46-427 無題

Last-modified: 2007-04-16 (月) 00:01:24

概要

作品名作者発表日保管日
無題(沖縄旅行)46-427氏、435氏、440氏07/04/1507/04/15

作品

「いい天気ねっ!」
俺の眼前でまさにそう叫ぶのは、【神様】に当たる存在のトンデモガール。
今までだってな、不思議探索だ、とか、宝探しよ!、とか、無理難題を普通にふっかけてきやがった。
そして、毎回の食事代金を俺が払うハメになっている。なぜかって?
それはわれ等が団長、涼宮ハルヒ殿が制定した憲法の一つである罰金制度のせいだ。
そして、図ったかのように俺より先に待機しているその他の団員のせいでもあるのだ。
まぁ朝比奈さんには毎日のように甘いエンジェリックボイスと美味しいお茶を出してくれるのだから、感謝の一言に尽きるね。
長門だって、毎回毎回頼りにさせてもらっているから文句は言えない。・・・怖いわけではないぞ。
問題は●の野郎だ。アイツめ、機関とやらから給料を貰っているはずはずなのに、
何故に毎回俺が払わせられねばなら「ちょっとキョン!聞いてるの!?」
・・・俺の思考力が一瞬にして凍結してしまった。
このっ、俺が一生分の不満を書き連ねようと足りない頭脳で奮闘していたのに、お前ときたら・・
「アンタの意見はどうでもいいのよ!今は・・・その・・・」
おやおや?さっきまでの威勢はどうしたのかね?ハルヒ君?
「・・・っんの!」

 

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「旅行。楽しんでいるでしょうか。彼と涼宮さんは。」
「・・・今のところは問題ない。私が常に衛星を経て観察している。」
彼女は本を動かさずに、そう告げる。
「今日は本を読まないのですか?」
「・・・余裕が無い。」
よほど彼の事が気になるのだろうか。全神経をそちらに持っていってるようで、
彼女はピクリとも動かない。
「彼が気になるのでs「そんな事はないただ涼宮ハルヒの自立進化の可能性を逐一情報統合思念体に送付せなばならないからこうしているのであって私個人の意思ではない事を理解して欲しい」
・・・僕の思考力が一瞬にして凍結してしまった。
彼は上手くやっているだろうか?

 

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「アンタがどうしてもっていうから、一緒に来てやったのに!
本当ならこんな所に来る時間ももったいないんだからね!」
待て。俺はどうしてもなんて言った覚えは無いぞ。
「ゴタクはいいの!こんなにキレイで広い海は見えるし
 懸命に酸素を吐き出してくれてる木々もたくさんある!もうこりごりだわ!」
なんかとても上機嫌に見えるぞ、お前の横顔は
「な、何言ってんのよ!」
冗談だよ、冗談。
「あ、そう。それはそうと、キョン。」
なんだ?
「ぉ、泳ぎに、行かない?」

 

(; ̄ー ̄)...マジか?

 

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「しかし、彼はなんとも都合のいい時に、【沖縄旅行2泊3日】なるものを持ってきてくれました。
 最近は神人の活動が異常なまでに活発でしてね。」
「・・・そう。」
やはり張り合いのない返事だ。彼がどれだけ聞き上手なのかが改めてわかった。
ガタンッ!
「どうしました!?」
「すすす涼宮ハルヒが彼とだだ大胆なあああアクションをを」
「落ち着いてください。長門さん。」
「・・・うかつ」
結局どうなったのかは僕にはわからない。
僕も超能力者じゃなくて、宇宙人がよかったなぁ・・・

 

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まだかハルヒ。
「もう少し待ってよ~」
・・・まだなのかハルヒ
「もう少し・・・だってば!」
・・・・・・遅いぞ。
「うるさいわよアンタは!だいたいねぇ、
 男ってのは隠す所が少ないからそんな事が言えるのよ!
 アンタも女になってみればこの気持ちがわかるわよっ!」
次の日に俺は女になっているかもしれないね。なんせ相手は神だからな。
しかし、この状況はいかがなものかね。向こうからは衣擦れの音が響いていて、
俺とハルヒを隔てるのは簡素な板が一枚しかない。そして、俺は健全なる男子高校生だ。
・・・正直、たまりません。
「着替え終了!さぁ!泳ぐわよっ!」
仕切りをぶち破りそうな勢いで、ハルヒが出てきた。
目の前には、文字どうり神が居た。俺にとっての女神さまが降臨していた。
・・・好きってわけではないぞ?俺にもわからんことだがな。
「ちょっとキョン!どこみてるのよ!」
そこまで言われて、俺は我に帰った。無意識のうちにハルヒを黙視していたようだった。
とても、なんというか、露出度が、高く・・・
「・・・どう?」
どう?といわれましてもー!!

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ひとしきり彼女も落ち着いてきたようだった。
今は読書を始めている。
「2人の観察はいいのですか?」
「・・・途中から見ていられなくなった。今は貴方で言う他のTFEIにまかせている。」
やっぱり個人的だったんじゃないか?
となると、僕も暇になってきた。どれ、少し冒険してみますかね。
「長門さん」
「なに」
速い反応だった。
「オセロ。や り ま せ ん か」
まあ、答えはわかっているけど、一応聞いてみr
「・・・やってみたい。」
予想外の言葉が返ってきた。
「驚きですねえ、アナタがこんなものに興味を示すなんて。」
「たまには、アナログゲームもやってみたい。」
そうですか。ルールは知っているだろうか?と考えていると
「ルールは看破している。だから、早々の開始を求める。」
彼女は、初めてテレビを見る子供のような目で、そう言った。
彼女になら、僕も本気をだしてもいいかな?

