統合MODパックの1つであるUltr@Packの旧バージョン、Ultr@Pack2.01についてのページを分割しました。
Ultr@Pack2.01
HSFXと同系統に属する統合MODパックだが出自はよくわからない。作ってる人はその手のプロらしい。
日本のIL-2 1946プレイヤーの間で普及しているのはこちらのUltr@Packと思われる。
とりあえずこのUltr@Packに入ってるMODが使えればいい、他の単体MODは入れない、ということであれば導入は非常に簡単。
2010年01月現在、WarbirdsPrey系のサーバーが導入している関係で、このサーバーに接続してマルチプレイをしたい人はこちらを選んだ方が無難である。また、HSFX4.1と同じように、MODを入れていないストックの4.09m互換のプロファイルと、HSFXが走っているサーバーに対応させるHSFX互換プロファイルが入っているので、マルチプレイで遊ぶ場合このModパックが最も汎用性が高いと言える。
また、一番のオススメポイントとして、ワンクリックでアンインストール出来るという当たり前なのに今までどのMODパックにも付いていなかった機能がついている。という点がある。
ただ、HSFX4.1互換プロファイルで起動する場合は、もともとUPに含まれている以外のMODを追加して起動するにはちょっとテクニックがいるので、そのあたりが気になる人はHSFXを入れておいた方が無難かもしれない。単体機種MODなど単体MODと同居させたい場合には、UPはある程度MODの扱いに慣れた人向けである。
2010年12月24日現在、Ultr@pack2.01を本体バージョン4.10mに適合させるパッチが公開されている。
2011年2月17日現在、そのパッチにさらに追加であてる4.101m適合パッチが公開された。
これらのパッチは、本体バージョン4.09m+Ultr@Pack2.01の環境に対して実行するもので、実行後「4.101m環境」と
「4.09m+Ultr@Pack2.01環境」・「4.09m環境」とをJSGMEで切り替え・選択して起動させることができるようになる。
Ultr@Pack2.01の自動アップデート機能を使ってもパッチがあたります。
ダイダロス公式4.10mパッチ・4.101mパッチはあててはいけません。
Ultr@Packの4.10.1mベースは開発が進んでおり、2011年4月上旬に公開できるだろうとアナウンスされていましたが、遅れています。
名称は「Ultr@Pack3」となるようです。
2011年10月15日現在、Ultr@Pack3のRC4(リリースキャンディデイト、正式版リリース前のバグ取りのためのバージョン、内容にバグや欠落も多数ある)が出ています。インストールにはクリーン状態の4.101mが必要です。
ダイダロス本体が4.11mを出すという情報が出たので、4.11mを取り込んだものにするかどうか検討しているのかも知れません。
4.11mは当面無視するっぽい。
導入
UP 2.01 Full Download - Torrent & Direct download
このスレッドにあるリンク先から分割ファイルをダウンロードするか、BitTorrentを使って単一のインストーラーをダウンロードしてくる。BTは「旬」があるのでいつでも爆速という訳には行かないが、大抵の場合ホスティングサービスよりは早く落ちてくる。また、自分のPCが壊れていない限りネットワーク的にファイルが破損することは原理的に無いので、ゼロから落とすならBitTorrent経由でダウンロードしたほうが合理的かと思う。ダウンロードにあたってフォーラムの登録は不要だが、登録するときっと開発者が喜ぶと思う。
(2011年12月1日現在、webダウンロードはできなくなっているみたいなので、入手手段はBitTorrentのみとなる)
分割ファイルをwebダウンロードする場合、3分割の小さい「UP2.0→2.01にするパッチ」と、9分割の大きい「新規用UP2.01インストーラ」が並んで掲載されているので、新規に入れたい場合ダウンロードするものを間違えないこと。
本体バージョン4.09mの場合
まず、IL-2にAAA_UI等のMODが既に入っている場合は、トラブル・FAQのページのこのあたりを参考にしてキー設定等のバックアップを取ってアンイストールした後、IL-2の入っていたフォルダごと削除してから、クリーンインストールして4.09mまでパッチをあてる。
AAA_UIが入ったままであるとか、中途半端に改変されたIL-2に横着してUPを上書きイントールすると、起動しないIL-2が出来上がって時間の無駄に終わる可能性が非常に高いので、クリーンな4.08mをフォルダ丸ごとバックアップしてあるか、MODを一切入れてない4.09mを予め用意していない限りは、素直にクリーンインストールした方が結果的に早く終る。
