MOD機体/イギリス

Last-modified: 2018-06-09 (土) 03:12:55

本ページは、イギリス製MOD機体のうち朝鮮戦争より前に計画・設計・製造された「1946本来の時代まで」のみのページです。それ以降の現代機MODについてはMOD機体/イギリス現代機に分けてあります。

イギリス空軍

Avro Lancaster (アブロ ランカスター)

ロールス・ロイス製ヴァルチャーエンジンの性能と信頼性に大いに問題があったために製造が打ち切られた双発爆撃機アブロ マンチェスターの改良型として登場した4発爆撃機。1941年に試作型初飛行、1942年に量産機登場と実戦参加。

性能・信頼性に優れ、爆弾倉が広かったために小さな改造で超大型爆弾も搭載可能で、イギリスからドイツへの戦略爆撃に用いられた。7000機以上も生産された。
また反跳爆撃を用いてダムを攻撃したり、超大型爆弾トールボーイを搭載してノルウェー北部のフィヨルドに身を隠していたドイツの戦艦ティルピッツへの攻撃を行ったり、特別な作戦の主力機ともなった。
実機ではH2Sやモニカと呼ばれる、先進的な各種レーダーや警告装置なども搭載(本MODでは再現されていない)。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて(おそらく4.13.4mも問題なし)
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - Heavies
動作に必要な他MOD: SAS button最新版。また4.09mなどでは配布トピック内でリンクされてるものも導入。
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは流用なのかちょっと不明。

Avro Lancaster Mk.III

Lancaster_Mk3_ss.jpg
エンジンの量産体制が整い、本来の計画通りにロールス・ロイス製マーリンエンジンを4発搭載した初期量産型。1942年登場。

固定武装:7.62mm M1919機関銃 8門 (機首・連装1基 ?発、背部・連装1基 ?発、尾部・4連装1基 ?発)
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:16xまたは24x 250ポンド、8xまたは12x 500ポンド、4xまたは6x 1000ポンド、1x 4000ポンド「Cookie」、1x 12000ポンド「Tallboy」
その他:パスファインダー(爆撃隊に先行して目標都市に照明弾を落とす)用照明弾6発 (赤・緑・黄・橙から選択)

Handley Page Halifax (ハンドレページ ハリファックス)

ハンドレページ ハリファックスは1939年に試作機が初飛行、1940年に量産1号機が完成・実戦参加した、4発爆撃機である。
双発のアブロ マンチェスターがロールス・ロイス製ヴァルチャーエンジンの失敗に伴い、マーリンエンジン4発に改設計したランカスターに発展したのと同様に。ハリファックスの原型である試作機HP56もヴァルチャーエンジン双発で設計され、その性能の不足が露呈したことからマーリンエンジン4発機に設計変更したのがHP57であり、この機体がハリファックスと命名されて量産された。

胴体下部爆弾倉のほか、主翼にも合計6発の500ポンド爆弾を吊り下げることが可能だった。

6,000機以上が生産され、さまざまな爆撃任務に投入されたほか、沿岸の対潜哨戒、グライダー曳航、電子戦機、防御銃座を撤去して積載量を増やしパラシュート降下部隊や物資投下の輸送などさまざまな用途に用いされた。
第二次世界大戦後もイギリス空軍とフランス空軍では1952年頃まで運用されていて、パキスタンでは1961年まで運用が続けられたという。

対応本体バージョン: 4.12.2m以降すべて(おそらく4.13.4mも問題なし)
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - Heavies, "Halifax - Re-work"
動作に必要な他MOD: SAS Common Utils、4.11.1m以前でも配布トピックに記載の爆弾サプリメント導入で動くようだ?
完成公開版

このMODより前に、フランケンのハリファックスMODが存在したが。
このMODはそれを流用せず新規でスクラッチし2016年5月に公開されたものである。外形再現度はかなり高い。
コックピットもおそらくスクラッチ。
古いフランケン版が既に導入されているとトラブルを起こすので、先に削除してから本MODを導入する。

