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FF10-2

前作でユウナ達がエボン=ジュを倒し、『シン』を消滅させたことで訪れた｢終わらないナギ節｣。
およそ1000年ぶりに『シン』がいない世界となった。
『シン』に脅かされる事の無い、自由が約束された新時代としてスピラ中の人々が到来を喜んだのだが、2年がたち『シン』の存在とエボンの教えによるくびきが外れたことで人同士の不和と対立が生まれ、方向性の定まらない不安定な社会情勢となりつつある。

歴史上、一つの国が圧倒的な軍事力を持つことで
世界に秩序と平和が保たれることがあり、
そうした時代をパクス・ロマーナ、パクス・アメリカーナなどと呼ぶ。

永遠のナギ節とはまさに
『シン』とエボン教による秩序の時代の終わりを意味するものである。
10-2の時代には早くもスピラ各地で様々な組織が勃興しており
世界が混沌へと導かれつつあることを予感させる。

それでも後世の人たちは、時代の停滞を打ち破った
召喚士一行の偉業を称賛するであろう。