お題「深夜のハルヒとキョン」 (94-755)

Last-modified: 2008-07-30 (水) 02:12:29

概要

作品名作者発表日保管日
お題「深夜のハルヒとキョン」94-751~753氏、755氏、756氏08/07/2608/07/27

お題

ハルヒって今何してるの?

 

今の時間はキョンと…。
いや、何でもない。

 

徹夜で禁則事項とな?

深夜の衝動的な小ネタ (755氏)

深夜三時。
満たされたけど、ちょっと物足りない。デザートが欲しい感覚。
「……キョン。起きてる?」
「……どうした?ハルヒ」
「くっついてていい?」
「汗かいてるし、暑いぞ」
「いいの!」
そのほうがいいの。
ことのほか腕が逞しい。肩が広くて、堅い胸。案外腹筋ついてる。
これが男の人の普通なのかな?キョンしか知る気ないから、どっちでもいいけど。
こんなときだけ、あたしは小さくて、柔らかくて、丸まった子猫のようだ。
 
この人のにおいを感じられるところで、この人に触れるのだ。
いっぱい抱きしめると、いっぱい抱きしめてくれた。大きな手が髪をなぜる。
小さく鳴くように吐息を漏らして、頬を胸にくっつけよう。小さなキスは少しおまけ。
今日も、
とろけるように眠りに落ちる。
「おやすみ、ハルヒ」
おやすみ、キョン
ありがとう
だいすき
またあした。

キョンサイド (756氏)

なんというGJ。僭越ながらキョンサイド書いてみた!
 
深夜三時。
今までの行為の疲労感が心地良い。
このまま目をつぶったら一気に眠りに落ちてしまいそうだ。
その時、俺の隣にある気配がもぞもぞと動いた。
「……キョン。起きてる?」
「……どうした?ハルヒ」
「くっついてていい?」
「汗かいてるし、暑いぞ」
「いいの!」
そう言ってハルヒは俺の胸にぴとっとくっついてきた。
暑いかと思いきや触れてるハルヒの温度はひんやりとして気持ちが良い。
小さく丸くなってまるで子猫みたいだな。
シーツに散らばるクセの無い髪を指で梳いて顔を埋めるとそれが合図のようにハルヒがギュッと抱きついてきた。
だいすき、とハルヒが言ってるような気がして思わず口元がほろんでしまう。
俺もだよ、とハルヒの細くて柔らかい身体を応えるように抱き返えす。
 
胸元にハルヒの頬があたるのを感じ少しばかりくすぐったい。
ゆっくり髪を撫ぜてやると抱きついた腕の力が抜けていくのが分かる。
「おやすみ、ハルヒ」
腕の中のハルヒにそう囁くと口元が少し動くのが見えた。
 
ありがとう
だいすき
またあした。
 
答えの代わりに少しだけ抱きしめる腕に力を入れる。
俺もだよ。
また明日。