ハルヒの嫉妬 (15-659)

Last-modified: 2023-01-25 (水) 19:17:45

概要

作品名作者発表日保管日(初)
ハルヒの嫉妬ハルヒの嫉妬氏06/08/2206/09/07

作品

「キョン!!あんたまたベリよ!!罰金」
いつもの不思議探索ツアー。いつものように俺がベリ
一体こいつらいつから集まってるんだ?集合時刻まで30分も余裕があるぞ。
「みんな団員としてしっかり行動してるのよ。あんた怠け過ぎよ!!」
30分も前に来たのに怠け者呼ばわりされるとは。
ハルヒの愚痴を聞きつつ俺達SOS団の溜まり場と化している喫茶店へ足を運ぶ。
今月本気でヤバい。俺の財布が全球凍結寸前だ。こいつら遠慮ってもんを知らんのか?

 

「あんたが遅れて来なきゃいいでしょ。それよりいつものアレやるわよ」
いつものアレとは班分けのことである。

 

印付きが俺とハルヒ
印なしが長門、朝比奈さん、古泉。
古泉め。両手に花か。羨ましい限りだ。
「私となれたことを少しは喜びなさいよ!!バカキョン」
バカキョン呼ばわりする奴と一緒になって何が嬉しい。最悪だ。
「じゃあ4時に駅前に集合ね。遅れちゃダメよ」
「わかりました。行きましょう。長門さん、朝比奈さん」
てめぇ何気に長門と朝比奈さんの腰に手をあててんじゃねぇ。乱闘パーティーされたいのか?

 

「ほら!!みくるちゃんに見とれてないで行くわよ」
手を引っ張っるな。お前のバカ力で手がとれる。痛いからやめろ。

 

俺はずっと団長様に手を引っ張られ市内をくまなく散策した。
団長様は俺を森の中へ飛び込ませたり、川へ落とそうとしたり鬼も逃げ出すような仕打ちをしてのけた。
まさに鬼団長。昼も俺の奢りでもう野口英世が1枚も無くなるという緊急事態に突入した。全球凍結到来。
だがその間ハルヒの満面の笑みを見る度やり場のない怒りは消えていった……。それだけハルヒの笑顔には破壊力があった。反則だぞ。
「キョン。そろそろ時間ね。駅前に行きましょう」
「ああ、もうそんな時間か」
時計を見れば3時半である。時が経つのは速いな。
「じゃあ行きましょ……」
ハルヒがそう言いかけた時、予想外の人物が声をかけてきた。

 

「ヤッホー!キョン君久しぶり!元気してた?」
国木田曰わく変な女が登場した。中坊の時俺が付き合っていると誤解された奴だ。

 

ハルヒの目が引きつっている。繋いでる手に力が入ってる。痛い、痛い!
「キョン?誰あの子?」
鬼が閻魔大王に進化した。
冷たい北風が休むことなく吹いていた。

 
 
 

いつかきっと続く

 

 

本作品は未完(?)です。