烈風 一一型

Last-modified: 2024-04-22 (月) 22:56:37

このページでは、かつて烈風改という名称だった艦上戦闘機について解説しています。
2019/05現在、烈風改という装備名で実装されている局地戦闘機についてご覧になりたい方は、烈風改のページをご利用ください。

No.053
weapon053-c.png烈風 一一型艦上戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+12
対潜索敵
命中回避
戦闘行動半径5
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可、入手方法
名機「零戦」の後継機として開発された、最新鋭艦上戦闘機「烈風」。
その制式採用された量産機を装備した、新鋭の艦上戦闘機部隊です。
試製烈風からエンジンを換装強化、機体も熟成し、武装も20mm機銃四門と充実。
次世代の制空戦闘隊で、機動部隊の直掩や海域の制空権を!

ゲームにおいて

  • 2019年3月8日アップデートまでの名称は長らく「烈風改」であり、同日のアップデートで烈風 一一型名称変更された。
    合わせて図鑑の説明文も更新されている。


  • 2014年春イベント『索敵機、発艦始め!E-1 突破報酬として実装された艦上戦闘機。試製烈風 後期型の上位互換。純粋な対空力ではトップクラス。
    • 実装から1年を経て、2015年4月作戦1~20位のランカー報酬として配布された。震電改と同じ道を辿ることは無かったようである
    • 更に1年経った2016年7月作戦では1~500位までと幅広い範囲で配布された。
      これに伴い、上記配布以降に開設された柱島泊地サーバにも本装備所持者が登場する。
    • なんと2016年10月作戦でも1~500位までと幅広い範囲で配布された。
    • ちなみに、本装備以上の性能を誇る震電改はイベント配布の10年後に期間限定任務報酬になるまで開発落ちはおろか、ランカー報酬としての配布もしていない。
  • その後4年と半年後まさかの任務の選択報酬にて実装。対空12クラスの戦闘機は改修無しでも貴重なのでもらっておいて損は無いだろう。

装備の性能について

  • 性能面を見ると赤城改の32機スロの烈風 一一型加賀改の46機スロの試製烈風 後期型の制空値が同じになるくらいの高性能ぶり。
    • 加賀改の46スロに乗せると、制空値は81、試製烈風 後期型は67。熟練度maxにすると、制空値106と無印震電改を突破できる。
    • ただし制空値については、艦載機熟練度システム実装により熟練度の寄与がかなり大きくなったため、本装備の有無で明暗を分けることはあまりなく、以前よりも重要度は下がっている。
    • とはいえ縛りのきついイベント高難度海域等でギリギリの値を要求され、この装備のおかげで装備幅が広がることも侭ある。
  • 対空ボーナス値は2.4とあの42号対空電探と同じ数値を誇る。

その他

  • 貴重品なので轟沈や廃棄で失わないように注意が必要。
    • 2014年10月のアップデートで装備ロックが実装。最優先でロック。
    • 2014年春イベントでは何故か搭載した艦娘を轟沈させている事態が多数報告されている。慢心してはいけない。
  • 烈風(六〇一空)がSホロ背景に対してこれはホロ背景止まり。震電改同様実装時期の問題か
  • 余談だが、烈風 一一型の装備Noである53番は、紫電改二や震電改、その後先行実装された装備より若い。
    これは2013年5月にはデータ上には存在していたが、実装が2014年春まで遅れたということだろう。
    2019年3月8日アップデート以前の画像

    2019年3月8日アップデート以前の画像
    weapon053-b.png

    当時の図鑑の説明文

    当時の図鑑の説明文

    名機「零戦」の後継機として開発された最新鋭艦上戦闘機「烈風」。その性能向上型が「烈風改」です。
    レシプロ艦上戦闘機として、究極の領域まで高められた秘めた戦闘能力を、提督の艦隊の防空や制空でぜひ発揮させてくださいね。
    最近、数十年の時を越えて、設計図が発見されたニュースもありました!

