【「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」の解釈】

Last-modified: 2022-12-29 (木) 11:54:52

ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*のセリフ/【今考えている事の逆が正解だ。】から転載

単純に、「今考えている~」は左に進もうとしたセリスとエドガーを呼び止めるセリフで、「でもそれは~」がダリルの口癖、だと思ってた。

「それは大きなミステイク」の、「それ」は、もちろん、
「今考えていることの逆を行うこと」なのは間違いない。
「今考えていること」ってのは、要するに自分の読みとか直感の事。
その逆をするってことはつまりは自分の読みや直感を否定するということ。
でも、「それは大きな誤り」って言ってるんだからこの言葉の意味は「自分を信じろ」ってことになる。
多分だけど若かりしセッツァーはギャンブルでダリルにいいようにやられてたんじゃないかな。
いつどんな時でも最終的に自分の読みや勘を信じて行動できるってのはギャンブラーにとって重要な資質だからね。


自分の命すらBETしてしまえるギャンブラーであることが「生き様」であるからこそ映えるセリフ。
ただのギャンブル狂が吐けば恰好悪いことこの上ない。ドツボに嵌まるのが関の山である。


誰でも物事を始めたときは「自分の考えた一番いいやり方」で失敗を招く。
そこそこ慣れてくると「自分を疑って得たよりよい方法」で動き始めるが
同時にそれは「自分を信じられない弱さ」=ミステイクに繋がる。
つまりまあ、自分を信じながらも疑うことが最高の結果を生むってことじゃないかなーと妄想。


コインを投げて、転がった方に行かず、その逆へ行く。
そして「今考えている事の逆が正解だ」
ここまではべつに不思議はないので、解釈が割れるのはミステイクの意味だけということになる。
ダリルは迷わずまっすぐあの世まで走って行った人。あの場でダリルだったらコインを投げた方に行って死んでも後悔しなかったということなのかな。
自分を曲げることがミステイク?


「たまには自分の直感信じろよ」って意味だと思ってた。
セッツアーがギャンブラーとして深読みするのは正しいかもしれないが、飛空挺で飛んでる時くらいは
素直に飛ぶ事だけを考えろ、みたいな。言い方が回りくどいとは思うけど。


25thアルティマニアによると、
「かつてダリルは『考えていることの逆が正しい』とハスに構えがちなセッツァーを、感じたまま物事に向かうようたしなめていた」
とある。
セッツァーは初めコインが転がらなかった方向に進むべきだと直感したが、その逆、つまりコインの転がった方が正解だと考えた。
しかし常日頃聞いていたダリルの言葉を信じ、初めに思い浮かんだ方を選んだということではないだろうか。


今考えてることの逆が正解と思ってるセッツァーに対して
「今考えてることの逆が正解だ」はミステイクだよーっていうダリルの指摘だろう。ダリルはきっとセッツァーより年上だな間違いない。


誰もわかってないな。
今考えていることの逆が正解→「今考えていることの逆が正解」と考えていることの逆が正解→『「今考えていることの逆が正解」と考えていることの逆が正解』と考えていることの逆が正解→(以下、無限ループ
って意味だよ。


ダリルの口癖だったのは「でもそれは大きなミステイク」の部分だけで、他の部分はセッツァー自身の言葉じゃないかなと。


とりあえず、RPGでダンジョンを攻略するときに、
右のルートに行こうと思っているけど、左のルートの方がボスがいる正解のルート。だからって左に行くのは誤り、何故なら右のルートにある宝箱に強い武器が入っててボスを倒すともうとれなくなる、
みたいなシチュエーションはよくある。


俺も最初は「結局どっちだよ!」って思ったけど、みんなの考察を見てるうちに自分なりに納得できるようになった。「裏をかいて逆へ行こう!と、今思っているということはその逆が裏になるのか?」なんて事を考えたらキリがないから自分の直感を信じよう!ってことだと思ってる。そのほうがギャンブラーらしいしね。


セッツァー「裏を読んで、自分の考えと逆を選ぶのが正解」
ダリル「でもそれは大きなミステイク。自分の直感を信じるべき」
こういう会話が嘗てあったということだろう。
10年振りにプレイして考えてみたけど、エンディングは二通りの解釈がある。
 
解釈1
セッツァーはコインを投げるが、直感的に右が正解だと感じる。
コインが転がった左に進もうとする仲間を遮り、直感を信じて右を選ぶ。
ダリルの言う通り、コイン任せにせずに直感を信じて正解を勝ち取った。
「おまえの言っていた通りだったな、ダリル」
 
