FF6
FF6のフィールドBGM。世界崩壊前に流れる。
タイトルこそティナのテーマだが、ティナ関連のイベントの時は『目覚め』が流れることが多い。
聴く機会が多く、シンプルに綺麗な曲であるため印象に残りやすい。
エンディング曲『蘇る緑』でのアレンジバージョンは、ループ直前の部分から始まるため一瞬戸惑う。
- ネットで知るまで『目覚め』がティナのテーマだと思っていたから、エンディングの『蘇る緑』でティナの部分が流れた時に「聴いたことがあるフレーズだけどこれってティナのテーマだったっけ?」と困惑したのはいい思い出。
ゲーム開始後しばらくはナルシェ内で、(とりあえず)話の中心であるティナの悲観的なストーリーが続き、
その後ロックに手を引かれたどり着いたフィガロ城を出た瞬間にこの曲が流れ始める。
不安と哀愁を前半のギターとオカリナ(?)が、
これから待ち受ける未知の世界の大きさを後半部の金管がよく表している。
まさにティナの為に用意された悲壮な一曲。
- フィガロ城脱出後もチョコボに乗ったままBGMは目覚めのままなので
この曲を改めて聴くのはサウスフィガロへの洞窟を抜けた後という人も多いだろう。 - ロックがティナを連れてナルシェを脱出した時の音楽はガードリーダー戦後からフィールドに出るまで「炭坑都市ナルシェ」のまま変わらない。
「ティナのテーマ」が初めて聴けるのは上記の通り、フィガロ城に1度入りすぐ出てから
主人公最有力候補のキャラのテーマでありながら、崩壊後には聞けない不遇な曲。
- フィールド曲がキャラクターのテーマ曲っていうFF史上現時点で後にも先にも彼女だけ。
はっきりいって不遇どころか厚遇過ぎる気が。 - この曲自体が名曲なので、世界崩壊後『ゲーム中』に聞けないのは悲しい。
ティナ的には厚遇かもしれないが、曲としてはやはり少々不遇といえるのではないか。
…個人的には崩壊後もモブリズのある「蛇の道」だけでもこの曲にして欲しかった。
「仲間を求めて」もこの曲と変わらないくらいの名曲ではあるのだが…。- 自身のイベントで全く使われないジタンのテーマよりマシだろう。
- 数少ないイベントでしかテーマ曲が流れないキャラがいることを思うと、崩壊前限定とはいえフィールドで思う存分聴くことができたティナのテーマは十分厚遇された曲だと思う。
崩壊前獣ヶ原の北西、山と海に挟まれたごく小さいスペースでは
なぜか戦闘に入ってもこの曲が流れ続ける。
獣ヶ原で戦闘曲が変わらないことと何か関係があるのだろうか?