Halifax B.MK.III

Halifax_B_Mk3_ss.jpg
おおまかな区分けで2段階目の改良型がB.MK.IIIである。社内ナンバーHP61。
機首や垂直尾翼形状を改良したB.MK.II後期型をベースに、エンジンをマーリンから1,650HPのブリストル ハーキュリーズXVIに変更したバージョンである。
2,000機以上が生産された、最多生産型。

固定武装:7.62mm M1919機関銃 8門 ?発 (背面銃座4連装・尾部銃座4連装)、ブローニングK機関銃 1門 ?発 (機種)
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:9xまたは15x 500ポンド爆弾、8x 1000ポンド + 1xまたは7x 500ポンド爆弾、4x 1900ポンド爆弾もしくは+6x 500ポンドのコンボ、2x 1900ポンド + 12xもしくは6x 500ポンド爆弾、2x 1900ポンド + 6x 1000ポンド爆弾もしくは+6x 500ポンドの3種コンボ、4x 2000ポンド爆弾もしくは+6x 500ポンドのコンボ、2x 4000ポンド爆弾もしくは+6x 500ポンドのコンボ、等
   (nha)が付記されている装備は史実に存在しないが、旧フランケンMODからの互換性のために残された組み合わせなだけである。
魚雷:無し
その他:パスファインダー(爆撃隊に先行して目標都市に照明弾を落とす)用照明弾6発 (赤・緑・黄・橙から選択)

Handley Page Hampden (ハンドレページ ハンプデン)

ハンドレページ ハンプデンは1936年に原型機が初飛行、1938年に量産1号機が初飛行した、全金属製・単葉・双発の爆撃機である。
空気抵抗を減らすため、胴体が細身に設計されるなど、新機軸も採用された。

第二次世界大戦が始まって実戦投入が行われると、昼間の通常爆撃任務では敵迎撃戦闘機から受ける被害が大きい、胴体が細いことが災いして飛行中に乗員の交代を行うことも困難といった問題点が判明した。
しかし夜間爆撃に転用されると戦果を上げ、1942年9月まで活躍した。
その後は沿岸哨戒に再転用されて、北海のドイツ船団狩りを1943年なかばまで行い、実戦部隊からは引退した。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて(おそらく4.13.4mも問題なし、4.09m以外は同梱クラスファイルの差し替え再配置が必要)
収録済MODパック: 現時点は無し 将来的にはおそらくB.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - Twins
動作に必要な他MOD: 4.10.1mまででは(Auto) DiffFM、Mod Wheels by PA_Jeronimo
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットもおそらくスクラッチ。

HP52 Hampden Mk.I

Hampden_Mk1_ss.jpg
最も初期の量産型かな。
コックピットを含まないAI専用機バージョンとコックピットを含むフライアブルバージョンとが同じ配布トピック内で同時公開されている。

固定武装:7.62mm M1919機関銃 6門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:4x 250ポンド爆弾、4x 500ポンド爆弾、(以下魚雷とのコンボのみ) 2x 250ポンドAS爆弾Mk4、2x 250ポンドDC爆弾Mk8
魚雷:1x Mk12
その他:

トリガーは魚雷がWeapon3、爆弾がWeapon4に割り当てられている。

Short Sunderland (ショート サンダーランド)

ショート・ブラザーズ社が開発・生産した4発飛行艇。1937年に試作型初飛行、1938年に実戦配備。
イギリス空軍(海軍ではなく空軍だそうだ)のほかオーストラリア・ニュージーランド・カナダ・南アフリカの英連邦各空軍、またノルウェー空軍やフランス海軍・ポルトガル海軍にも採用された。性能が良好で第二次世界大戦終戦後も輸送・哨戒任務に重宝され、イギリス空軍では1959年まで、ニュージーランド空軍では1967年まで活躍した。

長大な航続距離を持つ飛行艇であり、北海や大西洋で対潜哨戒のエアカバーを行うことで連合国側
の輸送船団をドイツ海軍のUボートから守った。
その働きぶりは、Uボート乗組員から恐れられたという。