性能比較表(装備最大値/艦戦上位早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます
装備名対空対潜索敵命中回避火力装甲半径国籍入手方法改修備考追加
震電改152任務、イベント-編集
試製 陣風13115ランキング、イベント-一部日本艦に装備ボーナス編集
烈風改二132115イベント-一航戦に装備ボーナス編集
烈風改二戊型(一航戦/熟練)121326イベント-夜戦、一航戦に装備ボーナス編集
烈風改二戊型111225イベント-夜戦、一航戦に装備ボーナス編集
烈風 一一型125任務、イベント、ランキング-編集
烈風(六〇一空)11125任務、イベント、ランキング編集
烈風改(試製艦載型)1023114イベント-一航戦に装備ボーナス編集
試製烈風 後期型105開発、初期装備-編集
紫電改四101314イベント、ランキング、改修鈴谷航改二熊野航改二龍鳳改二戊/改二に装備ボーナス編集
紫電改二933開発、任務編集
零式艦戦64型(制空戦闘機仕様)911315任務鳳翔改二/龍鳳改二/に装備ボーナス編集
零式艦戦53型(岩本隊)123246任務編集
零戦52型丙(付岩井小隊)101126任務編集
零戦52型丙(八幡部隊)101116イベント編集
零戦52型丙(六〇一空)9116初期任務、ランキング編集
零式艦戦52型(熟練)91126任務編集
零式艦戦32型(熟練)8145改修任務編集
零戦21型(付岩本小隊)91137任務編集
零式艦戦21型(熟練)81227初期装備任務編集
Fw190 A-5改(熟練)111324イベント-編集
Fw190T改10223初期装備、イベント-編集
Bf109T改8412初期装備、イベント、任務-編集
Re.2005 改11313イベント、改修-AquilaGraf Zeppelinに装備ボーナス編集
Re.2001 OR改6234初期装備、ランキングAquilaに装備ボーナス編集
XF5U12124イベント、ランキング-IntrepidSaratogaGambier BayHornet加賀に装備ボーナス編集
FR-1 Fireball111325任務-米英空母に装備ボーナス編集
F6F-5N1053335任務、ランキング-夜戦編集
F6F-51011315改修、ランキング編集
F6F-3N842235任務、ランキング-夜戦編集
F6F-3811215初期装備、改修、、ランキング編集
F4U-2 Night Corsair9521216イベント、ランキング夜戦、米英空母に装備ボーナス編集
Corsair Mk.II(Ace)1122226イベント米英空母に装備ボーナス編集
Corsair Mk.II101116ランキング、初期装備米英空母に装備ボーナス編集
Seafire Mk.III改912114イベント、改修-編集
  • 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと

入手方法について

小ネタ

  • 試製烈風(A7M1)のエンジンをハ43に換装し、武装を強化した仮称烈風一一型(A7M2)の量産型がモデル。
    戦後一般的に「烈風」とされるのは本機体で、米軍によるコードネームは「Sam」。
    • 試作型と違い武装が20mm機銃4門になっている。

  • 詳しい経緯は試製烈風 後期型の小ネタページに譲るが、零戦に次ぐ次期艦上戦闘機に求められた要求は非常に過酷なものであった。
    • そこで設計者の堀越二郎は烈風の空力設計を徹底して洗練し、当時の日本の中で最高級の出力を誇る発動機を搭載、主翼面積を戦闘機としては大きくすることで要求を満たそうと考えた。
    • しかし要であるエンジン選定は揉めに揉め、最終的に選ばれたものも予定出力を出せず開発は遅々として進まなかった。
    • 本意ではないエンジンを積みなんとか試作機(A7M1)を完成させたものの、これは海軍の要求をほとんど満たせない悲惨なものであった。海軍側から指摘を受けて多少の改設計は加えたが、結局要求は満たせず。
    • しかし現実ではその間に紫電改の開発が完成し、烈風の開発が遅れたことで艦上機型への改設計計画も進んだことから烈風は「開発中止」の命を下されてしまった。堀越技師も「本命のエンジンさえ使えたら…」と悔やんだようだが、そのエンジンはまだ未完成であり使いたくても使えなかったのである。


      開発中止となったA7M1だったが、-細々ではあるが研究は継続されていた。平行して開発していた烈風改(A7M3-J)の「設計資料を得るため」という名目で、問題だったエンジンを「誉二二型」から本命の「ハ四三」一一型に換装したものを試作したところ、これが好成績を記録。これを見た海軍は各種試験の上で艦上戦闘機/局地戦闘機 烈風 一一型(A7M2)*1として正式採用したが、残念ながらハ四三の工場が空襲や地震で壊滅的な被害を受けたために量産には移れず、実戦配備は結局終戦に間に合わなかった。
  • 一一型の派生型としては、堀越二郎技師の著書である『零戦』において『烈風性能向上型』(A7M3)として紹介されている機体がある。
    • これはA7M2の高性能さに目をつけた海軍が、エンジンを高高度性能が良い「ハ四三」-五一型に換装した、烈風改(A7M3-J)とは異なるもう1つの局地戦闘機バージョンである。

