香取神宮

Last-modified: 2013-10-05 (土) 14:58:44
 

香取神宮
かとりじんぐう
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(参拝日:平成25年5月4日)
住所:千葉県香取市香取1697mapionlogo.gif
主祭神:経津主大神
一宮:下総国一宮
社格:式内社(名神大社)、官幣大社、勅祭社、別表神社
主な祭礼:例祭(4月4日)
関連:境外社 側高神社
webサイト:香取神宮

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↑総門↑
(由緒:パンフレットより)
(御事歴)
大神は天照大御神の御神意を奉じて、鹿島の大神と共に出雲国の大国主命と御交渉の結果、
円満裡に国土を皇孫に捧げほ奉らしめ、更に国内を行幸して荒振る神々を御平定され、日本建国の基を御築きになり、
又東国開拓の大業を完遂せられて、平和国家の建設と民政の安定福祉に偉大なる御神威を顕された。

(御神徳)
古来国家鎮護の神として皇室の御崇敬最も篤く、特に「神宮」の御称号を以て奉祀され、名神大社として下総国の一の宮である。
明治以後の社格制では官幣大社に列せられ、その後勅祭社に治定せられて今日に至っている。

奈良の春日大社、宮城鹽竈神社を始めとして、香取大神を御祭神とする神社は全国各地に及んでおり、
昔からの伊勢の上参宮に対し下参宮と云われ、広く上下の尊崇をあつめて居る。

又、一般からは産業(農業・商工業)指導の神、海上守護の神或は心願成就、縁結、安産の神として深く信仰されている。
尚その武徳は平和、外交の祖神として敬われ、勝運の神、交通安全の神、災難除けの神として有名である。

(御社殿)
宮柱の創建は神武天皇宇十八年なる由香取古文書に記されている。

去る昭和三十三年四月御鎮座二千六百年祭が盛儀以って斎行せられた。

古くは伊勢神宮と同様式年遷宮の制度により、御本殿を二十年毎に造替されたのであるが現在の御社殿
(本殿・楼門・祈禱殿)は元禄十三年(西暦一七〇〇年)徳川綱吉の造営に依るものである。昭和十五年国費により拝殿の改築と共に御社殿以下各社殿を御修造し、その後昭和五十二年から三年の歳月を懸けて御屋根葺替・漆塗替が行われた。

構造は本殿(重要文化財)、中殿、拝殿相連れる所所謂権現造である。

(境内)
香取の神域は大槻郷亀甲山と呼ばれ県の天然記念物に指定され、その面積は一二三,〇〇〇平方米(約三万七千余坪)で
他に境外社がある。神域内は老杉鬱蒼として森厳の気自ら襟を正さしめる。

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↑楼門↑
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↑拝殿↑
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↑祈祷殿(旧拝殿)↑
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↑御神木↑
(以下、余談)
関東地方を中心に全国400社ある香取神社の総本社です。
鹿島神宮息栖神社と共に東国三社の一社です。

特に古代の朝廷からは、鹿島神宮とは蝦夷地に対する拠点として重要視されてきました。
今でも鹿島神宮と共に、関東一円から崇敬篤い神社ですね。

社殿の屋根は修復工事中でしたが、参拝者は後を絶たず、なんと拝殿前に行列が出来ていました。
初詣や祭礼以外の日(といっても連休中でしたが)大勢の参拝者が訪れていたのは初めてだったので驚きました。
なお、旧拝殿のほうは人も疎らでした。樹齢が千年以上の杉が生えていて趣を感じます。