機体下面が艇体となっている飛行艇ゆえに一般的な下部爆弾倉は持たず、胴体内部から肩翼式主翼下
左右方向に伸びるレールが設置されており、爆弾や爆雷などはこのレールに吊るされて胴体脇に送り
出され、投下される。
IL-2 1946では爆弾などを移動させることが基本的にできないので、最初から主翼下に出てきた状態でミッションが始まり、投下後に追加が胴体内から送り出されてくるという動作はしていない。

freemoddingで最初のバージョンが公開されたが、不具合修正や動作改善を行った新しいバージョン
がSASにて公開された。また統合MODパックのB.A.T.にも収録されている。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて、4.13.4mもOK
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - Seaplanes
動作に必要な他MOD: SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットも実機スクラッチかな?

Short Sunderland Mk.II

Sunderland_ss.jpg
エンジンをペガサスXVIII (1,065 hp) に変更した2番目の量産型で、1941年8月から生産された。

固定武装:7.62mm M1919機関銃 ?門 ?発、12.7mm M2ブローニング機関銃 2門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:8x 250ポンド爆弾、4x 500ポンド爆弾、8x Mk53爆雷
その他:海難救助キット投下

Westland Whirlwind (ウェストランド ワールウィンド)

ウェストランド社が開発・生産した双発戦闘機。1938年に試作型初飛行、1940年に実戦配備。
ドイツのBf 110・日本のキ45改などに似た形態であるが、それらが遠距離護衛戦闘機を当初目指していたのとは異なり、Whirlwindはイギリス本土防空用の迎撃戦闘機を目的としていたようである。
胴体は細く・短く、双発ながら小柄にまとめられた機体である。

しかしロールスロイス・ペリグリンエンジンが不調であったり、着陸速度の速さから整備された飛行場でないと運用できない等の理由で迎撃戦闘機失格となり、遠距離護衛戦闘機や、爆装機能を追加して戦闘爆撃機としての用途が見出された。
これらの用途にしてもエンジン不調はいかんともしがたく、1942年はじめに112機の生産をもって終了、翌1943年にはホーカー タイフーンに更新されて実戦配備からも退くこととなった。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて、4.13.4mもOK
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - Twins
動作に必要な他MOD: (Auto)Diff FM機能
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットも実機スクラッチかな?

Whirlwind F.Mk.I/FB.Mk.I/Mk.II

Whirlwind_FB_Mk1_ss.jpg
最初の戦闘機型から、爆装機能追加型、改良されたMk.IIまでの三形態を作り分けず1タイプに混ぜてMOD化しているようだ。
飛行性能(フライトモデル)や外見はMk.IIベース。

固定武装:20mm イスパノMk.II機関砲 4門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:60ポンド HVARを2発(史実の試験運用形態)もしくは8発(架空)
爆弾:2x 250ポンド汎用爆弾またはSemi Armor Piercing爆弾 、2x 500ポンド汎用爆弾またはSAP爆弾またはMedium Capacity爆弾、小型爆弾コンテナ(SBC)式14x 40ポンド汎用爆弾、小型爆弾コンテナ式24x 20ポンドS爆弾
その他:

Gloster Meteor (グロスター ミーティア)

グロスター ミーティア(Gloster Meteor)は、グロスター社がイギリス空軍向けに開発した、連合国側で最初に実用化されたジェット戦闘機である。
1943年3月5日に試作機が初飛行し、ドイツのMe 262に遅れることわずか数週間後の1944年7月に実戦部隊への配備となった。
最新鋭ジェット機のミーティアがドイツ軍の手に渡ることを恐れた連合軍は、当初ミーティアの配備と活動をイギリス本土上空に限定していたため、1944年8月にあげた初戦果も飛来したV1飛行爆弾を主翼を接触反転させて撃墜したものだった。
その後、ドイツ軍の敗走に伴いヨーロッパでの活動も行われたが、試験的な対地攻撃運用などに限られ、WWII中にMe 262とのジェット機同士の空戦は発生しなかった。
また、特に最初の実戦量産型であるMk.IIIまでは、エンジン出力や機体空力などの性能面がかんばしくなかった。