装備名称が「烈風改」だった時の小ネタ

装備名称が「烈風改」だった時の小ネタ

  • 『烈風改』というのは『紫電改二』同様あくまで俗称であるが、こう呼ばれた機体はいくつか存在する。
    • 『誉』からハ43に換装したA7M2(仮称烈風一一型)。戦後一般的に烈風とされる機体だが、当時は『流星改』に準じてこう呼ばれることもあった。
    • 発動機を排気タービン過給器装備のハ43-11型に換装、武装を翼内30mm機銃×4、胴体斜め銃30mm機銃×2*2に強化したした高高度局地戦闘機(というかB-29迎撃専用機)A7M3-J。
    • ハ43の過給器を三速式に変え、翼内機銃を2丁増設、燃料タンクを自動防漏式とし、さらに操縦者後方に防弾ガラスを追加した性能向上型A7M3。
    • このうち「艦これ」に登場するのは二番目のものと思われる。
      • A7M3-Jはしかしまったくのペーパープランのみで終わり、実機が製作されることはなかった。
        排気タービン装備と武装強化で大幅な設計改造が必要になり、また満足な性能が得られないと考えられたためである。
    • ちなみに、どれを選んだとしても空母運用艤装をもっていないため、艦上機として運用できない
      • 前者の場合、試作時なので着艦フックは未装備。ただしA7M2試作3号機までは艦載用の主翼折り畳み機構を持っていたが、戦局の変化により空母運用が非現実的となり、主翼を結合し陸上機として運用することになった。
  • 図鑑にもある通り、2013年3月に堀越二郎氏の親戚宅で設計図が発見されている。


  • 主翼にある「空技廠」は海軍航空技術廠の略で『彗星』『銀河』などを開発した海軍の部署。
    帝国海軍の航空技術に関する研究開発と試作機の試験を行っていた機関の一つ。
    実際には横須賀、広島、長崎の3ヵ所があったが、単に「空技廠」と呼ぶ場合は通常横須賀空技廠を指す。「横空」とも。
    研究開発を専門としていたため、高性能だが生産性を無視したピーキーな設計にすることが多く製造を担当したメーカーの負担になったという(空技廠自体は量産能力は持たない)*3
    • 当時の責任者である和田中将の強烈な個性と相まって、海軍の航空技術と航空行政の行く末に対して多大な影響を与えた。
    • なお陸軍における該当する部署は「陸軍航空工廠」だが、こちらは小規模ながら量産能力を持つ反面、実用機の開発はほとんど行っていなかった(皆無ではない)。
  • 尾翼に描かれている352-20は横須賀空技廠のコードレターで、実際には局地戦闘機『雷電』の番号。
    • 大村基地の第352航空隊所属、有名な二本電光マークの機体である。