- 本当だ。気付かなかった…
獣ヶ原のドンドコドンドコに飽きたらこっちで戦うのもいいかもしれない。 - GBA版でも同じ現象が起きたが、どうやらそこは獣ヶ原か通常マップかの判定がどっちつかずになってるらしく、たまに普通のモンスター(ストレイキャットなど)も出てBGMも普通になる。
GBA版のミュージックプレイヤーでは名前が「Terra's Theme」になっている。
- Terraは海外版FF6におけるティナの名前。賢者の方ではないので注意(そちらの綴りはTellah)。
オープニングの予兆でも魔導アーマーが雪の中を歩くシーンでアレンジバージョンが使われている。
植松氏はFF6の開発がアップした日、「ティナのテーマ」を一人口ずさんでいたらしい。
その時の状況は東京で大雪が降り積もり、真新しい雪を踏みしめていたと言うFF6のOPの様だったそうだ。
(ソースはピアノ・コレクションズ ファイナルファンタジーIV ライナーノーツ)
- この曲をバックに、降りしきる雪の中ナルシエに向かってゆく3体の魔導アーマーの後ろ姿に哀愁を感じずにはいられない。
氷漬けの幻獣の略奪に向かうところなのだがそんなことは忘れてしまう。
FF関連の様々な楽譜に載っている、FF6の中でも比較的優遇されている立場の曲。
ピアコレ版では原曲とは調が違う(原曲:嬰ト短調、ピアコレ:ト短調)が、比較的原曲に近い。
- 全体的に左手がよく動くので、左手の音が大きくなり右手の音が小さくなりがち。右手のメロディーを響かせつつ、左手の流れをスムーズにするように弾くことが大切。
当時はこの曲を聞きたくて崩壊前のセーブデータをとっておいたプレイヤーも多いはず。非常に残念ながらSFC版の崩壊後に「崩壊前にワープ」のバグ技を使ってもこの曲は聞けない。
- サウスフィガロへの洞窟やバレンの滝の入口に行けば聴ける。
LRFF13
ユスナーンで大道芸人をやっているビッグスとウェッジが演奏している。原曲とは全く違う明るい雰囲気。
- この二人にティナのテーマを演奏させるとは、6ファンをニヤリとさせる演出。
OSTプラスには「ティナのテーマ(ビッグス&ウェッジ Ver.)」として収録されている。
FF14
第6回プロデューサーレターライブ冒頭で魔導アーマー初公開のときの動画にてアレンジバージョンが流れた。
FF6のプロローグを再現している。
しかし実際にゲーム内で乗ってもこの曲が流れるわけではなく、開発からは「今後、その曲がピッタリあうような場面があれば、使っていきたいとは思います。」という回答であった。
そのときの開発ブログはこちら→http://jp.finalfantasyxiv.com/pr/blog/000388.html
かねてより要望が多かったのか、2015年2.55のパッチアップデートにてついに魔導アーマー及びC式魔導アーマー騎乗時にのみティナのテーマが流れるようになった。
実装前の開発ブログでは「雪が降る、夜のクルザスあたりを3人で並んで歩くのがオススメですね!」と紹介されている。
- 正確にはティナのテーマではなく予兆の曲中のティナのテーマ部分である。魔導アーマーに乗っているのだから当然か。
FF15
レガリアのカーステレオで放送される曲として聞くことができる。
DFF
さらに悲しげな音色にアレンジされている。惜しむらくは後半部分がカットされていることか。
DDFF
DDFFのエンディングでも流れる。
TFF
原曲が収録されており、FMSとしてプレイできる。
闇の楽譜にも登場する。
背景にはナルシェ・フィガロ城・迷いの森・魔列車などがある。
闇の楽譜の時は空の色がセピア色に変わる。
TFFCC
引き続き原曲が収録されており、FMSとしてプレイできる。
FFRK
ノーマルダンジョンのFF6のダンジョン選択画面で流れる。
また、DFF版の音楽の記憶がイベント「ガールズレコードコレクション」の報酬で登場しており、
入手していれば音楽室で聞くことができる。
WOFF
なんとアレンジされて登場。
まどうアーマー系のミラージュに乗った際、「~エリア」マップで流れる。
悲壮なイメージとなっている。
- 原曲では前半のオカリナかピッコロだった主旋律が
ヴィオラのようなやや低音のストリングスに変わっており、
バックの音も重厚な雰囲気になっている。
後半に向けて盛り上がっていくため
悲壮感というほど思い詰めた感じではないが、
原曲の透き通った物悲しさとはまた別の物悲しさを感じさせる。- 完全に筆者の主観だが、原曲が高い山々に吹き抜ける風のような悲しさなら、
このアレンジは夕日で染まった荒野の、大地の熱を感じる悲しさと感じた。
- 完全に筆者の主観だが、原曲が高い山々に吹き抜ける風のような悲しさなら、
その他
「祈り」に歌詞つきアレンジの「時の放浪者」が収録されている。
なんとメロディーではなく裏メロを歌っている。力強い良アレンジ。