概要
作品名 | 作者 | 発表日 | 保管日(初) |
無題(コンドーム) | 21-766氏 | 06/10/06 | 06/10/07 |
作品
俺にとっての初めてはハルヒであり、ハルヒにとっての初めてが俺であったときの
初めて最初のコンドームは、ハルヒが買ってきたものだった。
だがそれも無くなった今、次からはさすがに自分で買わなければならないわけである。
ハルヒが買ってきたコンドームの空き箱には
「お買い求めの際はこのサインで!」
と、所謂OKマーク(指で作るやつね)。
なるほど…これは買いやすそうだな。
そして町の薬局に行って早速OKマーク!
でも店のオッサンはハア?てな感じでわかっていないご様子なのである。
そこで俺も、これですことよ!とばかり力をこめてOKマークを作った。
それでもオッサンは判ってくれない。
どうしたものかと困りあぐねていると、横から俺と同じくらいの歳の白衣の女性店員が現れて
店の隅の棚に案内してくれた。
見ると他にも若い女性店員が3人ぐらいいて、どう見ても笑いを堪えている様だった。
購入後、逃げるように帰ったのは言うまでもない。
コンドームメーカーを訴える事は出来ないものだろうか?
忌々しい。ああ 忌々しい。
「なあハルヒ。俺はコンドームにトラウマがあるんだ。生でもいいか?」
「バカ…」