この装備についてのコメント

  • やらかした。戦闘機隊戦力の拡充の選択報酬でコレを陸戦か何かと勘違いして弾いちまった。Vita版とごっちゃになってるわ -- 2021-01-21 (木) 17:29:21
    • Oh...烈風改って名称だった時代より分かりにくくなってしまってるよね。またいつか入手機会が来ると良いね。今はより上位の機体もあるしあまり気にせず頑張れ -- 2021-01-21 (木) 18:05:30
  • 胴体下に50番か翼下に25番を懸架できるのかな? -- 2021-05-02 (日) 16:06:45
  • な、なくしてしもた・・・廃棄しちゃったのかな・・・(>_<) -- 2021-06-06 (日) 19:05:06
    • 図鑑で保有数を確認できるので、そこが減っていなければ安心していい。基地か誰かが装備中で、どこかに紛れている -- 2021-06-06 (日) 19:25:01
      • 基地に忘れてました。。。お騒がせしました -- 2021-06-06 (日) 20:18:14
      • 見つかったようで何より -- 2021-09-05 (日) 04:33:40
  • イベント中に「この先戦闘ないやろ」(出撃ボタンぽちっとな)→これと友永☆max積んだグラーフ轟沈……終わった…… -- 2021-08-24 (火) 08:02:11
    • 私も岩本隊と村田隊沈めてるけど甲取れてるから大丈夫よ -- 2021-08-24 (火) 08:22:28
    • イベント装備の艦戦艦攻あわせて4つロストしました(真顔)多少きつくはなるがどうにもならないほどじゃないから(震え声) -- 2021-09-03 (金) 02:33:03
    • 上位艦戦大分増えて来たし大丈夫よ -- 2021-09-05 (日) 04:32:25
  • 強欲かもしれないがこいつの3機目が欲しい -- 2021-09-05 (日) 04:33:14
  • 飛燕を選択した昔の自分を思いっきりブン殴ってやりたい… -- 2021-09-20 (月) 12:04:03
  • いつこれ貰ったか忘れてたど2014とかそんな昔のイベントだったのね -- 2021-10-06 (水) 19:22:07
    • 長らく艦戦のNo.2だったからなじみ深い。今だとNo.7になってしまったが -- 2021-12-05 (日) 12:56:00
  • 試製烈風 後期型から改修出来る様になればいいのに(必要ネジ凄そうだが) -- 2021-12-17 (金) 05:52:07
    • 試製烈風★10にできたらそれだけで対空12かも! -- 2021-12-17 (金) 18:18:31
  • どうやら俺は任務でスピット選んでいたらしい。何やってんだ・・・ -- 2022-01-04 (火) 09:31:22
    • 防空力が足りなかったなら、当然なのでは? -- 2022-01-04 (火) 09:35:04
      • 横だけど同じく復帰したての頃そういう理由でスピットもらってた奴もいる -- 2022-01-13 (木) 04:08:17
      • もらった時点ではスピット開発できなかったんでしょ?仕方ない。 -- 2022-01-13 (木) 07:09:48
    • 防空足りなくてスピット選んだすぐ後に開発落ちしてしばらく艦これ開けなかった思い出 -- 2022-03-18 (金) 18:28:09
    • 亀で申し訳ない。俺なんて何年も経ってから復帰した結果コレを取らず飛燕×2なんぞを選んでたようだ…。烈風改が二個ない?轟沈や誤廃棄もしてないのに…とか思って任務一覧と過去のイベント報酬を今の所持戦闘機と照らし合わせた今気付いたよ。そういや「烈風?30個以上ある(そっちは試製烈風に名前変わってた方…)し要らん、飛燕一個しかないから貰うか」とか適当に考えて選んでたのをようやく思い出す。泣きたい…。14年の頃、散々轟沈させて無くしたという奴らを馬鹿じゃねーの…とか呆れて見てたのが懐かしい、今じゃこっちが阿呆だわ…。艦戦12なんていくら強い艦戦が来てもいくつあっても別に困らないというに。 -- 2023-05-03 (水) 17:04:17
      • うちも図鑑を眺めてたらこれの入手履歴がなかった。同様に飛燕かスピットファイア選んだみたいだ…。なにしてんの過去の自分。同じ思考で選んだんだと思う。図鑑を見るのが少し辛くなった。 -- 2023-11-17 (金) 06:27:44
  • 最強クラスの艦戦なのに存在すっかり忘れてた。ステ上昇のある烈風六○一や海外機をよく使うし、さらに上位の烈風改二や零戦岩本持ってるから -- 2022-01-09 (日) 01:02:31
  • これに熟練とか名のある隊を乗せたい -- 2022-12-05 (月) 01:28:36
  • ここの書き込み者さんのおかげで2機目のこやつを基地に居るの見つけられましたありがとう😂 -- 2023-01-05 (木) 06:28:06
  • これ確か1年以上前に轟沈と同時に失ったんだよなぁ...あああぁぁ... -- 2023-05-12 (金) 09:53:39
  • さすがに11周年記念任務群で、これとか士魂隊とか、開発や定期任務で入手できない「11」に縁のある装備とか報酬で入手できるようにならないかな? -- 2024-04-22 (月) 12:47:50
    • こいつはいい加減改修したい 実装しないかね -- 2024-04-22 (月) 20:53:00
      • 震電やら陣風やらをばらまいて制空値の水準もかなり上がった今、こいつの改修が実装されても、制空値の大勢に影響はないだろうし、震電を取り逃した復帰勢とかの救済にもなりそうだしねえ。でも601空に実装されてからだ。 -- 2024-04-22 (月) 21:11:31
      • これと烈風(六◯一空)、あと試製烈風後期型に改修が同時に実装されたら… -- 2024-04-22 (月) 21:40:52
      • 艦戦の枠で震電改を超える物を出す気があるのかどうかだよね。心理的な震電の壁は大きそう。 -- 2024-04-22 (月) 22:56:37
  • 烈風ゥゥーーーーーーー型! -- 2024-04-22 (月) 22:24:49

*1 末期の混乱もあり、はっきりとは分からないが、昭和20年6月にA7M2は局地戦闘機として採用されたと伝えられる。しかし、A7M2試作三号機までは主翼に折り畳み機構をなど艦上戦闘機として開発されたA7M1五号機以前の機体と同じ機構を持っていた。ちなみに、折り畳み翼の場合、急降下時に振動が大きいので、空中分解を警戒して急降下制限速度は648km/hに制限されていた。これは零戦五二型初期とほぼ同じ速度である。A7M1試作五号機とA7M2試作3号機以降は主翼を結合させて急降下制限速度は750km/hになっている。ちなみに結合した主翼でも外翼部は取り外すことができた。
*2 過加重装備。正規では胴体の斜め銃2丁は積まない。
*3 『彗星』など、量産に当たっては担当の愛知飛行機で400箇所以上の設計変更が実施されたという