クラス名簿/知床鈴

プロフィール

人物

気が弱く心配性であり、逃げ癖がある少女。
ツインテール黒髪で、風呂の時はお団子にしている。
幼いころからずっと、怖いものから逃げてきた。
逃げる人生を変えるために逃げ場のない海を目指した。
しかし、航海長になり、船を動かす立場になったことから
逃げることが可能になってしまい、彼女の悩みの種になった。
明乃との触れ合いを通じて逃げることをプラスに
考えられるようになり、逆に精神的に
追いつめられるようになった明乃を支えていく。
怖いときには涙を流すことが多いが、
むしろ、涙もろいという方が近い。
他人から見た鈴は胸は大きく、美少女といった評価がなされている。

経歴

横須賀諏訪神社を訪れて鶫の手伝いを行う。（漫画版）
方向を間違えて遅刻の原因になってしまう。（第1話）
シュペー戦で、幸子によって目隠し航法をやらされる。（第2話）
明乃たちの買い出し時に束の間の平和を満喫する。（第4話）
機関科の4人との心理テストで『真面目系クズ』を引いて
落ち込んでしまうが、明乃との会話で逃げることを
肯定され、前向きに変えるようになる。
武蔵と遭遇し、飛び出した明乃のために、逃げずに操舵する（第5話）
掃海で落下した果代子と理都子を救出したい明乃のために、
ましろを強引に説得し、スキッパーで出る。
救出に向かうスキッパーの中で明乃に思いを伝える。（第6話）
明乃の案に賛成したことから晴風の士気が上がる。（第8話）
テアが泣くところを見て目が潤む。（第9話）
武蔵に挑む中で仲間たちが傷つくことを恐れた明乃に
ましろたちと一緒に励ましの言葉を贈る。（第11話）
復活した明乃とともに武蔵に挑むが舵がやられてしまう。（第12話）

人間関係

• 岬明乃
  　自分の生き方を認めてくれた人。鈴にとっての艦長は明乃がいいと語っている。

• 立石志摩・納沙幸子
  　艦橋要員の中で仲の良い二人。幸子からはよくからかわれている。

• 勝田聡子
  　交代要員。

• 八木鶫
  　自宅が神社繋がり。初詣の時期に横須賀諏訪神社を手伝ったことも。

• 内田まゆみ
  　実は知り合い。

• 若狭麗緒
  　ナンパされる。

• 宗谷ましろ・柳原麻侖
  　役職上、彼女たちからよく怒鳴られる羽目に。

発言集

アニメ版

• 「ごめんなさい、私が方向を間違えたから…」
  　最初で最後のミス。明乃の招いた幸運のひとつかもしれないが、ましろに謝罪することになったので可哀想ではある。

• 「私たちお尋ね者ってことだよね、高校生になったばっかりなのに犯罪者になっちゃったんだよね、こんなの嘘だよね。嘘だといって～！」
  　高速でまくし立てる様に不安を語る。この直後の志摩の言葉が元で志摩と仲良くなる。、

• 「見えないよぉぉぉ、暗いよぉぉぉ」
  　目隠し航法。幸子に目隠しされてるのにきちんと操舵出来ている。

• 「逃げるのは任せて！」
  　潜水艦から逃げる。その時、鈴は生き生きしている。

• 「平和っていいね…」
  　束の間訪れた平和で、うとうとする鈴。

• 「タマちゃん、どうしちゃったの？急に」
  　逃げられない、捕まりそう、そんな中、叫ぶ志摩に鈴は驚く。

• 「さっき心理テストをやったんだけど…、私の性格って真面目系クズっていう結果で！」
• 「気が付いたらいつもいつも逃げてばっかりで」
• 「そんな時はいつも一人で海を見てた。気持ちが落ち着いて、それで海が好きになって…」
  　鈴から語られる言葉の節々にコンプレックスのようなものがにじみ出ている。

• 「艦長が…、岬さんが戻ってこれるようにしないと！」
  　いつもと雰囲気が違うと気づいた芽依に対して。明乃の言葉をきっかけに、鈴は少しずつ変わり始める。

• 「私が行きます！」
  　鈴の気迫に明乃やましろも圧されるほど。果代子と理都子を助ける他にももう一つの目的が…。

• 「うちの艦長が岬さんで良かった」
  　二人を救助するためスキッパーに乗って。自分を認めてくれた明乃に感謝するとともに、鈴なりに明乃をフォローする。

• 「私やります！頑張ります！」
  　比叡戦を前にして。格上の比叡に勝てるのか、不安に包まれる晴風の中で明乃を信じる鈴の言葉が、晴風の空気を変える。

• 「逃げるの、嫌だけど…」
  　最初の彼女からは考えられない言葉。

• 「私だってもう逃げてばかりじゃありません！」
  　宣言、そして意思表明。明乃の復帰へつながる。

• 「ごめんなさい、私がもっとうまく操舵出来てたら…」
  　退艦指示が出る中で自責の念に駆られる。

Peaceful Diary Of High School Fleet(漫画版)

• 「いやぁ、うちのご利益はどちらかというと縁結び系で…」
  　慧のトラップに引っかかり、本当のことを言ってしまう。疲労が蓄積し、ほぼ別人の鶫によって神社の手伝いコースにまっしぐら。結果的に、鶫は鈴を称える像を作ろうとするが慧に止められた。

ハイスクールフリートいんたーばる（ノベル版）

「若狭さ…っっ…が、がんばって！レオちゃん！」
　何度も言いたくて言えなかった下の名前をここぞという瞬間に叫ぶ。

アプリ版

• 「に、逃げてばかりの私が色々なことがあってちょっとは強くなったと思うけど...ど、どうかな？」
  　公式サイトのサンプルボイス1。

話題

• 名前の由来
  　北海道の世界遺産として有名な知床半島。下の名前の鈴は、神社の娘だから鈴なのだろうか。
  　ニックネームの「リン」は人気な猫の名前から

• 実家『日御碕沖海上神社』
  　名前の由来である日御碕（ひのみさき）神社は、地元では『みさきさん』と呼ばれている神社で、縁結びや厄除けの神社である。日の出を司る伊勢大社と対をなす日没を司る神社で出雲大社とも縁が深い由緒正しい神社である。

• 真面目系クズについて
  　一見真面目なのに中身がクズな人を指して言う言葉。ネット発祥の言葉で実は定義があやふやな言葉だったりする。たぶん、鈴は「逃げ逃げ」な自分をクズとみなしているが、明乃の言った通り逃げること自体は悪いことではない。むしろ、役に立った。

• 設定の齟齬？
  　鈴のバストの大きさは、設定上では幸子以下ましろ以上、美甘やもえかと同列である。アンソロジーやファンブックではそう描写されているものの、TVアニメ版ではどう見てもそれほど大きそうには見えない。

• ハイスクール・フリートの第3の主人公
  　明乃が他人を顧みず誰かのために動くところから、仲間に支えられながら人々を救う成長をする第1の主人公。
  　ましろが規則を適用し他人にも真面目さを押し付けるところから、足りないものを補い合い応用が利くように成長する第2の主人公。
  だとしたら、逃げることに負の感情を抱き自分を否定していたところから、逃げることを活かしつつ逃げずに立ち向かうこともできるようになった鈴は第3の主人公といっていいだろう。

• 誕生日祝い
  　2019年10月29日。はいふり公式Twitterで劇場版に関連づけた動画公開とTwitterアイコン・壁紙配布が行われた。
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