キーワード/【マスター承認試験】

Last-modified: 2023-12-02 (土) 18:50:50

概要

キーブレードの使い手を新たなキーブレードマスターとして承認する際、真に光の守護者として相応しいかどうかを見極める試験。
キーブレード使いとしての技量はもちろんのこと、世界の秩序を守る「キーブレードの勇者」たる心構えも試験の対象となるため、これに合格するには闇に負けない強い心を持たなければならない。


BbSと3Dで2回の試験が行われるが、それらの内容・難易度等が明らかに違う。3Dの試験内容を決定したイェン・シッド本人も「本来の承認試験とは全く異なる」「試験と言うには厳しく危険ではある」と認めている。
これはBbS組はマスターの下で基礎修行を積み重ねて適切な時期に試験を受けたのに対し、ソラリクはそれまでキーブレードを我流で使っていたため正しい方法を学ぶ必要があり、また、これから起こりうるマスター・ゼアノートの脅威に対抗するために新たな力を手に入れるという側面が大きく、試験と言うより修行に近いからであろう。
本来ならば試験の内容や難易度はBbS程度のものであると考えられ、BbSの試験は「マスター承認の前の最終確認」であるため、受験資格を得ること自体が難関だと思われる。

  • KHIIの(人間離れした)ソラなどを見る限り、どう考えても我流でキーブレードを振り回したままの方が強いと思うプレイヤーもいるだろうが、あまり野暮なことは言ってはいけない。
    • 実際ソラもそのように認識していた(試験に参加したのはリクの付き添い受験に近い形だった)。
      • ソラたちにとっては複数人がかりでも強敵であるハデス助っ人を連れているにもかかわらず、アクアが彼らを単身で撃破している点は、やはり正規の修業をした者の方が強いことを表しているようにも見える。
  • 上記のように、プレイヤーにとっては簡単なBbSの試験だった。が、実は超難関試験であり、ソラやリクでは苦戦した。という可能性も有りはする。
    • KHIIIRMで「試験の定型はない」と判明した。マスター相応の実力と心得があると判断できればどのような形でも構わないのだろう。
      BbSの例を考えるに、師がその実力を認めていれば試験を行わずに承認することもできるようだ。

マスター・ゼアノートの修行時代は、複数の世界が存在することを知るキーブレード使いの秩序として、承認試験前に見聞を広げるために外の世界を旅する決まりが存在していた。残念ながらこの時の承認試験そのものの内容の描写はない。

BbS

物語の冒頭、テラとアクアが受け、アクアのみ合格する。

  • 試験前のエラクゥスの発言により、彼らが把握している範囲では、二人は久しぶりのマスター候補であることが分かる。

一つ目の試験は試験官であるマスター・エラクゥスが用意したエネミーと二人が対戦を行う予定だったが、同席者による介入でエネミーが暴走してしまう。しかし、エラクゥスは不測の事態が起こっても平静でいられるかを試すため、試験を続行した。この試験で見極められる力は戦闘能力だと思われる。
次の試験内容は二人の候補者同士の模擬戦であり、能力が拮抗する相手と相対した時に浮き彫りになる心を見極める試験。この試験でテラがアクアに圧されかけた際、思わず闇の力を発してしまう。

  • ヴェントゥスはまだ試験を受けるだけの実力が無いとされていたが、彼に試験を受けさせられない事情は主に別のところにある。このエネミーを問題無く対処していたことから、試験を受けられる実力自体は既に備わっていることが窺える。
  • 難易度次第ではテラ・アクア・ヴェンのうちプレイヤーが操作するキャラクター以外は光の玉にあっさり倒される。

本来ならエラクゥスは二人とも合格にするつもりだったが、模擬戦で現れてしまったテラの心の闇を目の当たりにし、不合格としてしまった。

  • そもそもBbSで行われた試験そのものが、エラクゥスが受け取ったゼアノートからの手紙にあった発案によるものである。

3D

3Dのストーリー自体が2人の壮大なマスター承認試験となっている。
イェン・シッドがソラとリクに課し、最終的にリクのみが合格する。

  • ただし、ソラもマスターに相応するとは認められている。
    今回リクのみが合格となったのは、ソラが終盤深い眠りに堕ちてしまったところを、リクが見事に目覚めさせたためとされている。
    • 実際は今回の件で持っていた力の大半を失っていた(自覚症状あり)ことをKH0.2でイェン・シッドから明かされている。

試験内容は、「眠りに閉ざされた世界」にある7つの「眠りの鍵穴」を解放し、帰ってくること。
また、試験を受ける上でこれまでのキーブレードの使い方を忘れ、一から修得し直すという条件が課されている。
 
今回選ばれた試験内容は、眠りに閉ざされた世界の解放と共に、codedで明かされた「悲しみの中で眠る者」を復活させるため、7つの眠りの鍵穴を開くことで会得する「眠りし心を解放する力」を目的としている。


この試験により2人は新たな力を得るも、ソラはゼアノートの器にされかけた影響で、力の大半を引き出せなくなっている。これがKHIIIのレベルリセットの理由であるが、一方でポータルの召喚やフリーフローは使用可能なままな上、キーブレード変形などを使えるようになっている。
レベルはリセットされても「キーブレードの使い方」自体は覚えた、ということなのかもしれない。

  • KHIIどころかその修行の最中である3D時より能力が多様化しているが、きっとツッコんではいけないのだろう。