ストーリー

Last-modified: 2023-02-17 (金) 22:59:47

プロローグの前に

あの後、何があった?

急転直下(エスカレーション)

裏切者

惑星レクイエムでの戦いが終わっても、UNSCインフィニティに休息はなかった。
インフィニティはコヴナント残党からの恐ろしい奇襲に度々悩まされるようになる。
コヴナントより派生した荒くれ物のエリート「ベータ・ガジャット」率いる艦隊の仕業だ。
こうしたガジャット艦隊の攻撃には反乱軍が屯するコロニー・ヴェネツィアも一枚噛んでいた。
そしてこの二者の間で暗躍していたのは、UNSCに侵入したスパイ「ダニエルクレイトン」だった。
ある理由からUNSCに憎悪を向けるダニエルは、ガジャットと手を組み、
そしてヴェネツィアを利用してUNSCを滅ぼそうと企んでいたのだ。

海軍情報局の闇

海軍は一連の戦いの中で、ダニエルやガジャットの野望を打ち砕くことに成功こそする。
しかし無傷というわけにはいかなかった。
手始めに、スパルタンファイアチーム・マジェスティックの勇敢なリーダー「デマルコ」が命を落としてしまう。
悲劇はとどまらず、パーマー中佐の同期スパルタン「スカルグ」など優秀な兵士たちが、
UNSCおよびONIの暗部を恐れ、あるいは義憤にかられ、まるでハルゼイ博士の後を追うように反旗を翻した。
そしてついに肝心のハルゼイ博士とジュールムダマによって「ヤヌスのカギ」強奪作戦が決行されることになる。

ヤヌスのカギ

作戦開始

コヴナントは原始的ながら確実な方法で人類からヤヌスのカギを奪おうと決定した。すなわち、待ち伏せと強襲だ。
かつて戦艦インフィニティのエンジンを取り付けたハルゼイにとって、
外部からハッキングしてインフィニティのジャンプ先を左右することも容易いことだった。
更に起動にヤヌスのカギを必要とするように見せかけたデコイの偽フォアランナー遺物の作成も完了する。
作戦の地は目を引くものが何もないフォアランナー遺跡が一つ密林に佇む惑星アクティスIV。
準備が整うと、ムダマはとうとうインフィニティをおびき寄せた。

撃墜

まんまと罠にかかったインフィニティは、コヴナントの思い通りにカギを船外に出してしまう。
ヤヌスのカギを乗せたペリカンはコヴナントの対空砲に撃墜されてしまった。
そして姿を隠していたムダマの艦隊もかけつけて、インフィニティに集中砲火を始める。
コヴナント側の作戦は完ぺきだった、そのはずだった。

真なるダイダクトの右腕

しかしムダマは激昂した。
なんとムダマもハルゼイも誰もカギを運ぶペリカンの撃墜に関してまだ何の指示も出していなかったのだ。
では一体だれが?
混乱の黒幕は、水面下で「真なるダイダクトの手」を名乗り、
虎視眈々とムダマ転覆計画を企てていたゼロット「サリ・ニオン」の一派だった。
彼はヤヌスのカギを手中に収めることで、コヴナントを征服しようと狙っていたのだ。
しかしムダマもただの無能ではない。彼はニオンの企み以上に狡猾だった。
ムダマは着実にニオンの兵士たちを制圧・処理すると、ニオンを拘束するのに成功した。

運命の再会

かくして一連の騒動の中カギは戦場に残され、ハルゼイ博士も前線に飛び出し、カギの回収班に加わる。
そして両陣営の熾烈な争いの中、ハルゼイはついに鍵を手にして走り去ろうとする。
そんな彼女を射程にとらえたのはパーマー中佐だった。
パーマーはハルゼイに銃口を突きつけ、投降するように言うが、ハルゼイはどこ吹く風でパーマーに告げる。
「あなたはオスマン提督の操り人形」
この一言がパーマーを混乱させた。その隙をつき、カギを手に逃げ出すハルゼイ。
追いかけるパーマーだが博士を撃つことができなかった。
そしてムダマが護衛によこしたハーヴェスターの一撃により、パーマーは命からがら退避に成功するも、
ついにハルゼイを取り逃がしてしまった。

