ディズニー作品「シンデレラ」のキャラクター。
出身はキャッスル・オブ・ドリーム。
「夢を信じる者」の前に現れる妖精。
- 妖精と言っても従来のイメージのような可愛らしい子供のような姿ではなく、初老近くの大人の女性の姿をしている。
呪文はお馴染み「ビビディ・バビディ・ブー」。
CVは京田尚子。ディズニーで老女が出てきたら高確率でこの方。
- シンデレラ、眠れる森の美女、わんわん物語、オリビアちゃんの大冒険、ポカホンタス、ヘラクレス、ムーラン、ラマになった王様などなど、出演作品はかなり多い。
FM版及び北米版における声優は故・ルシー・テイラー(BbS)→バーバラ・ディリクソン(KHIIIRM~)。
- 実写映画版ではヘレナ・ボナム=カーターが演者を務めており、原作とはうって変わってエキセントリックな雰囲気となっている。
- 余談ながら、OVA作品「シンデレラIII 戻された時計の針」では彼女の杖を手に入れたトレメイン夫人が魔法を悪用して時間を巻き戻してしまっているため、本来の持ち主である彼女もまたマーリンやイェン・シッド同様に時間移動かそれに近い現象を起こせる可能性がある。
グリム版の「灰かぶり」には彼女に当たる登場人物はおらず、代わりにハシバミの木にとまる鳩(亡き母親の化身)がシンデレラにドレスと靴(ガラスの靴ではなく金の靴)を貸してくれる。
ペロー版「サンドリヨン」には登場。
- 彼女がシンデレラの「名付け親」(単純に名前を決めるだけではなく、後見人を務める立場となる)であったがためにシンデレラの手助けをした、となっている話もある。
- ちなみにこの「名付け親」のことを英語では「ゴッドマザー」と言う。
KH
ミニチュアのかぼちゃの馬車の姿をしてトラヴァースタウンのマーリンの家に居候していた。
- 話しかけると元の姿に戻る。
世界が闇に飲まれた時にはぐれてしまったシンデレラの身を案じていた。
召喚石に詳しく、ソラ達に召喚キャラクターについての事も教えてくれる。旅の途中で手に入れた召喚石を彼女に見せると、ソラがその召喚魔法を使えるようにしてくれる。
全ての召喚魔法が使えるようになった後に話しかけると、ドナルド専用の武器であるロードフォーチュンをもらえる。
BbS
まだ世界が消えてしまう前の話。テラ編とアクア編に登場し、ヴェントゥス編には登場しない。
先のテラ編では、テラがシンデレラをアンヴァースから助けた後、彼らの前に現れる。
シンデレラに舞踏会に行くための素敵なドレスと、ガラスの靴を与えた。
- ドレスは魔法によるものであり、12時の鐘と共に消えてしまう。だがガラスの靴は魔法でも消えない彼女からのプレゼント。
シンデレラをカボチャの馬車を与えて城まで送らせた。
テラに夢を信じ続けることも大変な努力だと言う事を教える。
アクア編にてトレメイン夫人の闇を消し去ろうとしているアクアの前に現れる。
彼女に光の力で闇を消してしまう事は危険だという事を教え、ねずみのジャックに協力するように頼む。
魔法で彼女の身体を小さくしてジャックの元へ向かわせた。
エンディング後、踊っている王子とシンデレラをジャックと共に温かく見守っていた。
コマンドボードのステージ「ロイヤルボード」では、スペシャルパネルの演出として登場する。
効果名は「ビビディ・バビディ・ブー!」。イベント後にサイコロを振り、出た目の数に応じたBPを貰える。
χ
キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
カードに合成することで、合成元のカードの数値(アタックカードなら攻撃力・防御力、アシストカードならHP・獲得LUX%)に一週間だけ倍率(いわゆるブースト)を掛けることができる。
アシストカードに分類されるが、デッキには組み込めず単独で使うこともできない特殊な効果を持つカードである。
4種類あり、レアリティによってブースト倍率が異なる。
R+は×1.5、SRは×2、SR+は×3、ハイピュリティ化SR+は×4のブーストがかかる。主にミッション報酬で手に入る他、ショップで販売もされていた。
Uχ
キャッスル・オブ・ドリーム編に登場。ほぼ原作通りの出番であり、プレイヤーとの直接の会話はない。
メダルのレアリティを☆3から☆4に上げる進化用メダルとしても出演。進化専用のため、属性はない。
KHIII
登場に備えてポリゴンモデルは作成されていたのだが、シナリオ上で出番を用意することができず結局未登場となってしまった。
- ディレクターはスタッフに怒られたらしい。そりゃそうだ。
- ただし以降のKHIIIRMやMoMで彼女は重要な役割を担うことになる。
KHIIIRM
上記のとおり本編での登場は叶わなかったが、DLC「Re Mind」のリミットカットエピソードの終盤に登場。
ソラ捜索の難航を見かねたイェン・シッドとマーリンの計らいでレイディアントガーデンにいたリクのもとへ派遣されてくる。
彼女との会話の中で、過去にソラの夢にダイブした経験のあるリクの夢を通じてソラの足取りを掴める可能性があることが明らかになった。
最後に「それと、あと2人」というフェアリー・ゴッドマザーのセリフ、続けてカイリと終わりの世界が画面に映って本エピソードは締めくくりとなる。
- 確かに「夢」も「Dream」も「目指したいゴール」と「眠っている間に見るもの」のどちらも意味するが、彼女が出てきたことが予想外だったプレイヤーもいるだろう。
- ちなみに彼女はマーリンとイェン・シッド2人ともに、「マーリン様」「イェン・シッド様」と様付けしている。
MoM
記憶の調査を終えたカイリのところへリクと共に現れ、残るもう1つのソラの手がかりというNAMELESS STARに会いに、カイリとリクを連れて終わりの世界を訪れる。地味にこのばあさん中々優秀なのでは…。
裏側の世界の住人であるNAMELESS STARの協力をとりつけ、彼女をポータルとして裏側の世界でソラがいると思われるクァッドラトゥムへリクが向かうのをカイリと見届けた。
- 彼女の境遇について詳しく知っているようだが、これも夢を信じる者の前に現れる妖精であるが故であろうか?
- ちなみに彼女の得意とする、人や物の姿を変える魔法はNAMELESS STARのように物理的実体を持たない対象には使えないらしい。確かに無いものを変化させることはできないというのは道理ではある。