F.4以降でのジェットエンジンの新型への換装、F.8での胴体延長による飛行性能の若干の向上などもあり、
機体性能が凡庸であることがむしろ従来のレシプロ機からの乗り換えやすさや練習機としての用途、後進国
での導入に向いている面もあり、1954年まで合計3,900機以上が生産されるベストセラーとなった。

イギリス空軍のほか、ベルギー・オランダ・西ドイツ・デンマーク・オーストラリア・イスラエル・エジプト・シリア・ブラジル・アルゼンチン・エクアドルなどでも運用された。
オーストラリア空軍のミーティア F.8は朝鮮戦争に参戦したが、高性能なソ連製MiG-15との空中戦や地上対空砲火によって多数の被撃墜を出した。
またイスラエル・エジプト・シリアの機体はスエズ動乱に実戦参加しており、ヴァンパイア、ヴァリアント、キャンベラなどの敵側陣営が運用しているイギリス機との交戦も発生した。

IL-2 1946向けMODでは、Mk.III、F.4、F.8の3タイプがセットで配布されている。
また1956 The JetEraを要求せず、4.10.1m以降のどのゲームにも導入可能。

その3タイプセットの当初配布のものと別だてで。
F.2-40というバージョンも単機配布されている(後述)。

対応本体バージョン: 4.10.1m以降すべて(おそらく4.13.2mも問題なし)
収録済MODパック: B.A.T. - WAWとJTW(たぶん両方)
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: SAS Common Utils
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは流用なのかちょっと不明。

Gloster Meteor Mk.III

Meteor_Mk3_ss.jpg
WWIIに生産された、イギリス空軍向け最初の実戦量産型。エンジンはダーウェントMk.I。

固定武装:Hispano Mk.II 20mm機関砲4門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドまたは60ポンドロケット弾を8または16発
爆弾:500ポンドまたは1000ポンド爆弾を2発
その他:180ガロン増槽1つ、増槽のみ携行の長距離用で180ガロン1つと100ガロン2つ

Gloster Meteor F.4

WWII後に生産が開始された改良型。エンジンは強化されたダーウェントMk.V。

固定武装:Hispano Mk.II 20mm機関砲4門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドまたは60ポンドロケット弾を8または16発
爆弾:500ポンドまたは1000ポンド爆弾を2発
その他:180ガロン増槽1つ、増槽のみ携行の長距離用で180ガロン1つと100ガロン2つ

Gloster Meteor F.8

Meteor_F8_ss.jpg
胴体が延長されて全体的な飛行性能が改善された最多生産型。射出座席も採用された。
エンジンはダーウェントMk.VIII。

固定武装:Hispano Mk.II 20mm機関砲4門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドまたは60ポンドロケット弾(従来型・Mk5)を8または16・24発、HVAR 8発
爆弾:500ポンドまたは1000ポンド爆弾を2発
その他:180ガロン増槽1つ、増槽のみ携行の長距離用で180ガロン1つと100ガロン2つ

Gloster Meteor F.2/40

実機が存在するらしいがよく分からない。
WWII中のミーティア開発過程において、本命エンジン開発遅延や性能不充足に備えてか?
別のエンジンを搭載したバージョンの開発も指示されたようで、それがこれなのかな。
試作1機が完成して、初飛行はした説と不要になったので飛行しないまま説とあるのか?

固定武装:Hispano Mk.I 20mm機関砲4門 800発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドロケット弾を16発
爆弾:500ポンド爆弾を2発
その他:180ガロン増槽1つ、増槽のみ携行の長距離用で3つ

対応本体バージョン: 4.10.1m以降すべて(おそらく4.13.2mも問題なし)
収録済MODパック: されてる?(あるとしたらB.A.T.)
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: SAS Common Utils、HD&フルカラーMOD
完成公開版
外見はスクラッチなのか、ベースのミーティアパックから一部だけ改造したのか不明だが、綺麗。
コックピットはベースパックのものを流用。
なので本機インストール前にベースパックの導入が必要。

de Havilland Vampire (デ・ハビランド ヴァンパイア)