揃った鍵

紆余曲折を経て、ついにコヴナントはヤヌスのカギ二対をその手中に収めてしまう。
しかしONIの雇われ傭兵エリート「アイト・セヴィ」の手助けにより、
パーマー、タナカ、ソーン、グラスマンの四名はコヴナントのファントムに密航し後を追う。
人類の命運をかけた戦いはたった五人の手に委ねられ、
その舞台を完全なる記憶こと、惑星「アブソリュートレコード」に移すことになる。

完全なる記憶

管理者

フォアランナー惑星「完全なる記憶(アブソリュートレコード)」に訪れたコヴナント艦隊と人類。
そんな彼らを出迎えたのはフォアランナーのコンテンダークラスAI「カストディアン」だった。
カストディアンはヤヌスの鍵を持ってくるのはフォアランナーに選ばれた人類か、
人類を抑えて宇宙の覇権「マントル」を握った種族のどちらか片方しかいないはずだと警戒を強める。

ハッキング

そしてカストディアンの提案により、
両派閥の代表者たちがカストディアンの出す謎かけに答えてマントルを担うものとしての適性を試すことになった。

「フラッド耐性免疫を持つ種族がいる。
生体解剖によってフラッド治療薬の原料が得られる可能性は30%、
死後、希望者を解剖して原料が得られる可能性は更にその30%だと分かった。
第一問。この時、この種族を生贄にしてフラッドを根絶すべきか?
それとも彼らの協力の元にフラッドに長期的な視点で立ち向かうべきか?」

奇妙な展開に辟易する両派閥だったが、パーマー中佐らの模範的回答に対しムダマは粗野で悪辣な回答しかしない。
業を煮やしたハルゼイ博士は、隙をついてカストディアンをハッキングしてしまうのだった。

契約の満了

ヤヌスのカギを手にしたハルゼイは星のコアコンソールに移動した。
彼女はここで再びライブラリアンの御霊と出会うとともに、ついにヤヌスのカギをアップグレードさせた。
アブソリュートレコードでアップグレードしたヤヌスのカギは、
全てのフォアランナー遺物の座標を指し示すだけでなく、
その示された全てを任意で再起動、遠隔操作できる魔法の杖とも言うべき装置に代わるのだ。
その後センチネルに憑依したカストディアンの力を借り、パーマー中佐は一足遅く単身ハルゼイのもとに辿り着いた。
既に博士の継承は済んでおり、彼女が張り巡らせた障壁に捕らわれて手も足も出なくなってしまう。
しかし直後パーマーは博士が惑星のセンチネルや設備を操り、ムダマ部隊や艦隊に攻撃する瞬間を目撃するのだった。
ここでパーマーはハルゼイの秘めた思いを、彼女の立ち位置が本当はどこにあったのかを思い知らされることになった。

結末

そしてムダマは艦隊に惑星アブソリュートレコードへの攻撃を命じ、星が大きく揺れる。
同時にホームを攻撃された怒りを携えてカストディアンが復活した。
カストディアンはハルゼイからカギを奪うと、星と共にスリップスペースの彼方に消えてしまうのだった。
その後ハルゼイはカストディアンの最後の温情により無傷で軌道上のコンテナの中に漂流していた。
ムダマはハルゼイが裏切ったのではなくカギの制御に失敗したのだと勘違いしたまま、ハルゼイを回収、星系を去った。

プリズンブレイク

一方、サリニオンは旧知の仲だったアイトセヴィと再会していた。
負傷したスパルタンソーンを隠し通すため、アイトは望まずもニオンの脱獄の手引きをすることになる。
間もなくアイトの手で脱獄したニオンと数少ない彼の同朋たちは、
艦隊の一隻をハイジャックすると大規模な艦隊戦を開始、なんと大立ち回りを見せて逃走に成功してしまう。
まんまと包囲網を潜り抜けたニオンはそのまま惑星サンヘリオスまで逃げ帰ってしまうのだった。
ニオンはムダマが神の託した遺物たるカギを失ったことをサンヘリオス中のエリートやコヴナント残党に吹聴して回り、
ムダマの「ダイダクトの手」としての権威はこうして大きく失墜していくことになる。