その後、先程ダウンロードしたUltraPack201_Client.exeをダブルクリックすると、一時フォルダにファイルを解凍した後この画面が出てくるので、Backup Original File~とCliantにチェックをしたあと、IL-2が入ってるフォルダを指定してInstallをクリックする。
パッケージのバージョンが上がるとインストール方法やダウンロード先が変わることがあるので、上記のリンク先に何もなかったり、インストーラーの画面が変わっていたりしたら、フォーラムのトップから適切なスレッドを探して参照しながらインストールしてください。
本体バージョン4.10.1mの場合
本体バージョン4.10.1mにしてしまうとUltr@Packがあてられないので、4.10.1mのフォルダはフォルダでおいておいて、
別の新しいフォルダにIL-2 1946本体をインストールしなおし、本体パッチを4.08m→4.09mと順番にあて、
クリーンな4.09mを用意する。
その4.09mフォルダにUltr@Pack2.01本体をインストールする。
次にUltr@Pack2.01の4.10m適合パッチ・4.10.1m適合パッチを順番にインストールする。
アンインストール
UPが必要なくなった場合は、以下の手順で追加されたファイルを削除出来、ストックの4.09mや4.10mへ戻すことが出来る。
1、念のためまずJSGMEを起動して、組み込んであるMODを全て無効化する。
2、UltraPack201_Client.exeを起動して、IL-2が入ってるフォルダを選択するとUninstallのボタンが押せるようになるので、そのボタンをクリック
削除プロセスが終了したら、念のためIL-2を起動してMOD無しの4.09mで立ち上がるか確認する。
UP2.01内のMOD詳細
UP2.01をインストールすると、その時点で
・4.09mでAI専用機な機体のプレイヤーフライアブル化
・まったくの新機種の追加
・雲や地面、水面描画の精緻化
・エンジンや射撃の効果音の変更
・一部キー操作の複雑化
が行われます。
一部キー操作の複雑化では、たとえばB-25やB-29などの爆撃機で、爆弾投下前に爆弾槽のドアを開ける操作が必要となっている(Open/Close Bomb Bay)。
UPをインストールしただけではキーの割り当てがされておらず、爆撃できないということになるので、Controlsで
キーを割り当てておく。
他にサイドドアの開閉・燃料のタンク移し替えと計3つあります。
Controlsでの設定は、純正のキー割り当てのPowerの部分を奪って割り込ませる形になっていて、ここにあります。
(画像はOやDを独自に割り当てた後の様子)
それ以外のOn/Off切り替え可能なMODは次のとおりです。
UP2.01に含まれているMODのいくつかは、同等の機能が本体の4.10mバージョンアップにより本体側でも
追いついてきたものがあります。
MOD名 | 役割 |
00_6DOF_LookAround | 6DOF関連のなにか |
00_6DOF_Tracker_2_0_sHr | 6DOF関連のなにか |
00_6DOF_XY_Axis | 6DOF関連のなにか |
00_Advanced_Engine Management | エンジンの動作をよりリアルにするMOD 暖気運転してから離陸しないとエンジン故障する |
00_Atm_mod_Original | ミッションに風向・強さ・乱気流を設置できるMODのオリジナル |
00_Atm_modv3.1Wind_Turb&Prop | ミッションに風向・強さ・乱気流を設置できるMODのバージョン3.1 |
00_Bullets_InstermittentSmoketrail | 銃弾曳航MOD 弾丸が煙状の尾を引いて飛ぶ。CRT=2 sensitiveではない。 |
00_Default_SOUNDS | UP2.01で改変されたエンジンや射撃の効果音を、4.09mデフォルトのものに戻す |
00_Ecran_Wide | conf.iniにワイド解像度を指定したとき、スピードバー表示とミニマップを画面端まで使えるようにする |
00_EFFECTS_High | 炎や煙のエフェクトを増す。PCの処理能力を必要とする |
00_EFFECTS_Low | 炎や煙のエフェクトを4.09mデフォルトものに小改良のみ加えた。PCの処理能力を必要としない |
00_FMBPlus | Full Mission Builderに機能追加する |
00_H&P_Effects_Uranium_Edition | 様々なエフェクトをリアルに変更する。conf.iniでEffects=1 の条件下のみ使用すること |
00_Hakenkruz_Enabler | ドイツ軍機にハーケンクロイツ(鉤十字)マークを表示する |
00_HUDConfig_v1 | 画面上表示関係MOD。「スピードバーコンフィグMod」と「HUDディスプレイMod」をあわせたもの。 |
00_MissionProPAL | Single MissionとCampaignを置き換える |