 

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「見てキョン!キレイな魚がいっぱいいるわ!」
俺も水中にいるのだからわかってるよ。でも、ここは
「あぁ、コイツはキレイだ。」といっておこう。
お前と並んでいれば、どんなグロテスクな外見のヤツでも可愛く見えそうだよ。
「何か言った?」
いいや、なんでもないぞ。
「そう?でも、こんなにいい所にだったら、みんなで来たかったわねー」
そういうな。できれば俺だって全員分用意したかったさ。
だが俺のお財布状況は梅雨前のサバンナよりも過酷なのさ。
「写真撮って行こうかしら。」
って聞いてねぇし。まぁ、いいか。
「さて、そろそろ帰りましょうか。」
そうだな。俺たちの泊まる所は・・・あれだな。
「・・・!?お、俺たちって!?」
ん?ああ、俺には金銭的な余裕がないから、2部屋借りる事なんてできん。
「ちょっと待ってよ、私は女、アンタは男!わかってるわよね!?」
それは重々承知さ。大丈夫だよ、俺はそんなつもりな・・・
「冗談じゃないわよ!アンタなんかと・・・アンタなんかと・・・・・。」
さすがにこれはミスチョイスだったかね。俺も自分の自制心が保つか不安になってきた。
そう思っていると、ハルヒは口を開けた。
「アンタとだったら・・・私も・・・別に・・・」
・・・スマン。なんだって?
「あ、アンタとだったらかまわないって言ってるのよ!
 だからってなんかしたら許さないんだから!ほ、ホントだからね!?」
そうかい。それを聞いて安心したよ。
アンタは外で寝なさいよ!とか言われるのかと思ったからな。
本気で拒絶されたら、俺は立ち直れなかったかもしれないしな。
・・・何度も言うが好きだからとかじゃないぞ!?

 

俺とハルヒは着替えを済ませ、就寝場所へと向かった。

 

その後?各自のご想像にお任せするよ。
この出来事は俺の頭の袋とじに封印する。門外不出!

 

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パチン、パチンと、石を置いていく音だけが反響していく。
ひとしきり、打ち終わると、勝敗が決した。
「・・わたしのかち。」
やっぱり無理だった。さすが宇宙人さんです。勝てません。
「アナタも善戦した。一歩打ち間違えたら逆転されるところだった。」
「そうですか?アナタにそう言ってもらえると、僕も嬉しいです。
 なにせ情報統合思念体にお墨付きをもらったようなものですからね」
よかった。腕は落ちていない。
「どこで、その打ち方を?」
「これは僕の独学ですよ。一応、ボードゲーム界で
 僕の名を知らない人はいないと自負しておりますが。」
嘘はいっていない。世界大会で常に上位に食い込んでいるんだから。
「今、私は竹内8段の打ち方をトレースし、あなたと勝負した。」
・・・なるほど。
「今度は、私自身のやりかたで、アナタと勝負したい。」
いいでしょう。
「かまいません。では、始めましょうか。」
彼女はコクリと、うなずいたようだった。

 

なんだろう。今、僕は楽しんでいるようだ。

 

----------そして-----------
「たっだいまー!」
「おかえりなさいませ。団長閣下。」
「うむ!」
古泉とハルヒが、本気なのか、冗談なのかわからないような寸劇を見た後、
ハルヒは団長席についた。やっぱり、ここが一番落ち着くな。
「キョンさん」
背筋が凍りついたかと思ったね。
「なんだ」
「オセロ。や り ま せ ん か」
はっ、お前が俺にかてるかな!?
「どうでしょう?今日は僕も本気ですよ!」
いいだろうやってやる!

 

うおおおおお!と火花を散らせていると、長門とハルヒが話し込んでいた。
内容は聞き取れなかったが、今回の旅行の事だろうね。ハルヒの顔が赤いのはなんでだろうか。
それと長門、こっちをそんなに睨まないでくれ。

 

今回の古泉は何故だか凄く強かった。
4隅を取られ、絶望的な状況に陥ってきたとき、ハルヒが

 

「そういえば、みくるちゃんは?」
ハルヒよ。
【空気】←この漢字、よめるか?

 

スレの流れ

                   ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
                        ┃ おはようございます          .┃
    .    , -‐―‐- 、      ┃ ゆうべは おたのしみ でしたね ┃
        /rシ/ニニヽヽ    ┃         ▽             ┃
       ハ芥.lノメ从从|゙t    ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 キョ~ン  .i l (| | ┃ ┃ i |                ,. ‐-ー- 、
  ハヤクー! i从リ、'''.ワ''ノリl     イイコ ジャナイノ   ノ /    ヽ
         ⊂}`iソi´iつ   ダイジニ シナキャ ダメダヨ .ノハハハハハ ! エライトコ ニ
    .      く,イ_i_ヾゝ   マタ オフタリ デ オコシヲ~ !|─ ─;iリ)! トマッタンダナ
    .    .  (__八__)           ∧∧    ’ 、 - ,ノル´ オレタチ…
                [ ̄ ̄]    (  ゚∀)_  〈l´|Y|`li> 
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄□  ̄ (   つ! □  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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        └───────────‐ ∪∪────────────

 

ハルにゃんならこういう時は無意識にシールドを張って長門やホモ泉から見えないようにするはず
そしてホテルの中で

 

「痛いっうう、ううっ・・・」
「ちょっとの間だけだから我慢しろ」
「痛いって言ってるでしょうが馬鹿キョン・・・」
「ハルヒすまん、俺はもう我慢出来ねえ」

 
 

「馬鹿、どうなると思ってんの・・・・あたしの身にもなってよ・・・・」

 
 

「すまん、でも我慢出来なかったんだ」

 
 

「まだ日焼け止めの薬半分も塗れてないのに」