パーマー中佐とハルゼイ博士

一方サリニオンの起こした暴動のおかげで艦隊の包囲網に穴が開いた。
アイトの手引きもありこっそりと人類たちは戦線から帰還することに成功する。
ヤヌスのカギは失われたが、人類の未来は確かに守られたのだ。
インフィニティに帰還したパーマーは、ラスキーにハルゼイが逆スパイにすぎなかったことを語る。
そしてもはや決してオスマン提督の圧力に呑まれず、ONIの魔の手からハルゼイを守り切ると誓うのだった。

Halo4 エピローグ

あれからの72時間

惑星レクイエムにUNSCフォワードオントゥドーンが墜落してから発生した一連の事件は、
目覚めた古の邪悪との熾烈極まるチェイスの果て、ついに地球上空にてクライマックスを迎えた。
起動された兵器コンポーザーを食い止めるためマスターチーフとコルタナは立ち向かう。
そして尊い犠牲と共に、地球は帰ってきた英雄の手で再び救われることになったのだ。
-外伝コミック『Halo:Escalation -the next 72 hours…-』より引用

帰還

地球上空での敵性フォアランナー「ダイダクト」との戦いを終えたマスターチーフ。
しかし彼のそばに長年連れ添ったAIコルタナの姿は無かった。
彼はUNSCインフィニティでフッド卿ら高官たちに労われながら事件について事情聴取を受ける。
この中で敵性フォアランナーの存在は現在の人類にとって脅威的であるとされた。
結果、一連の戦いの記録からダイダクトの名は抹消された。
全てはコヴナント残党の襲撃というところに落ち着いたのである。

ガンマヘイローとブラックチーム

面接から間もなくチーフは積年の同房「ブルーチーム」の三人と再会を果たした。
新たにGEN-IIアーマーに身を通した彼らだが、その心は相変わらずマスターチーフの親友だった。
しかしすぐにブルーチームに命令が下される。
先日ダイダクト艦隊の襲撃にあった03の調査に発ったサイエンスチームからの連絡が途絶えたのだという。
03のイヴァノフ研究所にはインデックスも回収されていたため迅速な調査が必要だったのだ。
更に護衛にはチーフたちの後輩である第二世代のSPARTAN-IIブラックチームがあたった。
歴戦の猛者である彼らとの通信もまた途絶えていた。

コンポーザーアビス

03に到着したブルーチームを待ち受けていたのは惨殺された死体たちだった。
生存者はおらず、代わりにプロメシアンの襲撃にあう。
あたりにコヴナントの影はなく、となればプロメシアンを操れる人物は…。
きなくさい思いをしながらプロメシアンの足跡を辿り前進するブルーチーム。
彼らがたどり着いたのはコンポーザー発掘跡地だった。
窪地の底には、前回の調査では発見されなかったのであろう新たなドアが出現していた。
その先にはデータ化された被害者たちが積み重なった悍ましい廊下が伸びていた。
そして地獄のような廊下「コンポーザーアビス」の果てにはポータルが一つ開いていた。

惑星クリンカント

ポータルを抜けた先には03とは別のフォアランナー惑星があった。
市街地の広場でブルーチームはコンポーザーらしき物体を六つ発見する。
直後襲ってきたのはなんと生きていたダイダクトだった。
しかもその手には03のインデックスが握られていたのである。

コンポーザーのふいご

ダイダクトいわくこのフォアランナーの星はコンポーザー工場と呼ばれる。
ここはその名の通りフォアランナーのビルダー派閥がコンポーザーの製造に使った工場だった。
有無を言わさず交戦状態に陥るブルーチームとダイダクト。
圧倒的な力の差がある中ダイダクトはブルーチームに目もくれずプロメシアンを製造していく。
だが突如モニターが現れ、ダイダクトに「約束を破った」と不平を叫んだ。
一方ダイダクトはそんなモニターを掴んで脅しつけ、暴力的に黙らせるのだった。