デ・ハビランド ヴァンパイア(de Havilland Vampire)は、ミーティアと並行して開発が進められた
黎明期のジェット戦闘機で、様々な異なる形態のジェット機を試そうとしていた機運の中で、
短い胴体の最後部にジェットエンジンを単発装備し、水平・垂直尾翼は主翼の真ん中から後方に
伸びた双ブームの先に装備するという特徴ある形状となった。主翼は直線翼である。
1941年開発開始、原型機初飛行が1943年9月、1944年5月に量産開始となったが、戦争中で既存機体
の生産が優先されたこともあり、量産機の実戦部隊配備は戦後の1946年になってからであった。

初期の機体は航続距離が極端に短いなどの欠点もあったが、燃料タンクの増設など対応がされ、
後の新型機に比べれば決して性能の良いジェット戦闘機ではなかったものの、各国への輸出や
現地ライセンス生産も行われ、合計で3,200機ほどが生産されたベストセラーとなった。
またイギリス向けでも、主翼に後退角をつけた空軍向け改良型のベノム、さらに空力やエンジン・
レーダーと火器管制装備を最新にした海軍艦上戦闘機のシービクセンなどへの発展もあった。

IL-2 1946向けMODとしては、単座の戦闘爆撃機型と複座の練習機型が2機セット配布されている。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて(おそらく4.13.2mも問題なし)
収録済MODパック: B.A.T. - WAWとJTW(たぶん両方)
単体配布場所: SAS - Jets
動作に必要な他MOD: 4.11.1m以前ではDiff FMまたはAuto Diff FM(あるいは同等機能内蔵Engine MOD等)
完成公開版
スクラッチで外形再現度はわりと高い。ただ遠距離の描画負荷低減LODモデルは内蔵されてないみたい。
コックピットは単座の何かの流用らしい。T型の並列複座は再現されていない。

AutoでないDiff FM環境下での動作には、配布フォルダの中に異なるバージョン向けのFMファイルが
同梱されているので、動かすゲームバージョンに合ったものをインストールフォルダに再配置する。
それであっても、4.12.2m以降ではオーバーヒートしやすすぎ問題があるかも?

dH Vampire FB.5

Vampire_FB5_ss.jpg
単座の戦闘爆撃機型、その中でも初期のもの。

固定武装:Hispano Mk.I 20mm機関砲4門 600発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドロケット弾を8発
爆弾:500ポンド爆弾を2発
その他:増槽2つ

dH Vampire T.11

Vampire_T11_ss.jpg
複座の練習機型。

固定武装:Hispano Mk.I 20mm機関砲4門 600発
ミサイル:無し
ロケット弾:25ポンドロケット弾を8発
爆弾:無し
その他:増槽2つ

イギリス海軍

Fairey Albacore (フェアリー アルバコア)

フェアリー アルバコア(Fairey Albacore)は、フェアリー・アビエーション社が設計・製造した、
イギリス海軍の空母で運用するための艦上雷撃機である。
旧式化した艦上雷撃機ソードフィッシュを置き換えるべく、1936年から開発が開始され、1938年
に試作機が初飛行、1940年には陸上の海軍航空部隊に配備されてドイツ船舶の攻撃や船団哨戒に
従事、1941年からは空母にも搭載された。

しかし、コックピットが風防を備えた密閉式になるといった近代化された改善点もあるものの、
複葉機で固定脚である、またエンジンも非力で、飛行性能としてはむしろソードフィッシュより
悪化した部分もあり、現場では不評であった。
そのため、後継機のバラクーダの配備が開始されると急速に置き換えが進み、1943年中には
イギリス海軍から退役が完了した。一部はカナダ空軍に買い取られて西部戦線末期に投入され
たそうである。

IL-2 1946向けにSASで配布されているMODとしては。
最初に通常の艦上攻撃機型が単独配布され、それをベースに水上艦探知レーダーを装備した
ASV(Anti-Surface Vessel)型が別トピックで単独配布開始された。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - UK_Singles(個別のトピックにて)
動作に必要な他MOD: 4.11.1mまではDiffFMかDiffFM機能内蔵のEngine MOD、
         4.12.2m以降はSASModActに同機能内蔵となったので特になし
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは流用なのかちょっと不明。
SASで配布されているAuto DiffFMまたは同機能内蔵の4.12.2m以降SASModAct環境では
考慮しなくていいが、自動判定が無いDiffFM環境へのインストール時は、サブフォルダ
内に用意されている、それぞれのゲームバージョンに合わせたFMファイルをコピー配置
する必要あり。
4.12.2mでオーバーヒート条件が変わったので、オーバーヒートしやすすぎる不具合が
起こるかも?起きたとしてもユーザー側で対処できないことだけれど。

