30-531 イラスト

Last-modified: 2007-01-19 (金) 23:23:32

概要

作品名作者発表日保管日
(クリスマスイブの夜にハルヒにプレゼントを贈るキョン)30-531氏、611氏06/12/0407/01/10

作品・スレの流れ

 

クリスマスイブの日のこと。

 

古泉「今夜涼宮さんの家に忍び込んで、彼女の靴下を調べてきていただけませんか?」
キョン「近寄るな変態」
古泉「誤解です。
…涼宮さんは、クリスマスプレゼントが両親の用意したものだと気づいてからも、毎年欲しいものを紙に書いて靴下に入れているんだそうです。いつも12月25日の明け方に閉鎖空間が発生していたんですが、最近の調べでようやく原因がわかりました。
毎年毎年、涼宮さんはわずかな期待をかけて靴下を用意し、翌日に落胆することを繰り返していたんです。
ですから今年は我々から彼女に希望通りのプレゼントを贈ろうと思うんです。協力していただけませんか?」
キョン「犯罪だろ」
古泉「あなたならたとえ彼女に気づかれても問題ありません」
キョン「ぶん殴るぞ。つーかお前ら、あいつの毎年の習慣なんかどうやって調べたんだ」
古泉「禁則事項です。」
キョン「…」

 

なんやかんやでキョンサンタのできあがりです。
ブツクサ言いながらも、ハルヒの部屋に侵入成功しました

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「なんで鍵かかってないんだよ…」

 

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(…よし、寝てるな。靴下ってこれか。
…しかしなぁ。いくら機関が有能だとしても、一晩でハルヒの希望通りのプレゼントを用意するなんて可能なのか?こいつの欲しいものっていったら、どうせメカゴジラとかネッシーの標本とか…)

 
 

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(な、何考えてんだこの女…!)

 
 

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(長っ!)

 
 
 

ハルヒははじめ「キョン」とだけ書いたんです。
ですが書き上げて10秒後に恥ずかしさで首吊りたくなったのと、毎年裏切られている赤服じいさんへの小さなあてつけとして、余計な文を書き加えてふて寝してしまいました。本気で欲しいから書けなかったのでした。

 
 

朝になりました。ハルヒはあまり期待せず、のそのそと起き上がります

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「あれ?」

 
 

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ベッドの上に手紙と動物園のチケットの添えられた、シカみたいな動物のぬいぐるみがありました。

 

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『真夜中に動物園から取り寄せてもらった。感謝しろよ。いっとくが俺にじゃないぞ。
本物はいくらサンタでもちょっと準備できなかった。どうしてもって言うなら、今日の10時にチケット持って駅前集合。○×動物園で檻越しなら見られるぞ。遅れたら罰金。

 

サンタ代理の団員1号より』

 

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クリスマスの朝に、こんなに満ちたりた気分になったのは小学生の頃以来初めてでした。
もしかしたら本当にいるのかもしれない、恨みかけていたはずのルーズなサンタに感謝しつつ、ハルヒは生意気な顔をしたキョンのぬいぐるみを抱き締めました。

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終わり

キョンとハルヒはこれからクリスマスデートです。
文書けないので、イラストで無理矢理繋げてみました。変なとこあったらすいません。

 
 

スレの流れ

デート終了の時、『あんたなんでしょ、あたしの家に不法侵入したのは!』
と、詰問される光景を受信した。