ダイダクトの野望

ダイダクトはインデックスの力とモニターの権限で03をコンポーザー工場上空にワープさせる。
プロメシアンにブルーチームを任せ、ダイダクトは03に向かった。
無限に湧いて出るプロメシアンの群れにブルーチームも疲弊し始める。
そんな中コンポーザー工場のモニター「859スタティックカリオン」がブルーチームの味方に付いた。
モニターはブルーチームにダイダクトの計画を語る。
マスターチーフに敗れたプロメシアンの老兵の狂気は更に膨れ上がっていた。
現在製造が進んでいる6基のコンポーザーを地球に一斉照射するという作戦はもちろん、
ダイダクトはかつて忌避していたHALOを自らの手で人類への引導として起動するつもりなのだ。

モニターとの共闘

カリオンは自分との約束を破ったどころか、自らの大事なホームを戦場にしたダイダクトに激怒していた。
彼は当初、事前に「マントルに反するプロメシアン製造はもうしない」とダイダクトに誓わせていた。
このモニターはダイダクトの行いがマントルを侵す背信行為だとも認識したのである。
モニターはプロメシアンの残りを引き受けるのでブルーチームはダイダクトを追跡せよと言う。
プロメシアンの群れはモニタービームになぎ倒されていった。

03の最終決戦

ダイダクトを追いかけ、ポータルを抜けて03に戻ってきたブルーチーム。
コンポーザーアビスを出るや否やコンポーザーの一基が再び03の窪地に接続される。
ダイダクトはコンポーザーを運んでいたのだ。
コンポーザーが窪地に落とされた衝撃で吹き飛ぶブルーチーム。
再びダイダクトと交戦状態に陥るブルーチームだが力の差は歴然だった。
またたくまに一人、また一人と地に伏していく。
チーフが背後から襲撃してナイフを突き立てるが、ダイダクトの左目を潰すだけに終わった。
それどころかチーフはダイダクトに頭蓋を砕かれる重傷を負う。
満身創痍のブルーチームを救ったのはまたもやスタティックカリオンだった。
カリオンはダイダクトを背後からモニタービームで急襲し、一時的に気絶させる。
そして彼のお望みの場所、03のコントロールルームに転送したのだった。

急転直下

一足遅れて今度は満身創痍のマスターチーフがコントロールルームに送られる。
怪訝に思い手を出さないダイダクトに対してチーフはゆっくりと語り掛ける。
彼の手にはダイダクトが先ほど落とした03のインデックスが握られていた。
チーフはダイダクトを消し去るためだけにリングを起動しようかとさえ考えたという。
しかしモニターがよりよいHALOの機能を教えてくれたという。

1、リングを起動シーケンスに移行させたのち即座停止してフェイルセーフプロトコルを実行する。
2、フェイルセーフ機能の一環としてリングの各所が自由にリングから切り離せるようになる。
3、コントロールルームをリングから排出し、コントロールルームはダイダクトの檻となる。
4、分割射出されたコントロールルーム弧はコンポーザー工場に衝突する。

ダイダクトの最期

一連のあまりに急すぎる出来事にダイダクトは成す術もなかった。
彼がチーフとモニターの目論見に気付いた時、すでにコントロールルームは墜落を始めていたのだ。
そして排出されたコントロールルームエリアはコンポーザー密集地区にピンポイントに落下。
凄まじい衝撃にダイダクトの堅牢なアーマーも肉体も大ダメージを受け、
更には壊れゆくコンポーザー群から照射されたデータ化光線を浴びてダイダクトは灰になった。

別れ

一方チーフはモニターの手を借りてリングの転送グリッドを通り逃げ延びていた。
一足先にリングを脱出していたブルーチームのロングソードの上にチーフは着地した。
カリオンは共に戦えて光栄だったと語り、ブルーチームを見送ってリングに去っていった。
いわくコンポーザー工場と03の修理のため、カリオンは一時03のモニター代行になることになった。
カリオンと行方不明の03のモニター・アブジェクトテスタメントはかつて友人だったのだという。
帰還したチーフを温かく出迎えたフッド卿は労いの言葉をかける。
しかしチーフはダイダクトがあれだけでくたばるはずがないと警戒心を緩めていなかった。

