設定/【混沌】

Last-modified: 2023-05-01 (月) 09:20:24

FF13全般

基本的に「カオス」と読むが「こんとん」と読まれる場合もある。


不可視世界を満たすエネルギー。
可視世界を侵食しようとする性質を持つ。
黒い霧のような姿をしているが、神の目には映らない
これが不可視と呼ばれる所以である。心や魂と呼ばれるものの正体でもある。


神の力の象徴「クリスタル」とは対を成している。
混沌は無形にして無限の概念であり、クリスタルは有形にして有限の存在である。

  • クリスタルとカオスが対になっているのは初代FFのオマージュだろうか。
    ただしあちらはクリスタルの力を高めカオスを打ち倒すのに対し、こちらはカオスの力を束ねクリスタルを打ち砕いている。

女神エトロは自らの血より生まれた人間に親しみを覚え、心という名の混沌を贈った。
故に可視世界で混沌を持つものは人間のみであり、神やファルシは混沌の持つ無限の可能性を欲して人間を利用しようとする。

FF13

FF13の時点では混沌という物質そのものについては触れられていない。


オーファンのセリフにあるように、ファルシは人間の心の力、すなわち混沌の力を借りるためにルシを選ぶ。
力を引き出すには人間を絶望に追いやるのが最も効果的であると考えているため、ルシのシステムは人間には何の希望もない仕組みとなっている。


断章07に「世界を無限に押し広げようと考えた大神パルスは、混沌を裂いて空間を開いた。」とあるが、これは物質としての混沌ではなく、未開拓の地のことを指していると思われる。

FF13-2

パラドクスの原因となる物質である。


「不可視の混沌」と呼ばれる特別な混沌が登場する。
その存在は女神エトロによって封印されていたが、前作のエンディングの際に封印が緩んで漏れだしてしまった。
それはライトニングをヴァルハラに引きずり込み、歴史を歪めた。

  • カイアスの目的はこの「不可視の混沌」を解き放つことで世界を壊し、ユールの転生を止めることである。
    女神エトロの死によってそれは達成されたが……

LRFF13

女神エトロの消失により混沌を制御するものがいなくなり、世界の大半は混沌に飲まれてしまっている。
その影響で人間は年を取らなくなり、新たな生命は誕生せず、一日の長さも26時間から24時間に減ってしまった。


「不可視の混沌」の正体は転生を続けたユールたちの魂の集合体だったことが判明する。
矛盾に満ちた力であり、一方向を向くことなどありえないとされる混沌が前作で世界を破壊するほどの威力を発揮したのは、無数のユールたちの魂がカイアスを慕う気持ちを共有していたからだという。

  • エンディングでライトニングがを倒せたのも、生まれ変わる人の魂を絆によって束ねたからである。

今作は死んだ猫と会話できたり、機械に感情の発露が確認できたりと人間以外のものも混沌を持っているかのような描写がいくつか見られるが、これも世界が壊れ、可視と不可視の境界が消滅した影響だろうか?

FF:U

【FF:U】の世界で起こる不幸な出来事全ての元凶であり、ありとあらゆる事件の黒幕にして最大最強の敵。

【異界】を作り出して巣食う事で数多くの異世界を飲み込み、ありとあらゆる負の感情を餌にして成長して来た謎の存在で、ハヤカワ夫妻は宇宙を構成するものの1つに上げているがその正体ははっきりとはしていない。
(少なくとも混沌が無くなれば繋いでくれる混沌が無くなった事で、繋がりを失い階層宇宙そのものが崩壊してしまうことが外界の章の冒頭でハッキリと示唆されている。ちなみに夫妻の研究は混沌の必然性という名のエネルギーのみを利用出来ないかという研究であった)

過去と未来を錯綜させる能力を持っており、人が吐き出す精神波動廃棄物=負の感情を喰らって成長する新生物。

なお、【シド】は人間誰しもが持っている心の闇そのものではないかと推測しており、混沌に飲み込まれない為にガウディウムに潜入している【雲】は感情そのものを封じての活動を余儀なくされている(ちなみに興味を持っただけでも混沌に飲み込まれてしまう)。

なお、混沌の化身である筈の【タイラント伯爵】やその後釜となった【ヘルバ】、さらに混沌の子供たちと称される【アイ】【ユウ】ですら混沌そのものではないらしいが(伯爵とヘルバがオスカーに混沌の様子を尋ねるシーンが多々ある)、何だかの形でリンクしているようでもある。

