウムが存在する。
現在ユスナーンにおり、役割は主に生活に必要な物資・食料の生産を行っている。
また、世界が壊れた影響なのかファルシの残骸も見受けられる。
デッド・デューンにてファルシ=アトモス、ファルシ=タイタンの残骸が確認できる。
ラストボスが武器としてファルシ=パルス、ファルシ=リンゼを召喚している。その姿はまさに天使と悪魔。

FF零式

本作でもルシに比べて印象は薄いが登場している。
中には数秒しか登場しないものもいる。
非常にネタバレ性が高い内容ゆえに言及しないが、今作ではより世界の設立自体に大きな影響を及ぼしている。
また、アルティマニアでは「シ=ファルシ」なる語句も出ており、新たな謎が増えている。
FF13よりも神秘性が高く、より天使のような「使命を持った高次の存在」という形になっている。
なお、ルシはファルシが選び出したものに使命を与えたものらしく、自らの出生を踏襲したものである。
また、クリスタルとの関係性は非常に高く、ある意味では13本編を凌駕する密接ぶりである。