Fairey Albacore

Albacore_Mk1_ss.jpg
WWII前期に使用された、艦上雷撃機型。
実機の初期型は出力に不足のあるトーラスII エンジンを使用し、後に出力が増強された
トーラスXII エンジン使用に切り替わっているが、このMOD機体がどちらのフライトモデル
再現になっているかは不明。トーラスXIIのほうかな?

固定武装:前方ヴィッカース 7.7mm機関銃1門 ?発、旋回防御銃座ヴィッカース 7.7mm機関銃2門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:6x 100ポンド、6xまたは4x 250ポンド、4xまたは2x 500ポンド爆弾のいずれか
魚雷:1x 魚雷
その他:4x 450ポンド対潜爆雷、魚雷以外の武装にはそれのみと8x 照明弾付加と両方あり

Albacore-ASV

対水上艦探知用レーダーを追加装備した型。
武装は艦上雷撃機型と共通。
レーダー席コックピットも用意されているようだが、レーダーの操作はできないのかな?
バラクーダから借用したみたいに書いてある。

Fairey Barracuda (フェアリー バラクーダ)

フェアリー バラクーダ(Fairey Barracuda)は、フェアリー・アビエーション社が設計・製造した、
イギリス海軍の空母で運用するための艦上雷撃機である。
バラクーダの1世代前のイギリス艦上雷撃機はフェアリー アルバコアであったが、1938年初飛行・
1940年実戦配備であったアルバコアは複葉機であり、さらに前世代で旧型のソードフィッシュより
飛行性能が低下していて現場では不評であった。
このアルバコアの初飛行に先んじて、1937年に単葉艦上雷撃機の要求があり、提案された案から
採択されて試作・量産に至ったのが本機となった。
しかしバラクーダも初飛行こそ1940年だったものの、高性能エンジンの開発に手間取って代替
エンジンを搭載した初期量産型Mk.Iは飛行性能が低く実戦部隊に配備されず、本来の性能を得て
量産されたMk.IIの部隊配備は1943年に入ってからとなった。
このMk.IIの量産と配備によって、アルバコアが急速に置き換えられることとなった。

バラクーダの主翼に装備されたダブル・ヤングマン・フラップは発着艦時に高い揚力を発生して
パイロットには評判がよく、またエアブレーキとして飛行中に展開することもできて急降下爆撃
を行うこともできた。

イギリス海軍では1950年代まで使用された。
ただし高温環境ではエンジンの性能低下が激しかったため、日本と戦ったイギリス太平洋艦隊の
正規空母からは早期にアメリカ製TBF アヴェンジャーへの交代が発生した。太平洋艦隊でも軽空母
では引き続きバラクーダが使用された。
また1943年から1945年にかけてイギリス空軍の一部飛行隊でも使用された。

Barracuda Mk.II

Barracuda_ss.jpg
WWII中に主として使用された、艦上雷撃機型。

固定武装:ヴィッカース 7.7mm機関銃2門 ?発
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:6x 250ポンド、3・2または1x 500ポンド、1x 1600ポンド爆弾のいずれか
魚雷:1x Mk12魚雷
その他:4x 450ポンド対潜爆雷

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて(4.09mのみ配布トピック内に併記された武装フォルダの導入が必要)
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - UK_Singles
動作に必要な他MOD: たぶん無し
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットは流用なのかちょっと不明。

Gloster Sea Gladiator (グロスター シーグラディエーター)