また、本来は目に見えない存在だとされているが、人間の持つ五感以外で見たり感じたりする事は可能であるとされており(雲が伯爵の信頼を得る事で見た混沌の姿がソレ)、自身の成長する為には手段を選ばす、その時々に応じて臨機応変に対処する一面もあるようだ(TVと小説で【オスカー】のとった方針が違うのもそのためだと推測される)。

そのほか、【ガウディウム四凱将】の1人であるオスカー自身が混沌そのものであるかのようなシーンやそれを示唆するようなものも存在するが、真相は番組が打ち切りとなり、企画自体も凍結されたために不明のままとなっている。

ちなみに【ファーブラ】は混沌について何か知っている可能性が示唆されるが、詳細は不明。


自身を成長させるために必要な負の感情を効率よく生産する為に、様々世界を飲み込み、自身にとって都合の良い場所を感情を生み出す生産工場として利用し、そこに迷い込んだ獲物から負の感情を生み出して吸収し際限なく成長を続けている。

【アンリミテッド】を生み出したのも自身の餌を効率よく提供して暮れる存在を得るため出されているが、逆に自身の存在を脅かす存在として警戒している素振りを見せる事もある。


TV本編の第1話や最終回で【風】や雲によって幾度か滅ぼされかけるが、生き物が存在し続ける限り生み出される存在である為に、他の階層宇宙でしぶとく生き続けて宇宙を滅ぼす事で異界を再生し勢力を取り戻すと、伯爵の死の影響で扉を開き始めた『闇の柱』から外界へと進出。

外界を新たな礎とする為に予め派遣しておいた【ソルジャッシー】を使って一部の人間たちを取り込むと、新たな混沌の化身であるアイとユウを混沌王として迎えるべく暗躍し始める。

作中で確認される歴代混沌の化身たち

※憶測が多々含まれています。間違っていたら修正して下さい。

  • 先代混沌
    最終回でその存在が判明した混沌の化身。アンリミテッドを生み出すためだけに風の故郷『ウィンダリア』と雲の故郷『ミステリア』を互いに争わせて滅ぼした張本人で、TV本編の第1話において自らを【ソイル】と化した風を吸収して取り込むが、逆に彼の強靭な精神力で動きを封じられた所へ自らを【一刀獣】にした雲によって滅ぼされ消滅した。
  • タイラント伯爵
    先代混沌の後釜。詳しくは該当記事を参照。
  • ヘルバ(フラワーヘルバ)
    元ガウディウム四凱将の1人にして紅一点の邪悪な魔女。最終回で混沌の中へと落ちていき滅ぼされたかに思われたが、ちゃっかりと生き残り伯爵の後釜けん異界の女王としてデビューを果たし、快楽を求めて自身の欲望のままに世界を支配せんと活動を開始する。
    詳しくは該当記事を参照。ちなみにつぼみ状の頭が咲きかけていることから、フラワーヘルバとの別名を持っている模様。
  • 混沌王ユウ
    異界の女王に君臨したヘルバとその従者オスカーが今は亡きタイラント伯爵の後任として迎え入れようとしているハヤカワ・ユウその人。分かっているのはここまでで、詳しい詳細は不明だが、その為にソルジャッシーを使ってユウを人間そのものに失望、あるいは世界そのものに失望させようと様々なエゲツナイ手段を用いて心を折ろうと画策している。
  • オスカー
    ガウディウム四凱将の1人にして参謀約を務める歴代混沌に仕える謎多き傀儡師。
    っていうかこの作品最大のミステリアスな存在で、その正体は混沌そのものともされているが、今一ハッキリしない。様々な状況証拠から、混沌そのもの、あるいは混沌のアバター的存在であると推測され、どことなくアンリミテッド:サガの【ラスボス】であるカオスルーラのデザインに似ていない事も無いことや、一部の書籍では仮面の下の素顔が宇宙空間になっているようなものがあることからFF:Uの本来のラスボスを務める筈だった存在だと思われるが、真相を不明。ちなみに、立ち位置からクトゥルフ神話の邪神・はいよる混沌ナイアルラトホテップを思わせる事から、案外全ての元凶にして黒幕は彼だったのかもしれない。