【順番待ち廃止の是非】

Last-modified: 2019-05-27 (月) 16:05:36

【関連項目】

FF12TZA

正直無くさないで欲しかった。
これがあるおかげで下位魔法を強化して使う戦術が魅力的だと思ったのにこれだと最上級魔法を放てば良いと言う大味なゲームになってしまった気がする。

  • ハードの性能が上がって処理落ち対策が必要無くなったのだから、無くすのは当然の流れと言えなくもないが。
  • 上位魔法を遠慮なく撃てるというのは単純に魅力ともいえる。
    完全に好みの問題だろう。
  • 処理落ち対策として導入したら、結果としてそうなったというだけの話であって、別に最初からそういうゲーム性にしようと思って導入されたわけじゃない。
    原因と結果が逆。
    • オリジナル版では、回復役は魔力強化して下位魔法で順番待ちを避け、もし順番待ちになっても防御特化の盾役で凌ぐというゲームバランスが自然と出来上がっていたので、そういった良さの復活にも期待していた。
      なので順番待ちを無くした上で、上位魔法主体でも役割分担が重要になるようなゲームバランスを、別の方法で維持してくれるのが理想だった。
      そういう期待を「最初からそういうゲーム性にしようなんて思ってない」と冷たく切り捨てて単純に順番待ちを無くしただけという話であれば残念…
      • 代わりのシステムを用意したところで賛否両論になるのは目に見えてるな。
        とっつきにくいシステムは万人向けのRPGには向かない。
        FF12よりもよっぽど判りやすかったFF8でさえ不評だったし。
    • 説明も無い裏の仕様でゲームプレイが大幅に制限されていたとも言える。
      有志が解析したこの仕様と、それを前提とした戦術が万人に受けるとは思えないことを踏まえると、当然の調整といえる。
    • 「下位魔法が使えた」というよりも、「順番待ちのせいで上位魔法が役に立たなかったため、下位魔法に頼らざるを得なかった」というのが実情だろう。
      そもそも、ゲームが進行したら上位魔法を中心に使うというのは、FFに限らずRPG全般に言えること。
      事実、それまでのシリーズだってそうだったわけで、問題点として挙げること自体が疑問に思うんだが。
  • 元のIZJS版もそうだが、ライトユーザー向けの配慮を大味になったと叩くのはどうなのか?
    自分さえ楽しめれば良いとする身勝手な奴と言われても仕方がない行為だと思われるのだが。
    • 順番待ちに関して言えばライトユーザーのためでもなんでもなく、当時のハードの仕様上必要になっていたものを取っ払っただけ。
      というか、そんなに順番待ちのあるFF12がいいなら、ずっとオリジナル版やってろよって話だわ。

ハード的制約による妥協や、バグによる意図しない挙動など、制作側の理想からはかけ離れた事情によって生じた仕様がゲーム的には面白さに繋がった、という事例は少なくない。
順番待ちもそういった事例の一つではあるので、惜しむ声が出るのは必然だろう。
ただ「賛否でどちらが多い仕様だったか」というと、やはり否が多かった仕様でもあるだろう。
私も順番待ちは利用したし、ゲーム的には必要性すら感じる部分はあったが、存在自体に納得はいかなかったので、なくす事自体には賛成せざるを得ない。
でも上にもあるように、何らかの調整はあってよかったね。

一応、面白さが分からなかった人に自分なりに説明してみると
「エフェクト量」という味気もクソもない概念に反して、実際の使用感としては「場のミスト限界」とでも言うべき感覚があって
同一リソースを敵味方で共有して利用するのをどうやりくりするか、という面白さがあった。
全ての技や魔法に消費以外のパラメータ(言い換えれば個性)が設定されていて、それもHPやMP等とは違った非常に瞬間的でユニークな位置づけ・機能を持っていて、戦略や選択肢を広げる効果があった。
ゲーム的都合で設定されてるのは明らかなんだが、意外と世界観に調和していて、しかもそれが面白さに繋がっていた。

ダメージ上限9999との比較は面白いかもしれない。
ダメージ上限9999はハード的制約とは無関係に設けられていた制約で、個人的には順番待ちよりも納得がいかない。
順番待ちは上記のようにこじつけ解釈ができるが、ダメージ上限9999には解釈の余地がない上、ハード的制約ですらない。
でもゲーム的には、HP5桁以上の敵は一撃で倒せない、被ダメージカットを持つ相手には事実上6999が上限になって他の要素にも影響を与える(特にヤズマット戦)、それに伴って戦略戦術も工夫が迫られる、としっかり機能していたので、これも必要悪として認めざるを得ない部分があった。
しかし一般的には、上限9999も限界突破も大して重要だと見られてないように思う。少なくとも順番待ちよりは。
ダメージ上限が9999だったらそれはそれでいいし、5桁いけるならそれはそれでいい、程度の認識。
FFの伝統的上限だったし、そもそも数字というもの自体がゲーム的なので、仕様を仕様と認めやすいのかもしれない。

  • 良い解釈だと思う。そもそもの問題として順番待ちがプレイする上でほぼ必須の事柄だったのに、全く説明されていないと言うのが一番の問題だった。
    ならばいっそ設定の1つとして扱って、むやみやたらに強い魔法を放てば良いと言う訳ではないとした方がまだ納得がいったかもしれない。

TZAを実際にプレイした感じ、はっきり言ってフレアーもホーリーも使い物にならなかったわ。順番待ちがなくなっても、実行時間据え置きだから、回転率の悪さがそのまんま。
結局は属性強化してガ系使うなり、ショック連発するなり、回転率を重視したほうがダメージ出せる。上で言われてるような「最上級魔法さえ撃ってればいい」なんてゲーム性にはなってない。