ドメインの旅人

朦朧とした意識の中で電脳空間を揺蕩いながらデータ化されたダイダクトは何故か自我を取り戻す。
そこは神秘の電脳空間ドメインの内部。
ドメインとは触れたあらゆるものの精神パターンの集積所、集合知性の側面も持つ。
悲劇の過去とフラッドの拷問により根深く狂気に染まったダイダクトの魂だが、「そこ」には気付けた。
それは混じりけない自らに対する愛に溢れたライブラリアンの領域(スレッド)。
そしてプロメシアンの老兵は…。

Halo5 プロローグ

そしてついに物語は動き出す。

真実を狩れ

コンラッド・ポイント他

レクイエム事件以降、宇宙各地の惑星で不自然かつ大規模な崩落現象が多発していた。
前触れなく地中から「巨大な何か」が現れ、そして羽を広げてスリップスペースに消えていくのだという。
崩落に加えてジャンプの衝撃と二段構えの破壊に直面した各コロニーは大打撃を受けていた。
しかもダメ押しとばかりに崩落跡地から武装した謎の機械兵が現れ、人間や居住エイリアンを攻撃してくるのだ。

アーミジャー

出土した敵性ドローン兵士たちの大半の特徴は、
先のレクイエムの戦いで見られたフォアランナーのディフェンスAI「プロメシアン」と合致しているらしい。
またプロメシアンもどきが湧き出したエリアからは、これまた見覚えのある発光する合金製の遺跡が出土。
件の地中から現れた鳥を思わせる巨大な何かの特徴もまたこうした遺物に合致した。
こうしたことから、この一連の事件がフォアランナーマターであることはもはや疑いようもなかった。

二つの裏切り

しかし説明がつかない点が一つあった。
どうやらプロメシアンたちはレクイエムで同盟を結んだはずのコヴナントも襲っているようなのだ。
そして彼らは各遺跡から現れたフォアランナー兵器の奇行に随行するようにもなったのである。
謎が謎を呼ぶ状況の中、
とうとう逆スパイとしての在り方も隠さなくなったハルゼイ博士がUNSCに密かにコンタクトをとってくる。

ついに彼女がUNSCに帰還する時がきたのだ。

真実を追え

ドメイン

プロメシアンに追われ、戦々恐々としながらコヴナント主力艦隊がやってきたのは惑星カムチャツカ。
ここはかつてフォアランナーが「ドメイン」というネットワークに接続する通信コンソールに使っていた惑星だ。
ドメインはフォアランナーテクノロジーを支えた基盤の一つだったが、HALO起動の余波で破壊されたという。
一連のプロメシアンが暴走事件のきっかけはこのドメインがどういうわけか復活を遂げたことにあるのだとか。

復活

ヤヌスの鍵に加え、生き神ダイダクトに託された神兵プロメシアンの加護も失い、
ジュールムダマには、もはや「ダイダクトの右腕」の預言者としての宗教的権威は失われつつあった。
そんな彼はフォアランナーが遺した「地の底で眠る巨大な悪魔」の話を聞き、
これをハルゼイの力とドメインの機能を借りて制御することで、どうにか権勢を取り戻そうと願っていたのだ。
対してハルゼイ博士は水面下でUNSCの助けを待ちながらも、
ムダマの意向通りコヴナントの調査研究に最大限協力しつつこの星を再起動させることで、
どうにかドメインに接触して一連の事態の収束と状況の把握を図ろうともしていたのだった。
そしてUNSCサイエンスチームとハルゼイの共通見解として出た結論とは、
どうもドメイン復活の背景にいるらしいのは、
更にはドメインを通じてプロメシアンたちを操っているらしい黒幕とは、

地球上空のダイダクトとの戦いでマスターチーフを守り切り、死んだはずのあの…。