鹿児島神社

Last-modified: 2013-10-20 (日) 14:01:12
 

鹿児島神社
かごしまじんじゃ
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(参拝日:平成25年8月13日)
住所:鹿児島県鹿児島市草牟田2-58-3mapionlogo.gif
主祭神:豊玉彦命、天津日高彦火々出見尊、豊玉姫命、豊受命
社格:県社
主な祭礼:10月18日(例祭)
関連:鹿児島三社(鹿児島神社 一之宮神社 川上天満宮)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
鹿児島神社は、鹿児島一円の地主神と伝え、広くまた海の神様であると言われております。
遠く神代より、鹿児島と言うこの地の言霊とともに今に来たりました、歴史のお社です。
国史、『日本三代実録』は、清和天皇の貞観二年三月(平安時代)、朝廷が当社の神位を上げられたことを記しています。

御祭神は彦火火出見命、豊玉姫命、そして豊玉彦命。また、かつての当社の神田より今は豊受大神を合祀しております。
  
当社の別名を宇治瀬神社と申し上げ、土地では『宇治瀬様』を薩摩弁で『ウッテサア』と呼んで親しまれて参りました。
宇治瀬とは、当社鎮座の故地、錦江湾の神瀬の小島にかかる瀬のいと早く渦巻く様とも、
また、以前は当社下を流れていたという甲突川のその早瀬の逆巻く様とも言われております。

古来里ではこの『宇治瀬』を、当社の春祭の二月十八日より、秋祭(ホゼ祭)の十月十八日までの期間は『うじせ』と、
それ以降の半年を『うずさ』と言い分けて呼び慣わし、またその二月とと十月の祭礼月を俗に『神月』、
殊に十八日のお祭りを迎えるまでを『柴内』と呼んで、ことごとく忌み慎みました。
この『神月』が、甲突川の名の起こりだそうです。

けだし、当社の祭礼とともに、あまねくこの里人の暮らしがありました。古習まことに床しく思われます。

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↑拝殿↑
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↑クスノキ↑
(以下、余談)
鹿児島市草牟田に鎮座します。近隣には護国神社があります。
旧名は宇治(氏)瀬神社といい、鹿児島三社のうちの一社となっています。

鹿児島県には同名の神社がいくつかあり、垂水市の神社、鹿児島神宮の古名もそうです。
この三社は桜島を囲む三角形の位置に鎮座しているとの説があります。