設定/【フィニス】

Last-modified: 2018-08-20 (月) 00:47:10

FF零式

オリエンスの伝承に登場する言葉。『フィニスの刻』とも言われる。
クリスタルが力を失ったときに訪れる災厄と、オリエンスの人々は考えている。
オリエンスに伝わる伝承の一部に、フィニスは次のように書かれている。

そして 9と9が9を迎える時 根源なる意思 世界に【フィニス】を与えん

また、フィニスの刻が訪れる時期はこの世の最初から定められていると信じられている。


語源は恐らくラテン語のfinisから来ている。(finis=終わり)


本編では、白虎が玄武首都に対してアルテマ弾投下をした際に、
カトル准将は「歴史家どもは これを【フィニス】と呼ぶのかもしれませんな」とシドに告げていた。


劇中終盤にて、フィニスの刻が訪れる。
フィニスの本来の意味は、ルルサスのクリスタルによって生み出された審判者が、魂の成長が飽和した世界への審判を下す刻を指している。
最後の審判によってルルサスの軍勢は世界全土すべての生命を滅ぼし、その魂で不可視世界への扉を開こうというのが神々の一柱の考えである。


世界にフィニスを与える役目は、ファルシの一柱リンゼが担っている。
ファブラ神話においてリンゼの役割が「世界が終わる時に知らせること」ゆえに、この使命の担い手には相応しいといえる。
もっとも人間たちからすれば、その行為は全生命を対象にした大虐殺に過ぎないのだが。


オリエンスにおける終末思想のようなもの。
審判者が行う裁きは、キリスト教のレクイエム『怒りの日』を彷彿とさせる。

FFアギト

一周目は、白虎のオリエンス統一宣言でフィニスに到達した。
ルルサスの戦士が各地に現れだし、すべての生命を滅ぼさんと虐殺を繰り返しはじめた。
審判者としてミューリアが魔導院に鎮座していたため、残った候補生たちはこれを倒すことになる。
フィニスを避けるためには【解】を見つけ、【アギト】にならなければならなかった。
ただ「審判者」を倒したことによりオリエンスは「やり直す権利」を得たため、これから無限の繰り返しが始まる。

鴎歴842年 熱の月 オリエンスから人々の声が消えた

FFアギト チェンジ・ザ・ワールド~青い影~

本作によるとオリエンスが統一される以外にも、大規模な戦争が起こりがたい状態になってもフィニスが訪れることがアレシアから語られた。
事実、クリスタルの意思の代弁者たるルシの動きを封じ、白虎を飲み込み巨大化した超大国玄武と朱雀蒼龍同盟の冷戦が半年以上に渡って継続した結果、フィニスが発動した。