解釈2
セッツァーは投げたコインに従って、左が正解だと考える。
左に進もうとする仲間を遮り、自分の考えと逆の右を選ぶ。
自分のスタンスに従って逆を選んだ結果、正解を勝ち取った。
「おまえはああ言っていたが、どうだ俺の勝ちだぜ、ダリル」
 
個人的には2の方がギャンブラーらしくてかっこいいと感じる。
ちなみに英語版では“ときには状況に応じて感じたままに…ダリル、おまえの口癖が移ったかな”(意訳)というようなわかりやすい台詞になっている。
なので普通に考えたら1。の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。
エンディングの中でサラッとやるからこそかっこいいシーンだけど、文字数や時間の制限で難解な演出になってしまったのだと思われる。


これがわからなくなるのは、「セッツァーはダリルに助けられた」「セッツァーはダリルだったらこうしたと思うことをした」と見てしまうせい。実際は逆で、この場合セッツァーにとってのダリルは一種の反面教師に当たる。

メガテンのLAWとCHAOSではないが、この件には2本の思想軸が関わっている。
ひとつは結果論として「良い結果を得ること="正解"」と「悪い結果に遭遇すること="不正解"」の軸。
もう一つが信念として「自分の魂を曲げないこと=自分にとっての"正義"」と、「自分を曲げること="ミステイク"」の軸。
そしてこのふたつは、信念の軸が物理的不可能に衝突した時に急遽の選択を突きつけてくる。
即ち、
「敗北を認め、信念を曲げて良い結果を得ること="正解+ミステイク"」
と、
「信念に殉じ、悪い結果に向かって突き進むこと="正義+不正解"」
の選択。
ダリルは"正義+不正解"を選び、イカロスのごとく空に向かって突き進んで死んだ。セッツァーは、まだダリルのもとへ行く気はないので、ダリルの選ばなかった"正解+ミステイク"を選び生きる道を選んだ。


「そうだな、」
セッツァーはダリルの船で 全てが終わったあと 改めて感慨にふける。
勝った。この大きな賭けに勝った。その意味たるや。

ここぞ、という局面で逆張りをして勝ちを逃してきた、。。

「セッツァー、貴方の考えていることを当てるわ、」とダリル。
「「今考えている事の逆が正解だ。」・・・-でもそれは大きなミステイク。」ダリルは勝ちを攫いながら微笑む。

過去の情景をありありと瞼の裏に浮かべるセッツァー。
しかしていざ世界の終焉と未来への遺産・・・ 魔力の氾濫が収まった後、関わった我が身に何ができるのだろうと佇む

彼女は魂の根元までギャンブラーだった それはそれでやはり尊崇や慕情の念を抱く
しかし喫緊の状況下、魔石やら封印の召喚獣やら神などに世界を塵芥とされるわけにはいかないと、抗う
そういう人々の、仲間の意思に対して何ができるのだろう、という、神の意思を捨て人の意思を拾うギャンブル・・・

・・・たぶん今回は俺の勝ちだ。

今この瞬間、未来への大事な遺産を残すために、俺はそう信じてきたのだ
守るべき人達と出会うために俺は俺として生まれ、
そして守り抜く、そのためにお前と出会った

「今考えていることの逆が やっぱり正解だったよ」
さっさと死んでしまったお前の世界とは異なる、俺が生きる世界
勝ちを拾うお前の得意気な横顔を思い出しながら、やっぱり俺は逆に張るのさ

「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」
お前の口癖だったな、ダリル!

得意気な彼女はとても魅力的だった それを眺める日常が確かに幸せだった
ただ、負けてふてくされる彼女を見てみたいといつも思っていた
負けた時の顔が知りたいから、張り合っていたのだ     ・・・聞こえているか、ダリル?


◆失敗を恐れるがあまり、経験の足りない若さ故に、
「どうせ今回も逆が正解なんでしょ?ハイハイ いつもそうだ、
 俺が選んだ結果は喜ばしいメリットが少ないんだ・・・」

そういう 弱く 運命に弄ばれるがままの気持ちで 人生の選択肢に対して軽く挑むのはよくない

自分を信じることができない。それは大きなミステイクなんだ

止めて欲しいと思う女 止めたいと思う男
いつでもまわりくどいばかりの女
いつでも肯定するしかできない男


今までの人生経験が枷となる。
 
それでいいのか?
やめておけ、否定するためのネタを探せ、
軽薄なクジにでも委ねろ・・・という声がする。
 
誠しやかに、逆の目が出れば安堵する自分がいたりするのだ。
 
今思っていることの逆が正解
(としたいがために理由を探しているんじゃないのか?)
 
しかしそれは大きなミステイク。