WWII前のイギリスでは、新型航空機の開発・配備において空軍に大きな比重が置かれており、海軍の艦上戦闘機では旧式複葉機のホーカー ニムロッドやホーカー オスプレイがいまだ主力であった。
それら旧式機の代替として近代的な単葉機を開発する余力も無かったため
(爆撃機に強引に戦闘能力を持たせたブラックバーン スクアや、戦闘機でありながら後部旋回機銃のみを武装とするブラックバーン ロックといったキワモノ機体が本機に少し遅れて配備されたありさま)、
当座しのぎとして複葉機ではあるがそこそこ先進的なグロスター グラディエーターに、着艦フックやカタパルト用ワイヤー掛けフックなどを追加装備した艦上型としてシーグラディエーターが生産・配備された。

実機は1938年から実戦部隊に配備され、1940年には引退したようだが、本MODでは1940年型と記載されている。
実機の生産数は、当初からシーグラディエーターとして生産されたのが60機、既存の陸上型を改造したのが38機とのこと。
Stock機体でAI専用のGladiator Mk.IIを改造ベースに用いて着艦フックを追加装備、Gladiator Mk.I (J8A)のコックピットと組み合わせてMOD機体化してるみたい。

(StockゲームのGladiator機体解説項目)

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - UK_Singles
動作に必要な他MOD: 最新のSAS button
完成公開版

Sea Gladiator Mk.II

固定武装:7.7mm(Browning .303) X 2 (機首)、7.7mm(Browning .303) X 2 (両翼)
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:無し
魚雷:無し
その他:無し

Hawker SeaFury (ホーカー シーフューリー)

 ホーカー社が空軍向けに開発したテンペストは高性能であったが、ヨーロッパ戦線向けMk.IVは構造が複雑なネイピアエンジンを採用し機体規模が大きくなりすぎていたため、小型軽量化を狙った新型機として開発に着手したのがフューリーであった。空冷星型18気筒のセントーラスエンジン(テンペストでも対日戦向けMk.IIはこのエンジンであった)を採用し要求をほぼ満たした機体であったが、開発中にヨーロッパでの戦闘が集結したため空軍向け陸上機バージョンは発注キャンセルとなり、海軍向け艦上機バージョンのシーフューリーのみが(機数を減らして)生産された。
 シーフューリーは高性能な艦上戦闘機で、第二次世界大戦には間に合わなかったものの朝鮮戦争では新型ジェット戦闘機のMiG-15を撃墜した記録もある。イギリスの艦上戦闘機にもシーホークやアタッカーといったジェット機が登場して置き換わっていくが、1953年までの期間、貴重な戦力となった。
 また民間に払い下げられてエアレース機となったものも多い。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - UK_Singles
(当初公開後バージョンアップされており、最新は「Typhoon & Tempest (+Seafury) family upgrade (Beta) V2c update!」に含まれているもののはず)
動作に必要な他MOD: 最新のSAS button、SAS Hurricane pack
完成公開版

コックピットはシーファイアか何かからの流用?

SeaFury Mk.X

SeaFury_Mk10_ss.jpg
海軍艦上機型シーフューリーの最初の戦闘機量産型。F.10とも。
MOD機体に用意された爆弾やロケット弾Loadoutは続く艦上戦闘爆撃機型FB.11のものが混ざっている気もするけども。

固定武装:20mm(Hispano MkI) X 4
ミサイル:無し
ロケット弾:12x 60ポンドロケット弾
爆弾:2x 250ポンド(2x45ガロン増槽とのコンボあり)、2x 500ポンド(2x45ガロン増槽とのコンボあり)、2x 1000ポンド、2x 500ポンドMC爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:45ガロン増槽x2、150ガロン増槽x2

Supermarine Seafire (スーパーマリン シーファイア)

陸上機のSpitfire (スピットファイア) に着艦フックを装備して海軍の空母で運用するための艦上機に改設計したSeafire (シーファイア) は、マーリンエンジンで最初に主翼折りたたみ機構を持った L / F. Mk.IIIの2サブタイプがStockゲームに収録されている。
(StockゲームのSeafire機体解説項目)

MODでそのStock機体を改造ベースにして、強力なグリフォン (Griffon) エンジンを採用した後期 (Late) 型Seafire 5サブタイプのパックがSASで配布されている。

