性能比較

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戦闘機の性能の年代別比較

ゲーム中での実測とIL-2 Compareを用いて、主な戦闘機の低空性能を比較する。
計測条件は、バージョン4.09でMODなし、QMBのスモレンスクマップで、快晴・高度1000mを用いた。
機体は全てデフォルト武装・燃料100%。
プロペラピッチ100／自動、ラジエータ閉／自動として、300kmh弱まで速度を落としてからスロットル110・あれば緊急出力を使って約2分間水平飛行し、到達速度と、300km/hから400km/hまでの加速にかかる時間（一部低速機では200～300km/h）を記録。その後速度をいろいろ変えて左360度ロール（エルロンのみ使用、ラダー操作なし）にかかる時間を記録し、もっとも横転の速くなる速度とその時の横転時間を求めた。
また燃料25%、プロペラピッチ100／自動、ラジエータ開として、スロットル50、100、及びスロットル110・あれば緊急出力使用の最大出力で、燃料が切れるまでの飛行時間を計測した（順次追加）。
海面上昇率（最大出力時）と維持旋回時間については、IL-2 Compareの値を参照（端数切捨て）した。

スピードバーの速度表示が端数切捨てであること、また操縦技術が不完全であることなどから、厳密な値でなく参考値として見て下さい。

旧式機

機種：CR.42、D.XXI、B-534、I-16タイプ5（スキー有／無）、ｸﾞﾗﾃﾞｨｴｰﾀｰ、P.11c

• I-16タイプ6はタイプ5とあまり変わらない。

・水平速度(km/h)

・水平加速
（200～300km/h）

・横転時間

※グラディエーターは360度横転に2.0秒で最も速い。

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

※ver4.09で追加された機種はIL2Compareにないため、速度を変えて高度500～1500mの上昇にかかった時間から求めた。
※IL2Compare for v.4.07_with 4.09 addonのデータを赤で追加。

・維持旋回

※グラディエーターは10秒台。
※ver4.09で追加された機種はIL2Compareにないため実測。操縦技術によってはもう少し早いかも。
※IL2Compare for v.4.07_with 4.09 addonのデータを赤で追加。

39～40年

機種：Bf-109E-4、97戦、G.50、MC.200セリエIII、B-239、IAR.80、I-16タイプ18、I-153、F2A-2、ハリケーンMk.Ia・Mk.IIb

・水平速度(km/h)

・水平加速
（200～300km/h）

（300～400km/h）

・横転時間

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

・維持旋回

※97戦、I-153は13秒台。

41年

機種：Bf-109F-2、MC.202セリエIII、零戦21型、隼I型甲、LaGG-3シリーズ4、Yak-1、MiG-3ud、MiG-3 AM-38、P-39D-2、P-40E、F4F-3、スピットファイアMk.Vb

• P-39D-1はP-400と同じくスロットルが100まで。P-40Bは武装以外Eとあまり変わらない。
• Yak-7AやYak-7B(41年)は、Yak-1とだいたい似た性能。

・水平速度(km/h)

※MiG-3 AM-38は520km/h。

・水平加速

※MiG-3 AM-38は約15秒。

• 燃料を25%にした場合、零戦21型、隼I型は約35秒。

・横転時間

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

・維持旋回

※隼I型は15秒。

42年

機種：Bf-109G-2、Fw-190A-4、零戦32型、隼II型、La-5、Yak-9、MiG-3U、P-39N-1、スピットファイアL.F.Mk.V

• Yak-1BやYak-7B(42年)は、Yak-9とだいたい似た性能。

・水平速度(km/h)

・水平加速

・横転時間

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

・維持旋回

※Fw-190A-4は24秒台。

43年

機種：Bf-109G-6、Fw-190A-5、飛燕I型甲／丙、MC.205セリエIII、LaGG-3(66)、La-5FN、P-38J、P-47D-10、P-51B、F6F-3、F4U-1A、スピットファイアMk.IX

• P-47D-22の飛行性能はD-10と同じ。
   

・水平速度(km/h)

※飛燕I型丙は450km/h。

・水平加速

• 燃料を25%にした場合、飛燕I型甲は30秒→26秒。

・横転時間

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

・維持旋回

※P-38J、P-47D-10は26秒台。Fw-190A-5は24秒台。

44～45年

機種：Bf-109K-4、Fw-190D-9(44年)、疾風I型甲、五式戦、零戦52丙型、雷電21型、紫電改、La-7、Yak-3、P-38L後期型、P-47D-27、P-51D-5、P-63、ｽﾋﾟｯﾄﾌｧｲｱMk.IX 25lb.、ムスタングMk.III、テンペスト

・水平速度(km/h)

※零戦52丙型は430km/h。

・水平加速

※La-7は14秒。

• 燃料を25%にした場合、疾風は約15秒、P-51Dは約17秒。

・横転時間

※P-38Lは高速ほど横転が速く、600km/hで360度横転に約3.5秒。

・25%飛行時間

・海面上昇力(m/s)

・維持旋回

※P-38L後期型は25秒台、P-47D-27とP-51Dは24秒台。

失速速度の一覧

デフォルト武装、燃料100%で、高度1000mでフラップ着陸位置・着陸脚下げ状態での失速速度。
離着陸ではこの3割増し程度の速度を目安にすれば、離陸直後の失速や着陸時の過速を避けやすい。

・失速速度