きょんすいっち　（88-431）

概要

• はるひすいっちを先に見ていないと判り辛いと思われます

作品

「ハルヒ、ちょっと頼まれてくれないか」
「うん？　なによ。異世界の入り口でも見つけて探索しようっての？」
「そんなもん見つけたらしかるべき省庁にでも任せ……って、いや、そういう話じゃなくてだな」
「何なのよ。聞くだけは聞いてあげるけど、団長に手間どらせようってんだからそれなりの用事じゃないと納得しないわよ」
「ああ、実はだな。俺は今からちょっと変身したいと思うわけだ」
「………」
「いやそこで引くな。そんな目で見ないでくれ。なんてーか、自分を変えたいって話なんだよ」
「それならそうと言いなさい。可哀想な人かと思ったわよ」
「俺への対応のときだけ常識人になるなよ……。いや、そのまま変身ヒーロー扱いされても困るけどなあ……」
「ぐちぐち言ってないで。それで？　変わりたいなら自分の気持ち次第じゃないの？」
「ああいや、この場合俺だけ意識を変えても駄目で、お前の了承が必要なんだ」
「あたしの？」
「ああ。ことによるとお前の日常にも影響しちまうしな」
「えと、あたしがあんたの何を了承したらあんたが変わって日常が変化す……え？」
「ともかく、説明するから了承か駄目か返答して欲しい。いいか？」
「あ、いや、ちょっとまって、それってもしかし」
「ハルヒ、俺はな」
　
　
「思うところあって『グータラ学生』の汚名を返上したいので是非とも勉強を手伝……ぶぺらっ！？」

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