初期型Seafireでも艦上機としては着艦が難しいと言われてきていたが。
グリフォンエンジンは強力になった影響で操縦を難しくする反トルクも強くなる、また回転の向きも逆になってマーリンエンジン機と当て舵を逆にしないといけないなど、さらに操縦が難しくなる要素が実機にはあるわけだが。MOD機体でそのあたりどうだろう。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて (4.10.1mではFMファイルのリネーム入れ替えが必要)
収録済MODパック: B.A.T. - WAW
単体配布場所: SAS - UK_Singles
動作に必要な他MOD: (Auto) DiffFM機能を持っていない環境では、(Auto) DiffFM
おおむね完成しているが微妙な不備が残っているver0.91
実機が後期型になって変更された外形を改造で作っており再現度はかなり高い感じ。
F. Mk.46 / 47では二重反転プロペラ (Contra-Rotating Propellers) も再現されている。
コックピットはStock機体そのままかな?実機で後期型から変更があるかないか等はちょっと不明。
DBWなど、F. Mk. XVが最初から収録されているMODパックでは、air.iniなどの書き換え時に本パックの行と二重記載にならないよう古い方を削除する必要があることに注意。

Seafire F. Mk.XV

SeaFire_F_Mk15_ss.jpg
1944年製造の、最初にグリフォンエンジンを搭載したサブタイプ。

固定武装:7.7mm(Browning .303) X 4 (主翼外側)、20mm(Hispano MkI) X 2 (主翼内側)
ミサイル:無し
ロケット弾:4x 5" HVAR (1x 500ポンド爆弾や90ガロン増槽とのコンボあり)
爆弾:2x 250ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1x 500ポンド、1x 500 + 2x 250ポンド爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:増槽各種(30ガロン、45ガロン、90ガロン、90ガロン新型)

Seafire F. Mk.XVII

1945年製造のサブタイプ。
キャノピーがバブルトップ形状に変更された(再現されている)。
朝鮮戦争にも派遣され、陸上機のスピットファイアも含めて最も遅い1954年11月までイギリス軍で使用された機体だという。

固定武装:7.7mm(Browning .303) X 4 (主翼外側)、20mm(Hispano MkI) X 2 (主翼内側)
ミサイル:無し
ロケット弾:8x 5" HVAR (1x 500ポンドまたは250ポンド爆弾や90ガロン増槽とのコンボあり)
爆弾:1または3x 250ポンド、2x 250ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1x 500ポンド、1x 500 + 2x 250ポンド爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:90ガロン増槽

Seafire F. Mk.45

SeaFire_F_Mk45_ss.jpg
1945年製造の5枚プロペラ装備、ファストバックキャノピーなサブタイプ。

固定武装:20mm(Hispano MkI) X 4
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:1または3x 250ポンド、2x 250ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1または3x 500ポンド、2x 500ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1x 500 + 2x 250ポンド、2x 500 + 1x 250ポンド爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:90ガロン増槽

Seafire F. Mk.46

1946年製造の二重反転3枚プロペラ装備、バブルトップキャノピーなサブタイプ。

固定武装:20mm(Hispano MkI) X 4
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:1または3x 250ポンド、2x 250ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1または3x 500ポンド、2x 500ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1x 500 + 2x 250ポンド、2x 500 + 1x 250ポンド爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:90ガロン増槽

Seafire F. Mk.47

SeaFire_F_Mk47_ss.jpg
1947年製造の二重反転3枚プロペラ装備、バブルトップキャノピーなサブタイプ。

固定武装:20mm(Hispano MkI) X 4
ミサイル:無し
ロケット弾:8x 5" HVAR (1x 500ポンドまたは250ポンド爆弾や90ガロン増槽とのコンボあり)
爆弾:1または3x 250ポンド、2x 250ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1または3x 500ポンド、2x 500ポンド (90ガロン増槽とのコンボあり)、1x 500 + 2x 250ポンド、2x 500 + 1x 250ポンド爆弾のいずれか
魚雷:無し
その他:90ガロン増槽

武装

機関砲・機関銃

通常爆弾

誘導爆弾

魚雷