00_ModdedClouds(light) | 雲の描画を向上させる。負荷は軽い |
00_Pat_MOD | カメラとアクロバット用スモーク煙の追加 |
00_Perfect_Map_Textures | 地面の描画クオリティにPerfectを指定しているとき、より精緻にする |
00_QMBPro_PAL | Quick Mission Builderを置き換える |
00_RealisticBomb&TorpedoFusing | 爆弾・ロケット弾・魚雷の描写をリアルにする |
00_Safe_DLLs | IL-2がクラッシュしたり処理能力が足りないときに有効にするといいことあるかも |
00_SaveMissionParam_ENABLED | ミッションパラメーター・セーブイネーブラMOD ミッション作成時のみにに使用。ミッションパラメーターを保持する。CRT=2不能 |
00_ScreenshotsInJPG | PrintScreenキーで取得できるスクリーンショットを、TGA形式のかわりにJPEG形式で保存する |
00_SmallerFonts | フォントを小さくする |
00_Stock_4.09m | マルチプレイのサーバ側の設定に応じるため等、UPがあたってない状態の素の4.09mが必要になった場合に使う |
00_Stock_4.10m | UPがあたってない状態の素の4.10mが必要になった場合に使う。現状UPが4.10mの追加機能が使えないので、4.09m向けにUPを入れつつ4.10mの新機能でも遊びたくなったときにはこれを使う |
00_StockClouds | UPがあたってない状態の雲にする |
00_USL_ADDONS | マルチプレイサーバーのUSLに参加するときに必要になるアドオン |
00_WarBirdsOfPrey | マルチプレイサーバーのWarBirdsOfPreyに参加するときに必要になるアドオン |
00_ZloyPetrushkO_AAAmod_fast | 対空砲火(AAA)の挙動・有効範囲を、雲に遮られたり、夜間はサーチライトの当たってるところにしか撃てなくするなどリアルにする |
00_Zuti_DSMod_v1.01_UP | 「ZUTI」が有効になっているマルチプレイサーバーに参加するときに使う。バージョン1.01 |
01_ComulativeShipsDamage | 船のダメージがリアルになるがMoving Dogfight Serverとは互換性がない |
01_MOD_SLOT_COOP | 秘密の協同ミッションを有効にする。HSFXではデフォルトで有効なので使用禁止 |
01_TougherBridges | 橋の強度を増しリアルにする。この機能はHSFXデフォルトでは既に有効になっているのでUP2.01モードでのみ有効にせよ |
01_TougherTrains | 列車の強度を増しリアルにする。この機能はHSFXデフォルトでは既に有効になっているので、UP2.01モードでのみ有効にせよ |
01_Zuti_DSMod_v1.11_UP | 「ZUTI」が有効になっているマルチプレイサーバーに参加するときに使う。バージョン1.11 |
01_Zuti_DSMod_v1.12_UP | 「ZUTI」が有効になっているマルチプレイサーバーに参加するときに使う。バージョン1.12 |
01_Zuti_MDS_v1.13_UP | 「ZUTI」が有効になっているマルチプレイサーバーに参加するときに使う。バージョン1.13 |
02_CarrierTakeoffMod_5.3.3 | 空母発艦時のMOD。この機能はUP2.01デフォルトでは既に有効になっている。HSFXモードにするときに有効にせよ |
02_DgenOfflineCampaigns(Hsfx) | 不明 |
Exe_1200MB | メモリを1200MB使う |
Exe_128MB | メモリを128MB使う |
Exe_128MB_6DOFTiR | メモリを128MB使う。6DOF TrackIR対応 |
Exe_256MB | メモリを256MB使う |
Exe_256MB_6DOFTiR | メモリを256MB使う。6DOF TrackIR対応 |
Exe_2GB | メモリを2GB使う。マップ作成向け |
Exe_384MB | メモリを384MB使う |
Exe_384MB_6DOFTiR | メモリを384MB使う。6DOF TrackIR対応 |
Exe_512MB | メモリを512MB使う |
Exe_512MB_6DOFTiR | メモリを512MB使う。6DOF TrackIR対応 |
Exe_768MB | メモリを768MB使う |
Exe_でメモリ使用量がさまざま用意されているが、デフォルトIL-2 1946はjava実行環境で96MBしかメモリを使わないようになっている。
なのでExe_MODはたくさんのメモリを積んでいる最近のPCでメモリをちゃんと活用して快適にプレイできるようにしようというものである。